pencilさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5

限られた空間、限られた登場人物、限られた音。
全てギリギリまで削ぎ落とした環境下でやる事で、主演2人の極限まで追い詰められた正気と狂気の狭間の最高のパフォーマンスに焦点を絞った作品。
内容や、演出につ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.7

午前十時の映画祭で鑑賞。
公開当時の1984年から45年後の2029年からターミネーターがやってくる。
2001年宇宙の旅やバック・トゥー・ザ・フューチャーもそうだけど、数十年後にやって来る21世紀に
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.7

観終わった今、この作品をどう捉えていいかわからない。感動もしていないし、共感もしていない、心を動かされたと書くのも陳腐だし、後味が悪いと簡単に片付けてしまうのも違う気がする。
自分が女だからか?私の前
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

ストーリー展開が予想する方向とはどんどん違う方向に進んでいって、いい意味で裏切られ続けて一気にラストまで行った感じ。
ラスト手前でちょっと油断させといて、あの結末って最後の最後まで気が抜けないわー。
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で鑑賞。
以前BSか何かで観た記憶があったけど、緊張感なく途中で寝落ちしてしまったので、改めて仕切り直し。

あのあまりにも有名な映画のスチール写真(隙間から覗いてるやつ)が全てを物語
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.6

あまりに有名なタイトルと、有名なオープニング。そしてキューブリック。

2001年が過去となってしまった今日。でも当時の人がこれからやってくる21世紀に並々ならぬ期待や憧れを抱いてドキドキしていた興奮
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.0

午前10時の映画祭で鑑賞。
25年も前の作品とは思えない映像美と、音楽。
当時も映画館で観てバズ・ラーマンの世界に引き込まれたけど、今日もその時と同じ感覚を味わった。
シェイクスピアの古典を現代に置き
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.0

恥ずかしながら、アレサ・フランクリンがどれ程すごいシンガーだったのか知らなかった。
でもいつもはあまり混むことのない映画館のロビーが、年齢層ちょっと高めの、普段映画館にはあまり足を運ばないであろう方々
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.0

ずっと映画館で観たかった作品。

鑑賞中、自身の中に何度も湧き上がる違和感や疑問が、当時のアメリカが今のような社会じゃなかったことに気づき衝撃を受ける。
そしていきなり訪れるラストを、短いエンドロール
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ボン・ジョヴィ フロム・アンコール・ナイツ(2021年製作の映画)

4.2

カッコいいって普遍なんだなって思った。
あんなパワフルにステージに立つ姿をいつまでも観ていたい。
また次、来日してくれたら絶対に行く!

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

午前10時の映画祭で鑑賞。 

ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントが眩しい。

スマホがあればもっとすんなりハッピーエンドだと思うけど、スマホなんかなかった時代も良かったなって思わされる作品。 

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.7

男子高校生のあるある感がよかった。
こういうたわいも無いことで盛り上がれる年代にできた友達って、大人になると段々疎遠になってどこかよそよそしくなってしまうけど、会うと今までのご無沙汰感はどこかへ吹き飛
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.5

デヴィッド・バーンはじめ、全ての演者が楽器、コーラス、ダンスと一人二役も三役もこなしてて、しかもそのレベルの高さがすごくて、ずっと魅了されっぱなしだった。

デヴィッド・バーンがナビゲーター役となって
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街の上で(2019年製作の映画)

4.1

自分にもどこか似たエピソードがあるような、友達から聞いた話にも似ているような。でもやっぱりそんな話はそうそうないかも。
近くて遠いし、遠くて近い。
そんな普通だけど尊い瞬間を紡いだ、何度でも振り返りた
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

生まれた場所、育ってきた境遇、全く違う2人だけど、区別なくそれぞれに最高な日も、泣きたい日も訪れる。
自分の階層に疑問や戸惑いを感じながらも、自分にとっての幸せを見つけようとする姿が眩しい。いかにも"
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.8

ハリウッドの裏事情や、社会的背景について予備知識不足もあったが、当時を再現すべく細部にまで徹底的にこだわって作っているため、スクリーンから当時の空気感が伝わってきて、それを気にさせないくらい入り込むこ>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2015「フランケンシュタイン」(2011年製作の映画)

4.0

ミラー怪物編 → カンバーバッチ怪物編
2作品鑑賞。

役者が役をスイッチして演じることで、作品に対する理解がより深まっている感じがする。
演者としては、比較されるからやりにくいのかなと思いきや、
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

ここではないどこかを探してバンで旅を続ける。
それまでは夫が愛した土地を離れることなんて考えもしなかった主人公が、夫の死をきっかけに全てを捨て、仕事を求めて転々と移動するノマドになる。ホームレスじゃな
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ナショナル・シアター・ライヴ 2014「コリオレイナス」(2014年製作の映画)

4.3

元倉庫の薄暗いさびれた感じを生かし、徹底的に舞台上の色を少なくしたからか、所々に出てくる赤(血、花びら、紙切れ、舞台に引かれた赤いライン等)がとても印象的に目に焼きついた。
セットも大掛かりなものは一
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.8

「愛がなんだ」を観た時に、こういう成田凌を観たかったんだよなと思ったけど、今回の作品も同じことを思った。
どこか不完全なところがあるけど、その欠けているところが逆に愛おしい、人と比べて変わってるけど、
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ナショナル・シアター・ライヴ 2019 リア王(2018年製作の映画)

4.0

シェイクスピア作品は予備知識がないと辛いかもと思い文庫で予習して望んだ。
文庫だと200ページ弱と決して厚い本ではないのだけれど、舞台では休憩やインタビューを入れて約4時間!
膨大なセリフだけでもすご
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

こういう映画を観終わってからいつも思うこと…実話をベースにした作品は、その時代背景を簡単に頭に入れておいた方がいい 
それなのに、またしても怠ってしまった…
あらすじは大まかに理解できるけど、少しでも
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ナショナル・シアター・ライヴ 2018 「フォリーズ」(2017年製作の映画)

4.1

音楽も衣裳も演出も舞台美術も、ぜーんぶ豪華!!
でもそれに負けてない、俳優陣の歌唱力とキレッキレのダンスに最初から最後まで圧倒された3時間弱。
映像でこの迫力なんだから、リアル舞台を観たらどんななんだ
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.0

全編を通して2人の静かな日常の物語りは淡々と進むが、セリフになっていないお互いの思いが観る側にちゃんと伝わってくる。
単調な日々の中でも訪れる心のゆらぎ、反発し合うところと、思いやる気持ちが交互に押し
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ナショナル・シアター・ライヴ 2016「戦火の馬」(2014年製作の映画)

5.0

言葉にならない。
パペット使いから繰り出される耳や目、四肢、たてがみ、尾毛の動き、いななき、息遣い、蹄の音。
動作一つ一つ、全てに意味があるように思えてくる。
これをいつか本物の舞台で観たいという目標
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ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.8

軽い気持ちで乗せたヒッチハイカーによって、雪だるま式に事件が大きくなり、主人公が翻弄されていく話。
多少無理やり感あって、ツッコミどころはあるものの、そこでいちいち考えてる余裕もない程、息つく暇もなく
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.9

第三者の視点から、ふたりの男女が出逢うまでの様子を丁寧に描いた作品。
生活圏が同じで何度も何度もすれ違っているのに、きっかけがなければ互いの存在を意識することもない。
これを観ていると、今自分の周りに
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

最初から最後まで、二人の間にピンと張られた緊張感と映像の美しさが印象的な作品。
横顔や後ろ姿を効果的に使っているからか、セリフは少ないけれど、言葉にする以上に心情が伝わってくる。これも二人の演技の素晴
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

昨年見逃したまま、どうしても映画館で観たいと思っていた作品。幸運にも映画館で短期上映される機会があり鑑賞。
戦争映画なので、もちろん心揺さぶられるシーンはたくさんあったけれど、何をおいても映像の臨場感
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.8

空港でのあのどこか作り物のような監視カメラの映像をニュースで観てから、もうすぐ4年経つのかと驚く。
実際に犯行に及んだ2人の生い立ちや、事件に関わるまでの経緯がわかりやすく描かれている。
知れば知るほ
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.2

グザヴィエ・ドランの作品って観ていて心がヒリヒリする作品が多い気がして、でもそれが好きなんだけど、この作品は観ていてとても温かい気持ちになった。
傷つけあうシーンも多いけど、二人の周りには理解し見守る
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リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(2019年製作の映画)

3.9

オアシス時代、マイクスタンドの前で頭にタンバリン乗せて、ドヤ顔決めるリアムをライブの度に観てきた。
オアシスが解散して、プライベートでも色んな事があった。年齢も重ねて20代の時のように無茶できなくなっ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.1

スケートシーンがほんっとに気持ちいい!
映像でこれだけ気持ちいいんだから、滑ってる本人達はきっとこの何倍も気持ちよくて、違う世界を見てるに違いない。

自分達を取り巻く様々な負の感情に押し潰されそうに
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.6

ソフィア・コッポラ×ビル・マーレイそれだけで心踊る。
今回もビル・マーレーにあて込んだとしか思えない、彼ありきの役だし、彼ありきの作品。主役だけど、あまり出しゃばらない位の存在感がたまらない。
ビル・
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

とにかく、とにかく、こじらせ女子2人がおもしろくて可愛すぎ!
久々に映画館で声だして笑ってしまった。

始まってすぐのシーンで、朝エイミーがモリーを車で迎えに来た時の「学校行く?」「行かない?」のやり
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

1回目 4DX、2回目 IMAXで鑑賞。
初4DXだったので、4DX自体にわーとか、へーとか感心してしまって、ただでさえ巷の噂で1回観ただけじゃわからないと言ってるのに、注意散漫で見落とし多数。

2
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