正直内容はよく分からんかったが、一つ一つのロングカットはとても好きだった。
夜道を歩き続けるヒップホップ味を感じるカットや、クジラのトラックが町に到着する不気味なカット。おじさんの顔をチラチラ気にし>>続きを読む
アメリカで起きた、警察による黒人暴行死事件を扱ったノンフィクション。
脚色はある程度ありそうだとしても、現実にこんなことが起きたのかと思うと、終始苦しく感じる映画だった。
なぜこのようなことが起きる>>続きを読む
車とセックスして妊娠した女性シリアルキラーが、10年間行方不明の息子のフリをして、ステロイド中毒の消防士のおっさんと共同生活をするR15映画。
何これ。全く分からん。俺の感性が乏しいのか。勉強が足り>>続きを読む
狂気的な映画かと思いきや、ストーリーはかなり堅実。
「理性的」な抑圧に抵抗する情動的なカオスを、「子供の脳を大人に移植する」という猟奇的な設定で表現するのは斬新。
色使いも面白いなあ。子供の頃は世界が>>続きを読む
日本のしがない一労働者としては、"PERFECT DAYS"と同じくらいフィクショナルに感じてしまうが、同じくらい憧れを感じる労働者映画だった。
"PERFECT DAYS"が「閉じた"静"の世界」>>続きを読む
Peaky Blindersもそうだったが、歩いてる姿がかっこいい作品は、もうそれだけで虜になる。
黒デニムでスーツを誤魔化したり、火薬が爆発するタイミングのミスで、誰が誰を撃ったのか辻褄が合わなくな>>続きを読む
ゴジラシーンの迫力はすごい。シン・ゴジラを余裕で超えてきた。電車ごと食われるシーンなんかはハリウッド顔負けという感じで違和感もなく、日本の映画がここまで来たかって感動した。
ストーリーは、まあ、うんっ>>続きを読む
この間ハローワークに行く機会があり、この映画を思い出した。
日本における手続きも、マイナンバーカードがあればオンラインで簡単にできるそうだが、まだ若者を自負している自分にとってもイマイチよく分からない>>続きを読む
とても良い映画。
様々な生き方の人々が重なり合う刹那を木漏れ日で描くのは、シンプルに素敵だなと思った。
役所広司にはずっと心を掴まれたが、ラストのワンカットは圧巻。1-2分で人生の起伏を表現しきる表情>>続きを読む
題材が気になっていたのと、オウム真理教を扱ったドキュメンタリー映画「A」の監督ということで観たのだが、正直全然良くなかった。
完全に私の持論なのだが、実際にあった出来事を扱っていることを明示して描く>>続きを読む
あまりドキュメンタリーは観たことないが、これはすごい。ホームビデオから始まった撮影が、そのまま12年間のドキュメンタリーとなった作品。
閉塞感やトラウマを抱えた個人のストーリーと、貧困や暴力の連鎖とい>>続きを読む
やっぱり良いなあ。本当に良い。
映画館で見るグレゴリーペックは死ぬほどセクシーだった。
初タランティーノ。鑑賞後の満足感がとてつもない。
勝手にタランティーノはゴリゴリアクション系映画の人だと思って敬遠していたのだが、最高キャラクター&最高会話劇作品の人でした。
登場人物全員が、あまり>>続きを読む
小学生のときむちゃむちゃ好きだった映画。
印象的なシーンが多い。フィラデルフィア美術館の階段走るシーンとか、肉殴るシーンとか、記者からの質問無視しまくってエイドリアンに叫ぶシーンとか。
マスキュリニテ>>続きを読む
シモーヌ・ヴェーユはすごい人なのだろうが、この映画に関しては可もなく不可もない、ハリウッド伝記映画のような印象を受けた。
出来事がぶつ切りで並べられているので、前提知識がないと繋がりが見えづらい。シモ>>続きを読む
社会って何のためにあんねん、まじで、って感じ。
1人の視点からリアルを描こうとする監督の迫力を感じる映画。こういう生き方をしている人は、自分も含めた「普通」の人生を歩んでいると思っている人からは見えな>>続きを読む
えげつない物語。すごい映画だけど二度は見たくない。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、他は「メッセージ」しか見たことないけど、SFの人かと思ってたらこういうのもいけるんすね。
100年前の映画が観れるというだけですごい。昔の人やカルチャーを目と耳で感じられることに感動した。
一方で、映画技術や演技力なんかはこの100年でめちゃくちゃ進化してきたんだなとも感じた。演劇を映像化>>続きを読む
ある出来事について、関係した人それぞれが独立して語っていくことで先入観や嘘が混ざり、徐々に真実がぼやけたり、逆に明らかになっていく。いわゆる「羅生門」式の構造のオリジナルとなった作品。
先日観た「怪物>>続きを読む
日夜にちょうどいい低予算ほっこりSF映画。
普段演劇をやっているヨーロッパ企画による作品なので、劇を見ているような感じで緩急がはっきりしてて見てて楽しい。「ドロステのはてで僕ら」も見てみようと思った。>>続きを読む
ザ・東欧映画って感じで、重長い。
何事もやりすぎは良くない、中道がええですね。
再鑑賞。90年代くらいまでこういうテイストの映画がちょこちょこあった気がするが、最近もあるのかしら。時代背景とかイギリスのカルチャーを、タイムリーに味わいながら観たら、また違う印象になるのだろうなと思>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
羅生門式?で複数の視点から徐々に事実が明らかになっていく構成はやっぱり面白いし、社会への風刺もたくさんあるし、諏訪のロケーションは素敵だし、子役や田中裕子、瑛太の演技はめちゃくちゃすごいし、劇中でちょ>>続きを読む
本当にドキュメンタリーなのか疑って調べてしまったほど、出てくる人の自然さや、映像の綺麗さ、ストーリーがよくできた作品だった。
自然との共生的な文脈よりは、孤独に暮らしいていく未来が見えていることの方が>>続きを読む
正直あまりよく分からなかった。
マハーシャラアリが、ドゥーラグ巻くだけでグリーンブックの時と全く違う人物になっててすごいなと思った。
今後ふとした瞬間に思い出すことになるだろう、心に染み付いて離れない映画だった。
あくまで今の「私」から見た物語ではあるものの、過去の「私」と父親、そして今の「私」の3つの視点から物事を見ることができ>>続きを読む
ゲットアウトの斬新な設定と社会風刺と超不気味な雰囲気で大好きになったジョーダン・ピール監督の最新作ということで鑑賞したが、想定外にB級エンタメという感じだった。
過去の黒人の扱いも含めて「見世物にされ>>続きを読む
お金についてはうーん、、って感じだけど、そこも含めてリアリティなのかな。単なる感動ポルノではない静謐な雰囲気が良かった。
実際に盲ろう者が演じていると知って驚いた。
自分も親切な人になれるように頑張ろ>>続きを読む