冒頭の犯罪シーンがキレキレなので「これは傑作なのでは」と思ったが、その後は割と普通。
というのも裁判シーンが長いのでちと冗長だし、メッセージが全面に押し出されていて説教臭い感じがいまひとつだった。>>続きを読む
ネオレアリズモ+ノワール。
思わず引き返してしまうポール・ムニに涙。
ラスト、ビー玉の情報を聞いたときの少年の表情がまたなんとも素晴らしい。
冒頭の母親の平手打ちが素晴らしい。
からの犯罪シーンの起承転結もめっちゃ速い。
というか全編速い。
ラストの銃撃戦からの顛末もクールだった。
色んな感情が入り乱れる傑作だった。
ラストショット、めちゃくちゃかっこいい。
ジョン・ガーフィールドとビアトリス・ピアソンのやり取りがいちいちよい。
特にマンションのエレベーター→ロビーの二人の動かし方の素晴らしさ。
ラストの銃撃戦のよさは言わずもがな。
レイモンド・マッセイがおいしい役。
上下を使った切り返しの反復(出会いとラスト)が印象的だった。
ただマックス・スタイナーの音楽がちとやり過ぎとは思った。
ちとウェルメイド過ぎるかもとか思うけれど、まあ好き。
様々なもの(食品、皿、酒、タバコ、看護師の元夫の服などなど)を捨てるor捨てないが映画の軸になっていたと思う。
木々・陽光・風が美しいということは分かる。とりわけ第1・2幕が印象的だった。
人間同士が語り合う第5幕が一番難解だった。
素晴らしい映画。
冒頭のジェーン・ワイマンとロック・ハドソンの出会いから「これは傑作だ」と感じさせる。
階段とか窓とかテレビとか、道具の使い方とにかく見事。
とても良い映画だった。
特に段差や扉を使った銃撃戦がよい(事前の準備をさらっと映しているところもうまい)。
ラストのビターな感じもなかなか。
非常によくできてると思うもののあまりノレず。なんだろう佐分利信がねっとりし過ぎてるのがアカンのかなあ笑
なかなか楽しめた。
崖から人がわらわらと飛び降りるアクションは、何となくペドロ・コスタっぽさを感じた。
ラストの美しさも印象的。
普通に面白い。
山本富士子と浪花千栄子の親子が最高。
特に山本富士子が溌溂としている。
子供たちをこんなに格好良く撮れるのかと惚れ惚れした。
子供たちの間で成立するいろんなルールの描写も素晴らしい。
めっちゃミニマルな映画だった。
印象的だったのは、夜に飯田蝶子と日守新一が言い合うところ。飯田蝶子が泣く→やり取りを聞いていた坪内美子が泣く→日守新一が泣く→赤ん坊の寝顔→夜泣きの御守りというショッ>>続きを読む
ベスト・オブ高峰秀子。
実家にいる時の擦れた感じも素晴らしい。
そして加東大介も最高。
このレビューはネタバレを含みます
演者が皆最高。
モールでのやり取り(スニーカーの放り投げ!)、保護者面談(からの雨の降らせ方、最高)、窃視しながらの電話、終盤の乱闘、ビンタ返し…、印象的なシーンが目白押しだった。
そして何と言っ>>続きを読む
『人生劇場 飛車角と吉良常』のときも思ったけれど、座敷で人が話をするところを撮るのめちゃ上手いと思う。
ラストの大立ち回りの凄まじさは言わずもがな。
このレビューはネタバレを含みます
たしかに泣きそうにはなったけれど「果たしてこれで泣いてよいのか?」という感も否めない(ジャンク市の「どんな芝居を見せようと、たかが人工物なんだ」ってちょっと自己言及的な感じもする)。
冒頭のプールは最高(BARBEE BOYS、とても格好いいのね)…だが、その後はあまりノレなかった。
心に残るシーンは数多くあるのだけれども。
めっちゃシブい。
町の人との関係性やリハビリの進み具合を丁寧に描いて100分台は素晴らしいと思う。
これは面白かった。要再見。
魅力的な切り返しが多い(特に最初にジェイソン・シュワルツマンとスカヨハが出会うシーンがよい)。
UFOが現れるところも好き。皆でぼけーっと夜空を見上げるさま、ランプの点灯>>続きを読む