nofmさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

3.5

なんか成瀬の『めし』みたいだった。
ラストショットがとても印象的。

暗黒への転落(1949年製作の映画)

3.5

冒頭の犯罪シーンがキレキレなので「これは傑作なのでは」と思ったが、その後は割と普通。
というのも裁判シーンが長いのでちと冗長だし、メッセージが全面に押し出されていて説教臭い感じがいまひとつだった。
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拳銃を売る男(1953年製作の映画)

4.4

ネオレアリズモ+ノワール。
思わず引き返してしまうポール・ムニに涙。

ラスト、ビー玉の情報を聞いたときの少年の表情がまたなんとも素晴らしい。

その男を逃すな(1951年製作の映画)

3.7

冒頭の母親の平手打ちが素晴らしい。
からの犯罪シーンの起承転結もめっちゃ速い。
というか全編速い。

ラストの銃撃戦からの顛末もクールだった。

群狼の街(1951年製作の映画)

2.5

メッセージに流れすぎるきらいがあってイマイチだった。

ボディ・アンド・ソウル(1947年製作の映画)

3.9

色んな感情が入り乱れる傑作だった。
ラストショット、めちゃくちゃかっこいい。

悪の力(1948年製作の映画)

3.8

ジョン・ガーフィールドとビアトリス・ピアソンのやり取りがいちいちよい。
特にマンションのエレベーター→ロビーの二人の動かし方の素晴らしさ。

ラストの銃撃戦のよさは言わずもがな。

摩天楼(1949年製作の映画)

3.7

レイモンド・マッセイがおいしい役。
上下を使った切り返しの反復(出会いとラスト)が印象的だった。

ただマックス・スタイナーの音楽がちとやり過ぎとは思った。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.7

ちとウェルメイド過ぎるかもとか思うけれど、まあ好き。
様々なもの(食品、皿、酒、タバコ、看護師の元夫の服などなど)を捨てるor捨てないが映画の軸になっていたと思う。

あの彼らの出会い(2006年製作の映画)

3.5

木々・陽光・風が美しいということは分かる。とりわけ第1・2幕が印象的だった。

人間同士が語り合う第5幕が一番難解だった。

天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

4.7

素晴らしい映画。

冒頭のジェーン・ワイマンとロック・ハドソンの出会いから「これは傑作だ」と感じさせる。

階段とか窓とかテレビとか、道具の使い方とにかく見事。

破局(1950年製作の映画)

3.8

とても良い映画だった。

特に段差や扉を使った銃撃戦がよい(事前の準備をさらっと映しているところもうまい)。

ラストのビターな感じもなかなか。

(2023年製作の映画)

3.2

全編に渡って段取り臭い感じがしてあまり好きになれなかった。

サボタージュ(1936年製作の映画)

4.4

映画撮るのうますぎる。
キスシーンの美しさだけでも見る価値あり。

猟銃(1961年製作の映画)

3.5

非常によくできてると思うもののあまりノレず。なんだろう佐分利信がねっとりし過ぎてるのがアカンのかなあ笑

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.4

まあ普通。ジョン・ヒューズなのでホーム・アローン感あり。

素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ好き。
撮影が美しいし、話も好み。要再見。

モーゼとアロン(1975年製作の映画)

3.7

なかなか楽しめた。
崖から人がわらわらと飛び降りるアクションは、何となくペドロ・コスタっぽさを感じた。

ラストの美しさも印象的。

彼岸花 ニューデジタルリマスター(1958年製作の映画)

3.8

普通に面白い。
山本富士子と浪花千栄子の親子が最高。
特に山本富士子が溌溂としている。

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

3.9

子供たちをこんなに格好良く撮れるのかと惚れ惚れした。
子供たちの間で成立するいろんなルールの描写も素晴らしい。

一人息子(1936年製作の映画)

3.6

めっちゃミニマルな映画だった。

印象的だったのは、夜に飯田蝶子と日守新一が言い合うところ。飯田蝶子が泣く→やり取りを聞いていた坪内美子が泣く→日守新一が泣く→赤ん坊の寝顔→夜泣きの御守りというショッ
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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.8

ベスト・オブ高峰秀子。
実家にいる時の擦れた感じも素晴らしい。
そして加東大介も最高。

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

演者が皆最高。

モールでのやり取り(スニーカーの放り投げ!)、保護者面談(からの雨の降らせ方、最高)、窃視しながらの電話、終盤の乱闘、ビンタ返し…、印象的なシーンが目白押しだった。

そして何と言っ
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妖刀物語 花の吉原百人斬り(1960年製作の映画)

3.7

『人生劇場 飛車角と吉良常』のときも思ったけれど、座敷で人が話をするところを撮るのめちゃ上手いと思う。

ラストの大立ち回りの凄まじさは言わずもがな。

A.I.(2001年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

たしかに泣きそうにはなったけれど「果たしてこれで泣いてよいのか?」という感も否めない(ジャンク市の「どんな芝居を見せようと、たかが人工物なんだ」ってちょっと自己言及的な感じもする)。

台風クラブ 4Kレストア版(1985年製作の映画)

3.3

冒頭のプールは最高(BARBEE BOYS、とても格好いいのね)…だが、その後はあまりノレなかった。
心に残るシーンは数多くあるのだけれども。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.8

めっちゃシブい。

町の人との関係性やリハビリの進み具合を丁寧に描いて100分台は素晴らしいと思う。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

これは面白かった。要再見。
魅力的な切り返しが多い(特に最初にジェイソン・シュワルツマンとスカヨハが出会うシーンがよい)。

UFOが現れるところも好き。皆でぼけーっと夜空を見上げるさま、ランプの点灯
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河内カルメン(1966年製作の映画)

3.6

いい画が沢山あるものの、やっぱり自分は清順にあまりノレないなと思った。