赤で始まり、赤で終わる。最初でグッと掴まれて、いつのまにか盲目の愛という名の行き過ぎた執着に引き込まれる。マイクのキラキラとした青い目、スーザンの眩しい黄色いコート、こぼれた赤いペンキ、まるで信号機み>>続きを読む
いまいちピンとこなかったんですが、経済状況が衣食住に間違いなく現れていたところはすごかった。アルコールは欠かさないが発泡酒だとか、ジェラートピケもどきの部屋着の着古した感じとか。
『「こうなったらデッカくなって、俺の女を迎えに行ってやるぜ!」と思っていたが、女の方が知らない間に随分立派になっていた』という話。
テイストは全く違うけど「ルーム」を思い出しながら見ていました。他者に認められなくても、誤った環境であっても、当人にとってそれが正しい世界であって…。
当たり前のように生きてきた世界が虚構だと分かっても>>続きを読む
「用心棒」よりもこっちの方がキャラクターの濃い人物が多くておもしろいし、時間もコンパクトで好き。三船敏郎の男くささが渋くて悶える。
ちょうど今のような蒸し暑い気候が画面から伝わってくる。不衛生な感じと、ぬるい雰囲気と、心地よい音楽がとてもよかった。
公衆電話が鳴っているのにそこには誰もいないというシーンが1番しんどかった。恋はタイ>>続きを読む
午前10時にて。おやじを助けに来たときの、立ち姿があまりにもかっこよすぎて思わず声が出そうになった。三船敏郎の渋さがぎゅっと詰まっていてよかった。そしていのきちのちょろさが愛おしい。
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最後の手紙があることで、息子が生きた21年間も、この映画の中の2時間も、全てが正しく、そして全てが神の思し召しなんだと感じさせてくれる。ブライアンクランストンってこんなにかっこよかったのか、という新し>>続きを読む
変な映画でした。誰が悪いとか、何が起きているとか、とにかくあらすじに書いてあるようなことはサラッとしていて、全てはジョーがこの一件を通してどう生き抜いてきたか、に尽きると思う。ニーナを救うことで、当時>>続きを読む
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今まで赤く点滅していたコーヒーメーカーの時計を、正しい時刻に合わせるという行動が全てを物語っていると思いました。死を意識し向き合うことで逆に生き返った。そしてラストにはみんなが必ず微笑むようなオチが用>>続きを読む
午前十時で。ラストのお別れソング集はめっちゃ楽しかったけど、全体的にあんまりしっくりこなかった。
ケイトをデイビスが守り、デイビスをジョージが守るという構図。そしてつきまとうニヤニヤおじさん。どんなに頭がよくても、大きくて強くて筋肉がないと最後に生き残れないっていう話。だよね?
実は1番評価したい>>続きを読む
ジェイクギーレンホールはよかったけども、事件を経て何かいいように変わったのか果たして、当人も周りの人々も、という感じ。
午前十時にて。とにかくサーフィンがしたいあいつがおもしろかったけど、肝心の終盤がよく分からず…。
当事者たちが過去を振り返るインタビューで物語が進む。テンポよく、汚い言葉と楽しい音楽のオンパレード。たまにこっちに話しかけてくる。ただただ楽しい。
事実に基づいた映画にありがちな、実際の写真や謎の近況>>続きを読む
エリオが、これから何度となく迎えるであろう夏のことを思うと、あまりにも切なくて何も言えなくなる。
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1番笑ったところ。スターロードがソーに嫉妬してる一連のシーン。
1番テンションがあがったところ。ソーとロケットとグルートがワカンダに到着したシーン。
1番泣いたところ。スパイダーマンの最後。
お腹いっ>>続きを読む
ロック様、ガチであのアクションを編集いらずでこなしてそうなほどマッチョなのに、中身は…という。なかなかくすぐられる。そうでもしないと、あんな役くるわけないもんねえ。他のキャラクターも実際とのちぐはぐ感>>続きを読む
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これはこれで別にいいんですけど、前作が圧倒的にいいのであんまりグッとこなかった。最後ももう一戦ぐらいありそうだったのに意外とあっさり。
パイロットたちがドリフトを通して、心が揺らぎながらも各々乗り越え>>続きを読む
警視庁の公安だの、警察の公安だの、検察の公安だの、結構ややこしい話だと思います。脚本の方、ドラマ「相棒」のクレジットで何度も拝見したことがある方なのでさすがなのかな。
しかしながら、その小難しい話は最>>続きを読む
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最後の別次元3Pみたいなシーンを目の当たりにしてポカーンとしました。摘発も急すぎてポカーン。
全体的に勢いがありすぎて、もっと落ち着いていてほしかった。雑だし、怖いし、痛そうだなと思いました。
今後、決してこうなってはいけないという戒め。途中から着地点が見えたのでホッとしたけど、今回用意されたゴールは現実にはほぼないのである。