ぴよさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ローラ(1974年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

仕掛け自体よりも「映画の中で予定された通りに振る舞うこと」というメタな権力関係が気になった。

ユーロライブの正しい使い方。

疱瘡譚(1975年製作の映画)

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ビリヤードの場面の下手側の女性が怖い。

ホラー映画における恐怖は映画内の文脈とは無関係である可能性。

それにしても長いので飽きてしまう。

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(デジタル)
ちゅうとはんぱ
はやめて

びっくりした。

惜しむらくは、フィルムではなかったことだ。

フィルムは「残像」だがデジタルは「画像」である。寺山修司の映画はフィルムでないと意味がないので
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田園に死す(1974年製作の映画)

5.0

(デジタル)
大好きなやつ。フィルムで観たかった。

同じ終わり方の映画を観た記憶があるが思い出せない。気のせいかもしれない。

春川ますみが名優であることを教えてくれた。

上海異人娼館/チャイナ・ドール(1981年製作の映画)

5.0

(16mm)
殿山泰司の濡れ場が最高。

その他、客として登場する汐路章や藤田敏八も良い。

ドラマは弱いが、撮影と美術が文句なしで美しい。

神代辰巳的な可笑しみもある屈指のポルノ映画。

寺山修司
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魚影の群れ(1983年製作の映画)

5.0

(35mm)
圧倒的。すべてのスタッフが凄すぎる。

映画の中の出来事なのに本物にしか見えない極地に至っている。

できるかぎり大きいスクリーンで観ないと勿体ない。久々に心から観て良かった映画。

風花 kaza-hana(2000年製作の映画)

5.0

(BD上映)
90年代には確かにあったが、今はもう失われてしまった想いや生き方が描かれている。

麻生久美子の不自然な感じがリアルだった。

エモに振り切らない岩井俊二という味わい。

編集によるイン
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エンディングノート(2011年製作の映画)

-

導入と最期を観た。

ナレーションが「エンディングノート」を元にしてるのかと思ったら、どうやら違うようだ。

製作:バンダイビジュアル

太陽 デジタル・リマスター版(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「はい、チョコレイト終わり!」が良かった。

タイトルが示すとおり、ソクーロフの映画では最も明朗ではないだろうか。

サブマリン爆撃隊(1938年製作の映画)

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「サブマリンが爆撃」ではなく「サブマリンを爆撃」だった。

画質の悪いパートは本番素材ではないのではないか(なんか色々甘い)。

スクリーン・プロセスが見事だった。

虎鮫島脱獄(1936年製作の映画)

5.0

ベスト・フォードではないか。素晴らしい。

フォードは西部劇よりも裁判劇の監督という印象が強まった。

アクションもあるので良い。

人の善性を信じる映画。

サミュエル・マッドについては最新の史実考
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儀式(1971年製作の映画)

5.0

(35mm)
オルタナティブな価値観が存在できた時代の映画。

やはりラスト30分が凄い。食事シーンの長回しも。

屋敷が丸々セットだということに驚く。

眉毛の有無で正気かどうか判る。

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

5.0

真摯な良作。

フランスでも福祉の機能不全が伺える。
行政も世間も平気で切り捨てをする。

主観に寄り添う丁寧な撮影が良かった。

邦題は『その向こう側』とかが良いか。
(直訳は「普通の外で」。)
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宵闇せまれば(1969年製作の映画)

-

(35mm)
映画表現としての価値には乏しいが、思考実験として有意義であり得る。しかし、メタファー以上のものではない。

新宿泥棒日記(1969年製作の映画)

5.0

(35mm)
あらゆる意味で、現代では撮れない映像で構成されている。

おそらくは本物の右翼が演説している目前で路上パフォーマンスを始める様は圧巻である(右翼が仕込みであっても成立している)。

東京戦争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語(1970年製作の映画)

5.0

(35mm)
これは面白いかもしれない。
面白くないかもしれない。
間違いなく驚きはある。

アマプラに入ってるのが凄い。

ザ・ハント(2020年製作の映画)

-

胸糞悪いが、それだけで済ませるわけにはいかない射程範囲を持っている。最後まで観られるので演出も悪くない。

でも、映画館で金払って観たら怒ってるので自分の嗅覚に自信がついた。

事態をテンポ良く進めれ
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アイアン・ホース(1924年製作の映画)

-

アメリカ大陸横断鉄道物語。

J・ファレル・マクドナルドが良い。

三悪人(1926年製作の映画)

-

好き。ラストカットが良い。

フォーマットは西部劇だが先住民は出てこず入植者内の争いが描かれる。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

5.0

尊厳の映画。

撮影が本当に素晴らしい。

邦題は『光のある場所』などにしてほしかった。

「政治」に堂々と立ち向かっている。

関ヶ原(2017年製作の映画)

1.0

早口でセリフを詰め込んでるが、言葉にすれば伝わるというものでもなかろう(実際わからん)。

あと、忍者要素がノイズだが原作にあるのなら仕方ない。

急に不倫の話をするのでびっくりした。感動できなくない
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警官ジジのアドベンチャー(2022年製作の映画)

-

(イタリア映画祭2023)
“イタリア北東部ののどかな田舎を車でパトロールする警官ジジの日常は一見、平和そうだ。しかしある日、少女が列車に飛び込んで自殺してしまう。こういったことが起こったのは初めてで
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帰って来たヨッパライ(1968年製作の映画)

-

(35mm)
殿山泰司七変化。ずるい。
思ってた映画とは違った。
足立正生脚本として鑑賞。

牡牛座 レーニンの肖像(2001年製作の映画)

-

(35mm)
ソクーロフの映画(あるいはロシア映画全般)は「行間」で構成されてるのかもしれない。

これも「介護映画」だった。

トップガン(1986年製作の映画)

5.0

(4Kニューマスター版)
ラノベだった。

バーでいきなりラブソングを歌うところは笑うポイントじゃないのか。一人で笑ってた。

音響が素晴らしかった。

時代性を加味した上で高評価。

第1作から謎の
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血涙の志士(1928年製作の映画)

5.0

サイレント映画としてウェルメイド。

筋がわかりやすく見所も多い。特に、暖炉の幻影と競馬が良い。ラストも壮観。

フリッツ・ラングぽかった。

モレク神(1999年製作の映画)

-

(35mm)
現在の支配階級の風刺のように感じた。
そんなに面白くはない。
セットは良かった。