換気さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

換気

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クレールの膝(1970年製作の映画)

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おばさんの小説執筆に協力するためおじさんが若い姉妹にちょっかいかけるという話。字面にすると風情のかけらもないな。
紳士の皮をかぶったおっさんが姉妹に感情振り回される様はよく言うと無邪気、わるく言うと変
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ドキ死(2018年製作の映画)

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こういうショートムービー初めて観るけどめっちゃ自由で解き放たれてて新鮮で楽しかった。

ドンテンタウン(2019年製作の映画)

4.0

ソラとトキオ、というか佐藤玲と笠松将の組み合わせが良すぎる。

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

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君が世界のはじまり、
きっと一生に一回きりの感情。

青春いいな。でも大人はもっといい。がんばれ。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.7

視覚と聴覚から入った情報が脳を介さず直接ハートに突き刺さるような、そんな鮮烈な体験の2時間だった。

デイビッド・バーンの存在は知らなかったけど、なんだこの人センスが異次元。

次から次に飛び出る楽し
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

クーパーが宇宙に向かうまでを描いた近未来の不穏な感じと、ラストシーンが一番好き。

人知を超える宇宙の神秘、あとを引く畏怖。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

認知症の人の世界の見え方をリアルに描く見事な構成(リアルかどうかは実際のところわからないはずではあるけど)。

時系列はバラバラ、何が現実で何が虚構なのかは果たしてわからない、幾重ものパラレルワールド
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タンポポ(1985年製作の映画)

3.9

POPEYE「僕の好きな映画」に頻出だったので観た。

本筋の合間にはさまる食にまつわる小噺、全部斬新で意表を突かれる。これが伊丹十三ワールドか〜〜面白い。
母ちゃんが死に際に作ったチャーハンを父ちゃ
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へんしんっ!(2020年製作の映画)

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様々な考え方や価値観に触れて自分の考え方の幅を広げてゆくという、
若者の普遍的な心境の変化を監督自身のドキュメンタリーという形で掬い取っていた作品のように思う。


監督がこれまでの自分を「受け身にな
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

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なんでわかってくれないのって魂の叫び。
変わることだけが正義なのか。
これがわたしと受け入れてた志乃ちゃんすごい。

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

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アルバム録音と映画撮影が同時に行われ、アルバムのほうは大ヒットを飛ばしたものの、映像のほうは音と画がバラバラで復元困難のため公開が断念された幻のライブ映像だそう。

アレサ・フランクリンという人は知ら
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.0

悲惨な過去を乗り越えた英雄として周囲の期待に応えることは、自由と多様性を尊重するアメリカ社会の象徴として、自ら白人社会に迎合して生きることと同じではないか?という問い。


ウィルソンやディシェーンの
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最後に6人で会った時の場面をやり直すところ、みんなぼろぼろで感情溢れすぎてて最高やった。

あんな真っ直ぐなまなざしで
くさいこと言う吉尾みたいなやつが死んだら、そりゃくれなずむでしょ。

もうただの
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街の上で(2019年製作の映画)

4.5

街の上で紡がれる日々のしょうもなさとおもしろさ。
他人と他愛もない会話をしたくなる。

笑いどころが多くてヒイヒイしながら観た。
一年くらい前にプロモーションが始まった頃から観たくて楽しみにしてた映画
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いのちの食べかた(2005年製作の映画)

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べルトコンベアで運ばれ、投げられたり落とされたりするヒヨコ。

メス牛が装置で固定されていてその後ろでオス牛が強制的に発情させられてメス牛に乗ろうとしたタイミングで精子は横にいる人間が機械で吸い取る。
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精神(2008年製作の映画)

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メモ

「やってくれたな小泉」

「人間がのむ薬の量じゃない。普通の人が飲んだら3日間起きれない。慣れちゃった」

「足が太いって言われた」

当事者は一緒に悩んでくれる人を求めてる

一方向性のコミ
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僕が跳びはねる理由(2020年製作の映画)

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自閉症の子と家族を追ったドキュメンタリー。原作者の東田直樹は13歳のときに自らの内面を文章にしたためて発表、世間の自閉症のイメージを覆し、世界中の自閉症の子を持つ親たちに希望を与えた。

言葉でのコミ
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青空娘(1957年製作の映画)

4.0

若尾文子の存在感が恐ろしい。妖艶なのに爽やかで圧倒的なマドンナ。
こんなすごい女優がいたんやな〜と軽く衝撃。

関西弁女中と哲学かぶれの魚屋コンビがよかった。
関西弁女中役のミヤコ蝶々、一人だけ演技が
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

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群れない個性派ポジションにいる彼らが個人的には一番まぶしい。
悩んで、くすぶって、ちゃんと青春してるやん。

ハートストーン(2016年製作の映画)

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美しいアイスランドの大自然と、そこに生きる少年少女たち。
子どもたちもまた野生的な匂いがした。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.5

「純然たるフリーですわ」
登場人物の吐く言葉全部が名言。
59年公開、半世紀でこうも言葉の言い回しって変わるのか〜おもしろいおもしろい◎◎◎
カバー写真はじめオープニングのキャスト・スタッフ紹介とか、
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

撮影のシミュレーションをして位置関係をすべて計算した上でセットを創り始めるという撮影方法へのこだわり。
ドローンで撮ってるのかと思ってたら手持ち、ワイヤー、ジープに積む、背負うなどなど意外とアナログで
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左様なら(2018年製作の映画)

4.1

どこにでもありそうな生々しい高校生たちの日常を映画に変換すると、渦中にいた頃は見過ごしていたいろんな事実に気がつく。
誰かの高校生活を客観的に観ることは自分の高校生活を捉え直す作業にもなってた。
思え
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

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甲斐性なしでダメダメな父であり息子である中年の主人公、良多。
元妻から見放され、息子からはなりたくない大人と言われる。
それでも母(樹木希林)から良多に対する愛情が随所ににじみ出る日常の描写。
どんな
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キャロル(2015年製作の映画)

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ルーニー・マーラのオン眉がキュートでずっと見とれてた。
心の芯からお互いを慈しみあうふたりの関係性があらわれたモーテルでの一夜、胸がキュッとなった。

ひとよ(2019年製作の映画)

4.3

父を殺した母が15年後に戻ってきた。
3人のきょうだいが母をどう受け止めるかというのが興味深い。

母のことを唯一ためらいなく受け入れたのは園子で、それは園子が女の子だからなのかなとぼんやり思う。
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BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

シーヘルとマークが森の中でシカの親子と遭遇したり夜の海辺でカモメの大群を眺めたりするのがよかった。

さようならCP(1972年製作の映画)

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青い芝の会の横田弘らをハンディカメラで追う。

電車に乗った横田氏、バス待ちの列の横でカンパの呼びかけをする横田氏、地面に座り込む横田氏、両足の膝下を地面につけていざって歩く横田氏。

街に出た彼に向
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