mayuさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

mayu

mayu

映画(125)
ドラマ(4)
アニメ(0)

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.1



誰かに愛されたぶんだけしか
誰かを愛すことはできないのだと思う

周りにどれだけ人がいても
お金をいくらもらえても
どれだけの美貌があっても

心から愛されることは難しい
でもそれ以上に覚悟を決め
>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.6



シンは園子温だとしたら

わからない、東京にはなんでもあるが
何にもないのかもしれない

銃は何をあらわすのか

死は終わりではないのかもしれない

わたしたちは森の中にいるようだね
生きていても
>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.8



みんな気持ち悪くてよかった
わたしもきっと気持ち悪い
羨んだり妬んだり自慢したり
人は一人では生きていけない
そのくせ自分が一番かわいい

終わってみれば就活じゃ就職じゃ
なんにも変わらなかったな
>>続きを読む

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.9



ある人がどんな人かというのは

これまでの背景で決まる。

どんな親から生まれたか、どんなふうに育てられたか、どんな環境で生きてきたか、どんなことを経験したか。

競馬の馬のように、もしかしたらほ
>>続きを読む

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.9



愛は憎しみに変わる

そして、憎しみは愛より強い

裏切ってしまった愛は戻らなくて
強い愛であればあるほど強い憎しみに


救いがないようなラストシーン

だけど生きていかなくちゃいけない


>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.7


こんな世界と現実世界が隣り合ってる感じがよかった

人を殺す人だって人を愛するし愛される

ひとつわかりあえないからとぜんぶがわかりあえないわけじゃない

弱いものだってひっくり返せるし幸せになれる
>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

3.8



何かになるために努力して勇気を持って声を上げる

絶対にかなわないものにも立ち向かう

そばにあるもの愛するものをちゃんと大切にしてる

ジャスミンは無敵なプリンセスだった


最後は必ず正義が勝
>>続きを読む

ロリータ(1962年製作の映画)

3.7


人と人が愛し合いすれ違い傷つけ合うということに年齢も性別も関係ないんだろうな

ありふれたあたりまえ、2人の問題は永遠に2人の問題でそれはどんな2人だとしても、他人が口出しする権利もされる必要もない
>>続きを読む

ちゃんと伝える(2009年製作の映画)

3.9



ちゃんと伝えなくちゃなんにも伝わらない

いつもありがとうも
親孝行したいも
結婚しようも
病気や余命のことも
言いたいことやりたいことも

誰もがみんないつか死ぬのに忘れたフリして、まさか明日死
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1



人に優しく生きればいいと思ってた

優しすぎるのは残酷なんて、自分には優しくないなんて聞きたくなかった

必要以上に張り切って料理作って掃除してケータイ握りしめてバカみたい。勝手にしてあげたことの
>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.1



生きるためみたいに息を吸うようにずっとタバコを吸っていて、それは死に近づいているのだけど、だからこそ生きていると思えるのかな

誰にでもそれぞれの抱えているものがあってみんな羨ましがって取り合って
>>続きを読む

Strange Circus 奇妙なサーカス(2005年製作の映画)

4.0



父は絶対、母と娘の同化、自己喪失

大きくも小さくもどこにでもあるこの問題

いつ爆発するかわからないぐらいの存在感を常に持ってる

ありえないなんて笑い飛ばしたいけどね

落ちぶれてしまえば見世
>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.1



幸せな瞬間に、いつかこれがなくなってしまうときの事をどうしても考えてしまうけれど、ほんとうになくなってしまったときには新しくまたちゃんと悲しくなるのだ

絶頂と最悪の対比がやりきれないぐらいに苦し
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5



どこからか湧いてくる自信に野望

もしかしたらできるのかもしれない
いや絶対にできる、ただやるかやらないか

何かを得るために何かを手放し
何かを得てまた取り戻す

自分に嘘はつけないだからこそ
>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9



いまここでちゃんと生きていること

その証明は自分ひとりじゃできない

誰かに名前を呼ばれて
誰かと挨拶をして
誰かと目と目を合わせて

語り合って愛し合って支え合って


どんなひともみんなひと
>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

3.2



見てはいけないものをずっと見てる感覚

見たいようで見ていたくないのは

女たちのなかに自分が見えるからかな


お金を払ってだったり酔っ払ってだったり愛し合ってだったり手段は違えど、隠してる欲望
>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.7



2人みたいにずっとくだらないような
おしゃべりをして時間を過ごしたこと
絶対戻れないいまになって羨ましくなる

あの頃怖かった先輩にだって
一番上でキラキラしてた可愛い子にだって

きっときっと誰
>>続きを読む

海を感じる時(2014年製作の映画)

3.5


女の子だから求められたい気持ちが
痛いぐらいわかる

お母さんも女の子だったから
きっとあんなにひどく叱って

お姉さんも女の子だから
あんなズルイこと言ってしまう

男の人が勝手なように女の子も
>>続きを読む

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.6



かわいいがすべてかわいいの呪い

痛いぐらいにかわいいの重要性に
おんなのこは生きてれば何度もぶつかる

かわいければ人は寄ってくるし
かわいい人から選ばれる

だけどかわいいだけじゃだめだった
>>続きを読む

ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.6



ぜんぶは理解できないけれど
人を殺せる人っていうのはきっと
現実にもふっと存在しているのだと思う


吉高由里子がサイコーでした

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.3



結ばれるべき相手だと運命だと
お互いがハッと気づく瞬間が
人生にきっと何度かある

人生に偶然がないのなら
すべてが運命である
ということは私たちの思うような
たったひとつの運命なんてない

どれ
>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.8



ただなにかが少しずつ噛み合わなくて
ぴったりくるものも百点満点の幸せも
もしかしたらどこにもないのかもしれない

でもこんなふうに惹かれ合う
確信的な理由がなくても心地よい関係

そんなものに出会
>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.7


誰にでもある思春期は
誰一人同じじゃない
つらくて悲しくても特別で
世界で自分が一番苦しいのだ

いつか過去にして笑えるけれど
いまはいまのことしかわからない

宗教みたいな音楽が唯一の光で
きっと
>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.8


たくさんの女に求められ、
富も名声も得ても悲しい空虚な男

日常は淡々と進んでいく
夜が明けて朝が来るように
もう行ってしまった人は戻ってこない

でも進んでいくしかないのだ
おやつを隠し持ちながら
>>続きを読む

愛の渦(2013年製作の映画)

3.6


どんな非現実的な場でも異世界でも
日本人は人は他人の目を気にして生きる

だけど一瞬だけ、その瞬間だけ
欲望のままな瞬間があって
その瞬間だけが飾ってない自分だった

それが本当の自分でもそうじゃな
>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.3



ロックがバンドが音楽がただ好きだ

楽しいだけの音楽、セックスにドラッグに
女に音楽、商業的な音楽、人を救う音楽もなんだって音楽は音楽

初めて会った誰かともすぐにわかりあえる。うまくいかなくなっ
>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

3.8



恋が終わっても人生は終わらない

たかが恋、たかが夢、たかが仕事

そう思ってもそう思えなくて、もがきながら生きている。順番にいろんな救いがやってきていつのまにか生きている。

クリープハイプの曲
>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.2



東京に住むということは

どこかで地震を恐れ、放射能を恐れ、
必死で稼ぎ、何かを求め、恋をして、
一千万人の中でもがくことであるのだろうか?

わたしたちは日常の中で想像できる
起こるかもしれない
>>続きを読む

空気人形(2009年製作の映画)

3.9



人間も、ものも代替可能。

あなたにしかできないことがある
君の代わりはいくらだっている
こんな言葉が飛び交う世界で
私たちは生きている。

私の穴埋めに新しい彼女を作り、
私の穴埋めに新しい人を
>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.4



残されたものたちの未来は
誰1人として明るくないと思えても

それでもきっと大丈夫。

平凡が嫌だとか、見せかけの幸せな家族。だれにも理解されないと思い込み、自分にとっての美にこだわり、強がって孤
>>続きを読む

部屋 THE ROOM(1993年製作の映画)

3.6

ただ見ていただけの90分

なにを考えればいいかわからなくて
他のこと考えながら見つめてた

感情移入はできないし
なにか意味を探したり、なにかを重ねるのも違うような気がする

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

4.0


いまのわたしにあまりも苦しかった

どこかで男を夢にして
どこかではバカにして
それでも期待している

わたしには何もない
女であること以外なにもない

簡単にお金がもらえる女
若い女なら誰でもいい
>>続きを読む

恋の罪(2011年製作の映画)

4.2



あなたもわたしもみんなおかしい。
誰にだって二面性はあるのだと。
秘密があればあるほど魅力的で、
秘密があることで強くなれる。

押さえつけられるほど、女は弱くて強い。

パターソン(2016年製作の映画)

4.6


いろんなことが起こってるようで、何も起こっていない。何も起こっていないようで、いろんなことが起こっている。それがきっと日常で、それがきっと人生だろう。愛があればひとりの時間さえまた愛しい。いくら愛し
>>続きを読む

昼顔(2017年製作の映画)

3.4


がっかりした、不倫に世間は冷たい、幸せになってはいけないっていうような設定や教訓に。でもがっかりした瞬間、自分が幸せな2人にしか感情移入してなかったことに気づいた。オーナーの言う言葉が思い出されて刺
>>続きを読む