今なら、親子ふたりで生きていくのもいいのでは、と思ってしまうけれど、そういう時代でもなかった。いい縁談に巡り会えたならよかったのだろう。これがもし娘ではなく息子だったなら、家から出るという感じではなく>>続きを読む
モータウンの名前すら知らなかったので、大御所の名前が次々に出てきて驚いた。アメリカの音楽の歴史を見ているようだった。
有名になってもうちょっとお金が入っているかと思いきや、そんなことはなかった。ボブ基金とか立ち上げれば、餌代とかワクチン代くらい賄えるのでは、と思うのは考えが甘いのか。優しい人たちに穏やかな日々を、とラ>>続きを読む
幸福になれそうなものなのに、なぜか破滅的な方向へ進んでいってしまう魂ってあるよな、と思う。
神になろうとした男、の方が内容とあっていてしっくりくると思うのだけど。神だ神だと崇められているうちに、本当に神になりたいと思ってしまったのかな。切なくて、余韻の残る映画だ。
20分しか増えてないそうだけれど、けっこう印象が変わる。子どものころに短いバージョンで初めて2人の最後のキスを見たときは、けっこう嫌だなと思って、変愛にして欲しくなかった、という思いがあった。完全版は>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
実在したユダヤ人兄弟を描いた映画。なんとなく暗くて救いがないイメージの映画だったのだけれど、上手くまとまっていて面白く観た。森に潜んで強盗で生活物資を調達しているので、生活が困窮してくるのも仕方ない。>>続きを読む
リドリー・スコットだったのか。あるひとつの決闘にまつわる人間関係かと思って見始めたら、まさかの長軸。彼らを囲む自然の景色や夕焼けがとても美しいなと思った。
このレビューはネタバレを含みます
犯罪行為をしていたのは明らかに国家の方なのに、国にいられなくなっちゃうんだな、と悲しい気持ちで観た。パートナーとの絆がせめてもの救いだ。アメリカが独裁国家になることを恐れていると言ったスノーデンが、独>>続きを読む
テーマ曲が有名で、とにかく耳から離れない。戦後の子どもたちを取り囲む様々な問題を感じられる。夏目雅子は本当に美しい。
志には感じるものがあるけれど、もっと別のやり方があったのではと思わずにはいられない。実際、事件のせいで軍部はさらに力をつけることになったのだから。
可愛くて夢がある、素敵な作品。個性的な動物たちも、街の様子もわくわくする。ナマケモノはやっぱり笑える。しかしこういうテーマなのにまったく触れられなかったけれど、肉食獣たちはふだん何を食べているんだろう>>続きを読む
生き直そうとする男女の悲恋。ラスト間際のハラハラさせる展開がとても面白かった。
一行のクセが強くて、全体的に暗い西部劇だ。ラスト死にかけていた人が普通に立ち上がったり、ちょっと演出しすぎかなと思うところもある。ただこの人間臭さ、高潔なだけでもなく、ただ野蛮なだけでもないところがと>>続きを読む
市は不器用だけど、いいお父さんだった。最後は市といっしょにしょんぼりしてしまう。
「かえるの王さま」を元ネタにしたディズニー映画。あまり有名ではないけど、いい作品。頑張った人がむくわれる素敵な話だ。キラキラさが足りないから知られていないのかな。蛍が泣ける。
「いちご白書をもう一度」のいちご白書とはこういう映画だったんだなあ。学生運動のころを生きた両親なんかにとっては、特別な映画になるのかもしれない。
人間味があって、とてもいい映画だった。友情といっていいのか、男2人の関係を長い目でみられる。
初見のときは、たしかこの思わせぶりな演出があまり好きじゃなかったんだよな。作品全体を好きになると、もっと思わせぶりにしても良いと思ってしまう。トニー・レオンの顔が好きなので、やはり1作目がいい。
ストーリーやワイヤーアクションはそれほど好きではないのだけれど、チャン・ツィイーの踊りはやっぱり美しい。
監督デビュー作とは思えない、完成度の高いクライムサスペンス。今観てもオープニングがかっこよすぎる。こんなの作ったらもう引退してもいいな。
とても素敵な家族の話だった。イジメや挫折に、観客でありながら本当につらくなった。障害者が生活を見せるのが批判される時代だった、というような言葉があって、今はもっと生きやすい社会になっているといいのだけ>>続きを読む
できすぎだなとは思うけれど、できすぎてるのがこの映画のいいところでもある。ロマンチックな気分にひたるにはぴったりの映画だ。