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音楽の使い方はいつの通りに個性的。見せるべきところの抑制の効かせ方は他の監督と比較して積極的ではあるのだが、できればもう少しばかりストイックにするのがこの監督らしさだと思わずにはいられない。
役者の出>>続きを読む
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史実に基づくフィクション。演出の冴えはキレまくり。
心をうが化されること間違い脚本と役者の熱演。
思想や立場とか、うるさいことは一旦脇に退けたい。
素直にいいと言える。
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不屈の男の物語。ただ黙って目の前に展開されるアクションに身を委ねていればいい。たまにどうしようもなく、このような物語が見たくなる。
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韓国映画の真骨頂である、さりげない「笑い」が随所に散りばめられている。それが嫌味にならない演出のうまさが随所に光る。主演の男優の一切光を宿さない瞳がどこまでも不気味であり、凝ったアングルと相乗効果を醸>>続きを読む
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ジョディーフォスターに外れなし。気品は年齢とともにますます磨かれていく。実話を基にした本作はあまりにも理不尽であり、とりあえずのハッピーエンドは用意されているものの、現実の恐ろしさに寒気を覚える。編集>>続きを読む
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適度な長さ。侘び寂びとして観れるかどうかで評価は全く異なってくるだろう。もちろん、イーストウッドファンなのでどこまでも肯定する。
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観終わってよかったと思える映画の王道。
お金を払って気分が良くなる映画の典型。
伏線回収も屁理屈もいらない。御都合主義大歓迎。
当時の青春が蘇る人にも、全く無関係な今どきの若人にも等しく眩しい映像的経>>続きを読む
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きびきびとした演出が心地よいです。
大袈裟な演技が繰り出されないところが何より、グッド。
女優黒木華の凄みがわかる作品。
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恋愛映画は星の数ほどあるが、恋愛の始まりから終わりまでを丁寧にたどる映画は案外に少ない。
その中でも本作は出色である。センチメンタルに歌いあげない演出の加減はやはり只事ではないのだ。
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シリーズ再構成となるが、編集によって作品はこうも変わるものかと再認識させられる。エンディングへと向かう編集のテンポは、ラストのテーマソングにおいて最高潮に達する。素晴らしい余韻の洪水。
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「マトリックス」のファーストが今に先進的で偉大であったのかがこの作品を観るとよくわかる。
救世主をめぐる物語が実のところ、キリストをめぐる話であったことがこの作品を鑑賞するまでピンとこなかった。
マリ>>続きを読む
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若尾文子はどんな時も若尾文子。
もちろん褒め言葉である。
コントラストが効きすぎ、怪談の一歩手前まで進むのは、時代のなせる業なのだろうか。
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若尾文子の役者的身体能力の高さが遺憾なく発揮されている。
チャンバラをやれば、さぞかし素晴らしい殺陣になるだろうと容易に想像できます。
棒読みに徹しろという演出が成功しているのかどうかは微妙なところ>>続きを読む
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まともに池内淳子を見たことはないが、実に魅力的。
川島らしいのからしくないのかわからない演出に実にフィットしています。
言いよる男性陣のアクの強さに、類型的人物を演じながらも少しも不自然さを感じさせな>>続きを読む
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抒情の悪魔。
というしかない。
なぜここまで品よく庶民を描くことができうるのか。
ラスト近く、すごいショットを見た。
これが撮れるか撮れないかが、一流とそれ以外の違いなのだろう。
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世相風俗を描かせればやはり天下一品。
淡島千景が橋の袂で、夕陽に照らされる、そのほんのりとした頬のオレンジをカメラは奇跡的に収めてしまう。
なんて素敵なフィルムなんだ。
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ラストを親子愛で締めるところが何ともグッド。
限定的な状況での物語の成立が流行なのだろうか。
一歩間違えば、全てダメになるが、これは魅せる。
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伝え方がわかっていないと異常扱いするのではなく、聞き方がわかっていないと自らの正常さ加減を疑うこと。
大事なことをさりげなく教えてくれる秀作。
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何度観ても、うまいとしか言いようがない。
演出と編集が群を抜いている。
オープニングのZEPPの移民の歌から引き込まれてしまう心地よさはなんなんだろう!
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原作とは別。もちろん別物でよい。
村上の小説とのテーマの共通性をあえてこのフィルムに見付けるのであれば「ノルウェイの森」となる。
生き残った者の生の困難と再起が主題なのだ。
3時間余りの長尺が苦痛にな>>続きを読む
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キタノ・ノワールのオマージュ。
韓国映画なのでやりすぎ感は満載。
情けは無用であり、憂いを残すことが命取りであることが赤裸々に語られている。
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命令に忠実にの成れの果てが、ここでは控えめに描かれている。
意志と欲望の戦いは、煎じ詰めれば同じ臭いを放つ。
極めて悪臭だ。
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今回も演出は奇妙なブレを生じる。
本筋に全く邪魔にならない詩的なシーンやショットを挿入し、流す、その演出は確かに癖になる。顔芸にならないギリギリのところでアップを押さえるそのカメラワークは特筆ものだ。
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ドキュメンタリーな映像が心地良い。救いのない状況に追い込まれながらも、淡々と絶望感と同衾してしまう。そのようなタッチはやはり稀有なのだろう。
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自分自身の手で終わらすことができることのかけがえの無さをこのフィルムは教えてくれる。
誰かに委ねるのではなく、誰かに託すのでもなく、自分自身が引き受けることを。