デンマークから始まった映画運動「ドグマ95」の10ルールに則り製作された本作。ようやく観られて幸せ。
知的や精神に障害がある人のフリをしているグループの日々を、インタビューも織り交ぜながら、なぞらえ>>続きを読む
順番がよくわからなくなっており、もうどこから鑑賞すればよいのか迷子気味のアナベル、死霊館シリーズ。
ラストの次につながるシーンがよかった!
全体的に怖さはあるが、やや演出過多のような気もした。(や>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
テーマ曲が耳に残る。
1970年代の騒めきが、砂埃が、よい雰囲気。
友人の死を調べるうちに、関係のないことにまで巻き込まれていく、マーロウ。
マッチの擦り方がカッコ良き!
ストーリーは何となく読め>>続きを読む
アキ・カウリスマキ、敗者三部作の第三作目。
(浮き雲、過去のない男、ときて本作。)
ドラマティックな音楽がよき!
主人公は、友人も家族もいない孤独なコイスティネン。警備員の仕事をし、ホットドッグスタ>>続きを読む
人生で初めてクレヨンしんちゃんの映画を観た。
(昔TVで観たことはあるが、あの感じが受け付けられず…)
予想以上によかった!
自分が大人になり、親目線で見られるようになったからなのかもしれない。もし>>続きを読む
ダンサーインザダークしか観ていないため、ほぼ初ラース・フォン・トリアー。
洗礼を受けた気分、かなり好み。
不安に押し潰されそうになりながらも、必死な様子の主人公に心を打たれた。
ディテールへのこだわ>>続きを読む
ラース・フォン・トリアー初の長編作品。
有能な刑事であるフィッシャーは、ある事件の捜査でカイロからヨーロッパに呼び戻された。
恩師であり尊敬するオズボーンの著書「犯罪の原理(エレメント・オブ・クラ>>続きを読む
粋な作り!
センスのよさに脱帽。
サイレントだが音楽と物音はあり、会話が字幕。
舞台は昭和のはじめ、東京で探偵をする魚塚のところに、誘拐された女性の捜索依頼が入る。
謎解きをするうちに、次第に現と夢>>続きを読む
Welcome to Wes Anderson’ world!
理由なんてなく、ただただ好きな世界観。
アステロイドシティのストーリーを支える、劇作家や俳優達のストーリーという、入れ子構造。
(しか>>続きを読む
ジェニーとジェシー、二人のストーリーの上にある、子ども達のインタビューがよかった。
二人の関係を示唆するような、ストーリーとのリンク具合も好み。
スローなカメラワークも滑らかで、全体的なテンポがよか>>続きを読む
空飛ぶ家は未鑑賞だが、十分楽しめた。
ダグとの掛け合いがおもしろい。
また、カールじいさんが、亡くなった奥さんを気にしながらも、デートに心踊らせている姿が微笑ましかった。
2023-170
映像が美しく、エレメント・シティには子どものようにワクワクした。
音楽も好み。
人種や貧富の差、移民などに通じる描き方がよかった。
親からの自立と、自分らしく生きるという点も。
子ども達にはよいレ>>続きを読む
憧れの、ウルリケ・オッティンガー作品。
「ベルリン三部作」の一作目。
色褪せた印象の西ベルリンに映える、女やファッションの美しさにうっとり。
ガラスやハイヒール、水など音響の具合が心地よい。
女が>>続きを読む
初ラヴ・ディアス。
228分を感じさせない、ゆっくりと、じわりじわりと進む物語。
台詞は少ないが、一つ一つのシーンが丁寧に繋がり、あっという間に中に引き込まれる。
映像の美しさ!光と影のバランスやモ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今回の舞台は高級マンション(前作の映画館エリアの跡地のよう)。
ストーリーのやっつけ感は否めないが、予想よりもおもしろかった!デモンズになるシーンのこだわり感は健在。やたら視線が合うが、怖いどころか>>続きを読む
新作が出たこともあり、鑑賞。
(昔観たような、観ていないような)
ストーリーはわかりやすく、コンパクト。
欲を言えば、999人のゴーストがもっと観たかった。
スパイスが効いた御伽話のような作品。
エジソンが電球を発明した時代に生まれた、双子のストーリー。
女性であることを逆手にとる魅力的なドーラに、女性の地位向上や社会進出を願う気弱なリリ。
全く違うキャ>>続きを読む
順番誤り、鑑賞は2作目なのに通算4作目を鑑賞してしまった。
人の悲しみにつけ込む悪魔は恐ろしい。
人形なのに角度や陰影で表情が変化するのには、ゾクゾクした。
最後が余計だな…と思ったが、あれは必要>>続きを読む
労働者三部作の第一作目。順不同だがコンプリート。
(真夜中の虹、マッチ工事の少女と続く)
アキ・カウリスマキ監督らしい、労働者の日々が淡々と描かれている。ただ誰かの毎日を写しているだけなのに、なぜこ>>続きを読む
原題「Le Samouraï 」サムライ
"サムライの孤独ほど深いものはないー"
孤高の殺し屋ジェフを描いた、フレンチ・フィルム・ノワール。
(侍は出ない)
トレンチコートとハット姿のアラン・ドロ>>続きを読む
心拍上がりっぱなし、15分でよかった。
怖さもあるが、画があまりにもシュールで途中おもわず笑ってしまった。
2023-160
クローネンバーグの初期作。
たった6分30秒のショートだが、監督の興味関心が垣間見ることができ、おもしろかった。
(ストーリーがおもしろかったは謎)
精神科医を訪ねてきた、元患者とのやりとり。
題の>>続きを読む
原作未読だが、楽しめた!
生き生きとしたキャラクター達が可愛らしかった。
初代シリーズ、完走!
幾つもの並行したストーリーを絡めながら進むため、メインキャラクターだらけでやや拡散気味な印象だったが、何とかまとまってよかった。
途中、再びの三角関係には少々げんなり。
一方で>>続きを読む
スパイダーマン、成長のストーリー。
映像は前作よりもさらに滑らかで美しい。ただ、素顔はもう少し引っ張ってもよかったような…
グリーン・ゴブリンとはまた一味違う、ドクター・オクトパスが好き。
(元々も>>続きを読む
実はしっかり観たことがなかった初代。
スピード感あるアクションに魅せられた。
ヒーローとして生きる決意が見えるラストが粋!
冒頭からゆったりとしたテンポで進む。
光と影のコントラストが素晴らしい。陰影の濃さや深さが秀逸で、美しさにため息が出る。どのシーンも完璧で、いつまでも見ていたくなる。
タルコフスキー監督らしい水のシ>>続きを読む
モノクロの映像美。
夢から覚めたラストが、何とも哀れ。
泳げないのに島の古城で理想の暮らしを夢見たジョージ。若くて美しい妻テレサは自由奔放で、新婚だが既に島生活に飽きた様子。
冷蔵庫にあるのは、飼っ>>続きを読む
一言、ラストがよかった。
夫婦の問題は、夫婦で解決してほしい笑。
大事なことなのだが、同時にくだらなさすぎて、非常に力が抜けた。
シーンのリンク具合、俯瞰するようなカット、音響、スラッシャー描写は>>続きを読む
舞台は、禁酒法時代のシカゴ。
裏で街の権力者達を買収し、酒を密輸し、実質的に支配するのは、アル・カポネ。そんな彼を逮捕すべく財務省から派遣された、ネス。
ネスを中心に構成された、チーム「アンタッチャ>>続きを読む
全体的に優雅。
クローネンバーグなのに美しく、それなりに追えるストーリーがあった。
(どちらかと言うと普段は初期作を観ることが多いため、もっと訳がわからない設定で、チープ感漂う印象を受けることが多い>>続きを読む
疲れた時はゾンビ、ということで初ルチオ・フルチ。
タランチュラに、目玉に、酸に…こだわりのスプラッタシーンは攻めに攻めていた。
ストーリーはほぼないため、過激なのだが多少眠くなる。
ゾンビシーンで>>続きを読む
ジャック・ロジエ、最後の作品。
バカンスはないが、バカンスのような緩さ。
リハーサルのゴタゴタはもちろん、本番のアドリブ感が好み。
思わず笑ってしまった。
童謡の替え歌もおもしろかった!
CMの出>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
期待値が高すぎた感が否めず。
美しいストーリーだとは思うが、何かが引っかかる。多分、文字で読んだ方がストンと落ちる気がする。
結局のところ、あのホタルのストーリーが全てなのだろう。一匹は愛のために、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
これぞ、ポール・シュレイダー作品。
米兵時代の体験によるトラウマを抱え、ひっそりとギャンブルをしながら、モーテルを転々としているウィリアム・テル。
ルーティンであるギャンブルをひたすらこなす日々だ>>続きを読む