なんか見たことあると思って調べると、主人公は『パラサイト 半地下の家族』の家政婦役の人だった。本作では、仕事も家庭も体調も危機的状況の映画監督ジワンを演じている。
監督業存続の危機に、たまたま昔の>>続きを読む
オリジナルは劇場で鑑賞した。うろ覚えではあるけれど、オリジナルはもっとカラフルでポップな感じ、特に序盤は笑えた。ノスタルジーを感じるという点は共通しているけれど、本作の方がゆったりしていて大人しめな印>>続きを読む
むかし、漫画『あさきゆめみし』を読んでいたので何とか駆け足の展開に付いて行けた。今年の大河を楽しみにしているのもあって観てみたけれど、良かったのは美しい衣装や女性たちを見れたことくらいかな。
漫画を>>続きを読む
中学の時、超有名なこの作品を図書館の視聴コーナーで途中まで観た。初めてヴィヴィアン・リーを見た時、あまりの美しさに衝撃を受けたことを今でもはっきりと覚えている。けれど、最後まで観たことがなかった気がす>>続きを読む
気になっていた作品。観て良かった。高齢者の孤独や性や依存症の問題だけでなく、若者たちの抱える貧困や孤独なども様々な視点から描かれていて見応えがあった。最初は高みの見物という感じで見ていたのに、物語が進>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「♪にじ」という曲が頭を離れなくなる。幼児教育の場で人気のようで、私も耳にしたことがあったのですぐに分かった。劇中は鼻歌なので、改めて歌詞を読むとせつない。
予告編は観ていないし、レビューも読んでい>>続きを読む
濱マイクの出生を巡る物語。母親役の鰐淵晴子さんという女優を初めて見た気がするけど、スタイル抜群でキュート、すごいインパクトだった。
横浜のある地域の川の光景を子どもながらに不思議というか、不穏に感じ>>続きを読む
懐かしい横浜黄金町界隈の風景が観れて嬉しかった。少し前にジャック&ベティで上映されていた時に、このシリーズの熱狂的なファンと思われる方々が、ジャック&ベティで観ることにこだわる理由が分かった(ジャック>>続きを読む
失うものの無い人間の強さは凄かった。ほのぼのした熟年夫婦の愛に溢れたロードムービーかと思って観始めたら、次から次へと問題が発生し、過去の秘密も明らかになってヒヤヒヤした。それでもやっぱり愛に溢れた物語>>続きを読む
一人っ子政策世代の闇、その前の世代の闇。みんな生きるのが大変。男性には男性の、女性には女性の悩みもある。主人公の恋人は男性だし、高学歴で実家も裕福だけれど、多分、幸せではないんだろうな。
こういう映>>続きを読む
ドラマのファンだったけれど、映画は見に行かなかった。思っていた以上に見応えがあり、やっぱり入間みちお(竹野内豊)と坂間千鶴(黒木華)は最高。権力に屈せず、脅しにも負けず、ブレずに信念を貫く。たとえ誰を>>続きを読む
予告編を何度も見ていたので、大体こんな話だろうと予想していたら、良い意味で裏切られた。想像の斜め上を行き、恋愛が日常に溢れている感じは、さすがフランス映画と感心した。クラシックバレエ、コンテンポラリー>>続きを読む
ウィルスの脅威を身を持って知るようになっただけに、飛行機の中で未知のウィルスをばらまくなんて、恐ろしすぎる~。前半はその恐怖やウィルスの謎に乗客に感情移入しつつドキドキハラハラするのだけれど、後半は面>>続きを読む
やっぱり大沢たかおは格好良い。正義感に溢れる医師役が良く似合う。子どもたちと遊ぶ時の少年のような表情に癒された。
石原さとみの流暢な英語はさすが。可愛らしいのに芯の強い看護師を好演していた。
長年>>続きを読む
こんなことがあったなんて、全然知らなかった。パソコンとかネットとかに疎いので、専門用語はよく分からなかったけれど、弁護団VS警察の戦いは、スーパーヒーローもビックリするような秘策も出て来ないけれど、地>>続きを読む
『RRR』を超える長尺で、トイレと寝落ちの不安がとても大きかったがどちらも大丈夫だったし、最後まで興味深く見た。長いなとは思って、暗くて見えないのに時計をチラチラ見たけれど。一方、連れはかなり寝ていた>>続きを読む
四季の移ろいとともに山で暮らす作家(沢田研二)の話だが、野菜、味噌、土鍋で炊いたご飯、胡麻豆腐など、とても美味しそうで、料理が主役と言っても良い映画。さすが料理研究家の土井善晴が担当しただけのことはあ>>続きを読む
『月』と続けて観た。同じ石井裕也監督による全然違うテイスト、テーマの作品なのかなと思いきや、監督自身も姉妹作品と言うようにテーマはすごく似ていると思った。『月』では見たくないものは隠すとか、見ないふり>>続きを読む
『福田村事件』の朝鮮人なら殺して良いのかという部分が、この映画では意志疎通の出来ない生産性のない障害者なら殺して良いのかと置き換わり、構造的には同じような現象が起きていると感じた。正義のため(多数派の>>続きを読む
映画館に足を運べなかったことを残念に思っていたけれど、今観ると、この世にも恐ろしいにわかには実話を基にしていると信じられない作品が、「本当のこと」として受け入れられる。ジャニーズ事務所の件と重なり、連>>続きを読む
壮大な兄弟喧嘩(本当は従兄弟)、ようやく完結。多分、映画館で観たらもっと夢中になって楽しめたはず。『バーフバリ 伝説誕生』から続けて観たこともあり、ドロドロの権力争い、戦闘場面、歌の繰り返しで飽きて>>続きを読む
存在は知っていたけれど、大作すぎて手を出していなかった。でも『RRR』の監督ならばと思い、観てみることに。
これぞ映画大国インドが誇るエンタメ超大作、豪華絢爛な歴史絵巻という感じで、ワクワク。なんだ>>続きを読む
こんなに気分が悪くなる映画は、滅多にない。間違いなく今年観た中では1番嫌な気分にさせられた。終始、とにかく気持ち悪かった。出て来る人のほぼ全員に違和感を感じたし、なぜかほとんどの人の演技がわざとらしく>>続きを読む
待ってました!近隣で上映されるのを。予想とは少し違ったけれど、記憶にずっと残って色々考えさせるような、そして美しい映画だった。女性が一切出て来ない映画というのは、初めて観た。
この時代のドイツの囚人>>続きを読む
ようやく観れた。まさに死闘のボクシングシーンで、劇場で鑑賞出来て良かったと思った。しかし、ストーリーについては他の方のレビューでもちらほら見かけた記憶があるように、主役が誰なのか分からず、群像劇のよう>>続きを読む
主演の女優さん(エシー・デイヴィス)、どっかで見たことあると思ったら『ニトラム』のヘレンと『ベイビーティース』のお母さん役の人だった。どれも同じ人が演じているとは思えなくて、スゴいな~と。
バニーの>>続きを読む
なんだか好き。どこがどう良かったという説明は難しいけれど、全体に流れる空気というか色調というかテーマというか。今泉監督の作品は、私にとってそういう印象を残すものが多い気がする。
結局、稲垣吾郎演じる>>続きを読む
劇場鑑賞以来の再鑑賞。妻夫木聡の熱烈なファンではないが、昔から好きな俳優で彼が出ている作品は観ることが多い。WOWOWが『ある男』放送記念で妻夫木聡特集をしてくれてた。
「瀬を早み 岩にせかるる >>続きを読む
Dolbyで観たこともあり、大迫力。後方から車が追い越して行く感じが分かったり、事故のシーンではビックリして手に持っていたハンカチを落としてしまったほど。観ようか迷っている方には、ぜひ劇場での鑑賞をお>>続きを読む
2年半ぶりの再々鑑賞かつ初めての劇場鑑賞。いやー、参った。個人的「イ・チャンドン祭」のラストを飾るに相応しい傑作。満点をつけざるを得なかった。イ・チャンドン監督の全ての作品を鑑賞し終えて、私はこれが1>>続きを読む
イ・チャンドン自ら作品の解説をしてくれ、ソル・ギャング、ムン・ソリ、チョン・ドヨン、ソン・ガンホらがインタビューに答えるという豪華な内容。普段の役者さんたちを見て、この人たちが演じていたのかと改めて思>>続きを読む
イ・チャンドン監督のデビュー作。冒頭、電車が左カーブをするシーンは『ペパーミント・キャンディー』を、柳の木は『オアシス』を、地方都市の川は『シークレット・サンシャイン』や『ポエトリー アグネスの詩』>>続きを読む
これは、私の物語でしょうか。多かれ少なかれ女性は共感するのでは。戸田恵梨香や永野芽郁のように大好きな母を喜ばせたり、意地悪な姑(舅、父の姉妹弟、その家族、その他親族……)から守るために頑張っていた私。>>続きを読む
✨祝 500レビュー✨
意図した訳ではないけれど、500本目が好きな傑作になって嬉しい。
既に劇場で観ていて、レビューも書いている。その時とさほど印象や感想は変わらないが、やはり演技と分かってい>>続きを読む
1人で勝手に「イ・チャンドン祭」をしていて、すごく良いけど重たい~と思って、何も考えずに見れるかな?なんて気軽な気持ちで普段観ないジャンルに挑戦。だけど、最後まで謎だらけだし、叫びまくるしで全然心休ま>>続きを読む
昔のメロドラマのような赤ん坊の取り違えが発端となり、2人の母親の運命が交錯した所までは想定内だったけれど、そこから私の予想だにしない展開に。でもそれすらそんなに重要ではないとばかりに、前半にちょっと登>>続きを読む