のこのこのこっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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短編故事(2023年製作の映画)

2.5

えっと、おれツァイ・ミンリャン観に来たんだったっけ?とか思いながらポケーっとしてたら終わってしまった。

火の娘たち(2023年製作の映画)

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特に考えずに取った座席が後方だった。眼鏡をかけても通常の視力なわけなのでそりゃ見えない。読めたり読めなかったりする字幕はまだ逃してもいいとして、画面そのものもシネスコ3分割のせいで小さくてよくわからな>>続きを読む

南スーダンで生きる ~ある家族の物語~(2022年製作の映画)

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存在を知ったので難民映画祭に行ってみた。南スーダンは2011年に独立、南スーダンの父と言われる故ジョン・ガランの娘アクオルが母と妹を撮った作品。政情安定せずいつ自分たちが危険な目に遭うとも限らないデ・>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

これ、たけしのバラエティ番組じゃないか。やりたいことをそのままやってみたとすると納得するものがある。そして混ぜ合わせ具合はさすがに上手い。時代劇としてまともに撮ってるようでいて、常に笑わせに来ているよ>>続きを読む

黒衣人(2023年製作の映画)

4.3

個人を描いた伝記として、これはすごいことでしょう、王西麟を知らなかったけど。日本に置き換えるとして知名度を取るなら坂本龍一、実際的に言えば王氏と年齢も近い高橋悠治が全裸で出演しているというのときっと変>>続きを読む

About Dry Grasses(英題)(2023年製作の映画)

4.0

追いやられた僻地から都会へ抜け出したいと願う教師の踊らされ奮闘記。学園ものな様相と政治的な見解が半々に合わさった感じ。答えの見えてこない水掛け論の末になんとか得た情報から、表にゃ出しちゃいけないのに笑>>続きを読む

ハッピーワーカー(2022年製作の映画)

2.0

燃え尽き症候群についてのドキュメンタリー。数値や言葉とイメージ映像が頻繁に挿入されて洗脳的な作りだと思った。初等教育は不合理に慣らせる作業である、株主と経営者の利益が企業の中心にある、管理職に管理能力>>続きを読む

4人の小さな大人たち(2023年製作の映画)

2.7

スマホをぶっ壊してからの子どものバイオリンの音がいちばん印象に残った。現代人に於いてスマホ破壊は致命的な関係の途絶えを感じさせる。内容としてはポリアモリーというあれなものを女性が描いてみましたってこと>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.7

閉鎖病棟に隔離されている若い女が、特殊能力を手に入れてニューオリンズから脱出するってただそれだけのことなのだが映像もきれいでなかなか面白い。しかし、しょうもないことに目が行った。屋根裏の子ども部屋が8>>続きを読む

バブル(2022年製作の映画)

1.5

教師の父と、仕事で評価もされてる母で、冒頭からいかにもしっかり性教育してますよって見せてるんだけど、最早ここの時点で「ちゃんとした教育ではない」違和感がものすごくある。親として子に教えるならば、おそら>>続きを読む

大いなる自由(2021年製作の映画)

3.7

チラシかなんかにバロック絵画(人名だったかも)っぽい映像とか書いてた気がするのね。で、さすがに思ったわ。土壁をバックに暗い照明で微かな灯火を点ければ…最早それでジョルジュ・ド・ラ・トゥール的な誰でもで>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

2.2

なんかね、友だちが観に行ったよーって言っててよかったと言ってたのさ(評判とは違う気がする)。で、ストーンズが新作出すって!なんて会話しててミック・ジャガーと同い年じゃんなんて、多少盛り上がったりして、>>続きを読む

クローネンバーグの ファイヤーボール(1978年製作の映画)

3.0

コストコならぬファストコ(FastCo、原題Fast Companyを略して)。歌まで丁寧にファストコの宣伝!もうドラッグレースと乳のB級映画と捉えるとわかりやすい。帽子被ったビリー"ザ・キッド"に">>続きを読む

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.3

実時間ものってたまにあるのは知ってるが観たのって大昔に『ニック・オブ・タイム』くらい。この作品の場合の上手い点はドキュメンタリー風の撮影であったりチェンバレン宅と階段くらいしか映さないというどうしたっ>>続きを読む

至福のレストラン/三つ星トロワグロ(2023年製作の映画)

4.2

既に今更だがスコア的都合でレビュー書くより先に取り敢えず上げておく。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

時間だけでなく映像もカメラも贅沢だなあって印象が強い。全編に亘り弱々しさの抜けないディカプリオがまたこの作品らしいわな。取り分け後半の法廷やインスリンのとこ。オセージ族は現存するがオセージ語は話者がい>>続きを読む

ライト・ライト・ライト(2023年製作の映画)

2.8

回想の形であるがラジオなども使ってシームレスに80年代の青春を描いている点は雰囲気を出していて伝わってくるので十分に楽しめる。

しかしチェルノブイリからの立地的な影響や公用語であるフィンランド語とス
>>続きを読む

独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

3.8

観る前はどうなっているんだろう?と気になったが観始めてみると、むしろソクーロフ以外の何物でもないし彼だからこそ作れたという気がする。褪色や筋がないのとアーカイブ映像から拾うというの相性が良い。台詞が多>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

寝不足な朝一で久石譲のミニマルな音楽が眠気を煽ってきやがった。まあなんとかなったが。作画とかってどんなことなの?って知識ない身からしても、昔観たジブリに比べて背景などの細かい動きが現代のものなのがすぐ>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

4.1

冒頭からして『サンセット大通り』的なね。しゃべり倒してるのにテンポがとても良い。

アデュー・フィリピーヌ 2Kレストア(1962年製作の映画)

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よし、2日連続で来れば全部観れるな!と向かったのですが、疲労もあったのでしょう。なんかやけにあったかい空調が心地良くて心地良くて、幾らか寝てしまった。

もう、何が起きてるのかわからなくなってくる。う
>>続きを読む

雪豹(2023年製作の映画)

3.0

個体数が少なく保護対象となる雪豹を捕らえて補償を求める羊飼いを現在起きている事件として捉えドキュメンタリー風に長回ししているパートと、雪豹と僧の交流を雪豹目線のファンタジックな映像を挿入して対照的に描>>続きを読む

遺灰は語る(2022年製作の映画)

2.8

モノクロに始まって後半の短編小説『釘』でカラーになる。速攻でなんか違和感が出てくる。兄弟でのときとかなり違うような。カラーで大仰なイメージがある。ピランデッロの埋葬の話などと言えばそれ自体はかなりらし>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

4.1

これ、去年のじゃんって感覚がめちゃくちゃ強かったのだが公開5月だったんですね。映画観に久しく行ってなかったのだなというのがよくわかる。前後に他の劇場に移動したのや、朝にまさかの女性専用車両乗ってたこと>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.1

ウェス・アンダーソン初めて観た。舞台のような作りやメタ構造が特徴なんですかね。台詞量で掴みにくくするのもよくあることだが、全体的なバランスとすれば良い。

耳をかたむけて(2023年製作の映画)

4.5

聖書にこんな言葉がある。「祝宴の家に行くよりは、喪中の家に行くほうがよい。そこには、すべての人の終わりがあり、生きている者がそれを心に留めるようになるからだ」

もちろんリュウ・ジャインという人がこれ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.7

トニー・スコットは観てみたいと思ってますが、実は前作を観てすらいない。タダだしいっしょに観てみない?と妻を誘ったのでした。作戦の本番はそこまで引っ張るのなと思ったがそもそもわかりやすいアクションって、>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

1.5

日本のトイレはきれいだなの映画。所詮は監督の意図によって並べられた作り物が劇映画だよと捉えきれれば感じ方も違ったかもしれない。モノクロの写真か夢なのかな映像の挿入や夜景などが悪いとは思わない。問題はこ>>続きを読む

湖の紛れもなき事実(2023年製作の映画)

3.5

取り敢えずワイズマンとディアスは潰せるときに潰しておかないとという理由で臨む。すると劇場への途上で検索して気づくのでした。この作品は前作『波が去るとき』に続くヘルメス三部作で時間軸的には前作より前の出>>続きを読む

夏の終わりに願うこと(2023年製作の映画)

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説明をされればわかるのだろうけど、劇的な変化は当然なく最低限の感情の吐露しかないのだから、まあわかりにくい。動物や虫をやたら撮ってるなあとそんなことしか感じなかった。これや道化、ケーキといった要素はす>>続きを読む

命の葉(2017年製作の映画)

3.4

よくあるイランらしい映画かなと。北部ゴナーバードを舞台とする作品で彼の地ではサフラン栽培が盛んで水が貴重なのだそう。世界遺産にもなっている最古の大規模なカナートにより灌漑している。

作品としてはドキ
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洞窟(2021年製作の映画)

3.8

色々と対比のある作品。北イタリアのピレリ・タワーという都会に対する南イタリアのポッリーノの自然。洞窟探検家たちの若さに対する牛飼いの病。ロングで捉える(眼鏡忘れたから一々止めてと思った)山野に対する暗>>続きを読む

わたしのSEX白書 絶頂度(1976年製作の映画)

4.0

自宅でね、鑑賞しようと思うと妻を家から追い出さにゃならんような環境にある。海外物はともかくとしてピンク映画となると観るべき作品がたくさんあるのだろうなと改めて思った。取り敢えず曽根や田中から何本か観て>>続きを読む