前半は記憶喪失ミステリー、後半は歴史改変モノという感じ。
いくら過去を変えても望んだ未来へとは進まないところが、ハッピーエンドで終わりがちなタイムリープ作品へのカウンターとなっていて面白かった。>>続きを読む
バンド初期の貴重な映像や、ギャラガー兄弟以外のメンバーの事を知れて良かった。
欲を言えば、『モーニンググローリー』以降の崩壊へと向かう姿も見たかったけど、流石にそこまで描くと尺が足りないか…。>>続きを読む
非常に重苦しいタイトルがつけられていますが、基本的には一件のひき逃げ事件を巡るミステリー作品。
1つの事件を複数人の視点から繰り返し語る事によって、少しずつ真相に近づき、また各キャラクターの知られざ>>続きを読む
認知症の老人による復讐劇…という話がまず面白い。
老人が各地を周って隠れナチを探すだけでも大変なのに、彼にはいつ記憶を失うか分からないリスクもあって、このスリリングな緊張感にどんどん引きこまれていく>>続きを読む
一言で言うなら、「中年女性による007」。
メリッサ・マッカーシーが意外にも正々堂々と主人公を演じていたのが印象的でした。
彼女にしては珍しいキュートなキャラクターで、アクションシーンもしっかりとこ>>続きを読む
コーエン兄弟らしい厭世観のある、ダウナー・コメディー。
主人公が様々な災いに遭うのだけど、テンポが良いから悲嘆にくれる暇さえないし、むしろその不幸ぶりが段々と面白くなってくる。
「酷すぎて笑うしか>>続きを読む
スリラーっぽい作品かと思いきや、意外とシリアスなミステリーでした。
主人公が映画技師ならではの方法で、真相に近づいていくのが面白かったですね。
そして、何よりも注目すべきは衝撃的なラスト。
ある>>続きを読む
戦場という不条理の中で起こった、更なる不条理。
あまりにも酷い展開には最早コメディの趣さえ感じるし、主人公を救ったものの正体には寓話性すら感じる。
ただの戦争映画という枠では捉え切れない、世界の不>>続きを読む
非マッチョな男性2人組の日常描写と、2人の特殊な設定が生み出すギャグが楽しい作品。
主人公の優しい性格には癒されるし、2人のBL未満な関係性にも、ほっこりさせられる。
ただ、こういう日常アニメを映>>続きを読む
台詞は一切ないものの、ぬるぬるとしたアニメーションの動きだけで感情移入させられるのには驚きました。
アニメーションが本来持つべき、根源的な気持ち良さを感じられる作品ですね。
物語的には非常に抽象性>>続きを読む
第二次世界大戦の裏にあった、暗号解読を掛けた戦いは興味深く見れました。
暗号解読という、下手をすると非常に退屈な話になりかねない話も、3つの時代を同時に進行させる構成で、飽きずに楽しめます。
ただ>>続きを読む
死を前にして生きる事の痛みや虚しさを描きながら、その一方で、生きる事のささやかな喜びや希望をとても自然に、且つ雄弁に描いているところが素晴らしい。
絶望の最中で彼が感じたであろう、幸せの実感がこちら>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
宇宙人と会う話を期待していたら、宇宙人と会う“まで”の話が物語の中心となるので、その点では肩透かしを食らった。
意外と政治や権力を巡る話が多いし、(まるで宇宙人の様な)ハデン社長によるチートで打開さ>>続きを読む
前半は所謂“ボクシング成り上がりモノ”といった感じで、主人公の成長や擬似家族化するトレーナーとの関係が見ていて楽しい。
ところが、一転して後半は…。
重たい展開になる事は何となく知っていたのですが>>続きを読む
「宝探し」という冒険物語をベースにしつつ、スラップスティックな笑いに、不思議なギミックの数々と、子供が好きそうな事が全て詰まった様な作品。
大人になっても、こういう作品にワクワクする人間でいたいですね>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
作品全体の雰囲気は良いし、トンネルのシーン等、この作品ならではの見所もある…のだけど、個人的にはあまり乗れなかった。
ちょっとオシャレ過ぎるのかな?時代設定が自分の世代とはズレてる事もあって、感情移>>続きを読む