3104さんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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(ハル)(1996年製作の映画)

3.8

「インターネット」以前の「パソコン通信」の空気感(経験はないが)。孤独な夜をつなぐ光の線よ。
どこか牧歌的で素直な恋愛映画だが、それがまたいい。

1996/3/30 テアトル梅田

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.6

クライマックス前まで持っていく、飽きさせない見せ方は巧みといえる(歯車同士が少しずつ噛み合っていくかのよう)。しかしそこから終わりまでの「ひっくり返し方」がいまいち煮え切らず。物語自体の後味が悪いのは>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.8

「見えないけど、いるな?」

あかん、いい映画なのに「ペロリン・天使の舌」というパロディAV(未見)のタイトルが頭から離れない・・。

JFK(1991年製作の映画)

3.2

公開当時、浜村先生が自分の番組でほぼ最後まで内容を語っていた(よくあること)。

拳銃は俺のパスポート(1967年製作の映画)

4.0

無口な「エースのジョー」がSo Cool!
引きの画(車を海に捨てるシーン)や引く画、寄る画のメリハリのかっこよさよ。昨今の映画のように、これ見よがしではないハードボイルドタッチがたまらない。
ちなみ
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愛しのフリーダ(2013年製作の映画)

3.5

シンプルながらも、優しさや(作り手やフリーダさんからの)愛情が感じられた作品。
確かに公開規模は小さいが、ガラガラだったのは惜しいなぁ。

マイク・ミルズのうつの話(2007年製作の映画)

3.4

結局のところドキュメンタリーは、作り手の姿勢や視点が(「マイク・ミルズの」と名前が冠してあるならなおさら)多かれ少なかれ投影されているもの。淡々とした構成の向こうに、監督の“意図”のようなものが静かに>>続きを読む

超能力学園Z(1982年製作の映画)

3.0

そしてゴールデンではこんな作品も。最近はやらないよね。

禁断のインモラル/魔性に彩られた処女喪失の館(1982年製作の映画)

3.0

昔の地上波では夜中、不意にこんなエロいやつを放送していたりしました。名作もこういう作品も、同じ地平で扱われる環境も必要だと思うのです。

悪の法則(2013年製作の映画)

3.2

哲学的な科白は、同じコーマック・マッカーシー絡みの「ノー・カントリー」を連想させる。
各登場人物(特に主人公の“カウンセラー”)の描き足りなさが気になった。これでは後半に向けての「ため」が利かない。
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グロリア(1980年製作の映画)

3.8

「レオン」好き?じゃあ観て損はないよ。
「恋する惑星」のブリジット・リン演じる金髪女のモデルはこのグロリアさん。

陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

3.5

(原作未読)
柔らかな光の扱いや良し(まさに“陽だまり”)。あの駄作「ソラニン」と同じ監督か?といい意味での驚き少々。
上野樹里が魅力的。どこか浮世離れした、時に生身の人間ぽくもない(!)この役は彼女
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.3

予想以上に「竹取物語」だった。
いいと思った箇所に比べて、うーんと思ったり曖昧に思えた箇所が、ほんの少し上回ったという感じか。

ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

4.0

「You’re still there, huh?
We’re gonna do one more song, and that’s it」
- ロビーのセリフから始まる、冒頭(でありラスト)の「Do
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ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国(2010年製作の映画)

2.8

「ウルトラ兄弟と怪獣」の枠に縛られることなく新しい展開に舵を切ったことは評価したいが、いかんせん登場人物(特に人間)の行動・言動・思考に脈略や一貫性がなく、話の展開に全く説得力がないのが辛いところ。>>続きを読む

カラフル(2010年製作の映画)

3.6

暗いシチュエーションや辛いやりとりが多いが、物語自体のベクトルはちゃんと“希望”の方を向いている作品。
2010/9/16

ミックマック(2009年製作の映画)

3.6

明るいタッチでテンポよく描かれる、ちょっとした「復讐」のお話。ジュネ特有の色彩や美術は今作でも健在。
2010/10/6

ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)

3.3

アメリカ軍に実在したという“超能力部隊”をめぐるコメディ映画。ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、ケヴィン・スペイシーなどキャストは豪華。「いかがわしさ」と「妙な真面目(≒ピュア)さ」を、距離を>>続きを読む

闇の列車、光の旅(2009年製作の映画)

3.4

中米ホンジュラスからアメリカへ向かう移民と、メキシコのギャングの男の逃避行という2本の軸を中心に描かれる映画。目的地・旅立つきっかけ・出会い・成長の機会と、「ロードムービー」の十分条件は備えている作品>>続きを読む

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

「受け入れること」が問われる作品。
ハリウッド版(リメイクではない)の『モールス』もよかったが、個人的にはこちらに軍配を。

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(2009年製作の映画)

1.0

近年のウルトラ作品に魅力を感じないのは、フィルム&ピアノ線からデジタル撮影&CGになったからではないという事を実感。(特に昭和の)特撮作品に漂っていた「情緒」や「余韻」のようなものが全く感じられず。>>続きを読む

フローズン・リバー(2008年製作の映画)

3.7

立場も考え方も(人種も)異なる2人の母親が、互いの苦境を打開するため危険な仕事に手を染める・・というアウトライン。凍った心が全編を支配する重苦しい作品だが、それが“融ける”シーンに心を動かされた。監督>>続きを読む

グレムリン(1984年製作の映画)

3.0

12時を過ぎたら食べてはいけないという決まりは、当時より今のほうが(体型に)響きますわ。

光の雨(2001年製作の映画)

3.2

劇中劇という設定をどう捉えるか(個人的には良かったと思う)。裕木奈江がいい感じなのですよ。某暴走議員の演技も悪くない。

ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

3.7

観られる方法は限られるが、打ち捨てておくには惜しい作品。
特定の“関係者”の思惑や私情を乗り越えて、いつか広く公開される日が来ることを願う。

女であること(1958年製作の映画)

3.6

いきなり丸山明宏が歌いだしびっくり。
「花火のような女」が飛び込んできて次第にかき回される各人物の関係。特にさまざまな要素にペースを乱され続ける原節子の姿は出色か。
テンポ良く進むが、逆に言えば少し駆
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ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

3.5

軽く素早い感じのコメディタッチを予想していたが、意外に、というかかなりヒリッと~もしくは人によりズシッと、グサッと、チリッと~くる展開にやや面食らう。
岡田×麻生の、部屋でのシーンの台詞ややりとりが、
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.7

トルーマン・カポーティを演じるフィリップ・シーモア・ホフマンの演技にひれ伏せ。
これから観られる方は、映画の“題材”であるところの『冷血』をぜひ読んでからご覧下さい。

トランス(2013年製作の映画)

3.5

継ぎ目なく展開する話のテンポとテンション。数を抑えた登場人物と「トランス」な状態を想起させる光と色の交差。
あぁ、ダニー・ボイルだ。それでいいじゃないか。

ただ偶然前日に球筋の似た映画を観てしまった
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