3104さんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

3104

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クロニクル(2012年製作の映画)

3.5

主要人物の配置の仕方(特にいとこのマット)がシンプルかつステディ。政治家志望のスティーヴや、「モルモン教徒ではありません」のくだりは、制作~公開時のアメリカの時勢の反映か?などと勘ぐり。「キャリー」「>>続きを読む

サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.6

ソダーバーグの作品は、話の継ぎ方や展開、全体の体重移動がさりげなくそして巧みだ。
今作でもその部分は顕著で、月並みな表現だが「これで引退するのがもったいない」と言わざるを得ない。
ストーリーとしては、
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クリムト(2006年製作の映画)

2.2

ファンタジックという名の地雷を踏んでしもうた。途中ウトウト。封切り時にデートで観たのですが一緒に行った人ごめんなさい、許してちょんまげ。

ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987(2013年製作の映画)

3.6

各ミュージシャンのパフォーマンス(みんな若い!)も見ものだが、大雨に翻弄される会場や参加者達のショットがこの映画の肝であろう。説明過多なナレーションや「ベイビー、大丈夫か?」の連呼、当時を振り返り言い>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.8

正直、ここまで正面きってラブストーリーを作るとは思っていなかった。「パンツを脱いだ宮崎駿」とはよく言ったものだ。

堀越二郎という縦軸に、堀辰雄の「風立ちぬ」(さらには「魔の山」も)が横軸のように差し
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トラフィック(2000年製作の映画)

3.8

3つの方向から(理解を助けるための画面の“色分け”も秀逸)描かれる物語のように、登場人物達や属するコミュニティもまたさまざまな表情を持ち得る。
こう書くと~特にソダーバーグ作品にあまり馴染みがない方に
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

カメラワーク、立ち回り、ボレロ、人の業。
京マチ子、bitch...

ローン・レンジャー(2013年製作の映画)

3.6

とっ散らかっていない「パイレーツ〜」みたいな感じ。娯楽作としては悪くはない。
アーミー・ハマー演じるローン・レンジャーのマスク姿が「人気者でいこう!」での堀部圭亮に見えて仕方がなかった。

ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

3.8

演技ではない演技が心地よい。小田エリカの眼差し、ARATAの佇まい。伊勢谷くーん!

自分なら何を「思い出」に選ぶか・・観た後に(もしくは観ながら)考えませんでしたか?

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.4

「ブレーキどうすんだよ?」のあとの仁さんの表情がたまらない。あとはアジトで新「魔墓呂死」のメンツと初めて対峙する時の小林稔侍の演技。あと・・(しびれる場面とセリフだらけだよ!)
2012/3/7

ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

近未来を描いたSFではあるが、話の展開といい空気といい、また建築物等各種デザインといい、全体的に「古さ」「ベーシックさ」を感ぜずにはいられない(しかしそれは決して“退屈”なものではない)。
終わり方は
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大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン(1966年製作の映画)

3.7

子供が一切出てこない異色作。
その事も影響してか、わりと硬質な作りになっている。
この路線で行けば(興行的にはいざ知らず)、後世の評価もまた少し違ったものになったのかもしれない。
ガメラ、バルゴン共に
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凶悪(2013年製作の映画)

3.5

殺人や面会や裁判のシーンではなく、主人公夫婦の対話のシーンが、一番重いものを突きつけられたような気がした。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

まず気になったのは、上映時間の長さ。
そして、観た人の「とにかくよかった」「観てよかった」という絶賛の声・声・声。
そんなに皆が誉める映画って?眠らずに最後まで観ることができるのか?
・・観るうち(い
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第七の封印(1956年製作の映画)

3.8

生とは死に抵抗する力の総和である。
・・昔聞いたこんな言葉がふと思い浮かんだ。
少々難解(なので時間をおいてまた観たい)なれど、死神、チェス、旅芸人、そして死の舞踏・・モチーフの差し込み方が秀逸。

黒い十人の女(1961年製作の映画)

3.7

設定や展開は非現実的なれど、職場であるところのTV局の描写が話を現実にとどめる役目を担っている。
冒頭部の陰影を活かしたシークエンスがクール。
「誰にでも優しいということは、 誰にも優しくないというこ
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首都消失(1987年製作の映画)

1.9

車で突っ込んだら雲が晴れてハイ一件落着。
・・それで終わり?さすがにこれでは子供も騙せない。

スリーパー(1973年製作の映画)

3.9

初期のコメディ作品。1973年に冷凍保存された男が目覚めさせられたのは、ちょうど200年後の世界・・。
(わざと)チープなSF的ガジェットに彩られた未来の管理世界を舞台に、文明批判のようなものも展開さ
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.7

こんな男は可愛い?母性なんとかをくすぐる?まぁ、憎めないよな。
クッキーはハート型。

オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)

3.5

序盤〜途中まではやや低速で話が進むのだが、主人公の「吹っ切れ」と「あるセリフ」をきっかけに、流れが一気に加速する。それはまるで台風時の濁流のように、登場人物達を一気に川の河口(≒物語の終着点)まで運ん>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.9

人物描写は雑(ちゃんと描こうとしているところと、え?そんな適当でいいの?というところが混在)で、時にはSF考証もなおざり。話の奥行きや展開は冒頭の「これまでの世界」のダイジェスト説明の箇所が一番面白か>>続きを読む

スターダスト・メモリー(1980年製作の映画)

4.0

ウディ・アレンの映画は(彼が出演している/いないに関わらず)どこを切っても“彼の映画”なのだが、今作も多分にもれず“彼の映画”である。ただ他の作品と違う点は「観る順番」に留意するとより楽しめるところで>>続きを読む

ひまわり(2000年製作の映画)

3.7

この頃の麻生久美子に内在する“儚さ”を、上手く(≒嫌味なく)取り出した作品。個人的にはそれだけで充分満足なのだが、彼女を巡る「男たち」の振る舞いや、砂浜の舟のくだりのカラッとしたやるせなさなども見どこ>>続きを読む

サイボーグでも大丈夫(2006年製作の映画)

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どんな作品か全く知らず、時間潰しで観た。とっ散らかった作品だったというのが記憶の中の印象。何が大丈夫だったんだ?思い出せず。