スズナリさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

スズナリ

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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

公開されたのもっと前かと思っていたらまだ一年も経っていなかったことに驚き。
特にミステリーとして破綻してるところは無いしカイアを演じた女優さんも良かったけど突き抜けて面白いとまでは言えず、「原作小説を
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霧の旗(1965年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Twitterで紹介ツイートが流れてきて気になったので。倍賞千恵子は寅さんの年老いた頃のイメージしかないので、当時24歳で自分と同年代の頃を見てめっちゃ美人やん!とまず驚いた。顔つきに幼さは感じるが目>>続きを読む

ゴースト・ライト(2006年製作の映画)

3.1

『ゴースト』のデミ・ムーアが再び幽霊ものの作品に(その割に幽霊要素は添え物だが)。途中まではストーリーが「バルカン超特急」味があるなぁと思ったらそーゆーことねという展開に。ネタバレになるので詳しくは言>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.9

タランティーノはマーベル俳優は役者じゃないと言ったが、そういう言葉が何十年に渡って呪縛となって苦しめられている元ヒーロー俳優が再起を兼ねてNYで舞台に挑むが……謎の超能力持ち設定だが果たしてそれは本物>>続きを読む

明日に処刑を…(1972年製作の映画)

3.5

スコセッシの最初期の監督作。デニーロもディカプリオも出ない、女性が主人公のスコセッシ作品というのが今となっては珍しいが、それでもなお面白い。
性別も思想も出身も人種も違う4人が大恐慌を背景に強盗に手を
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ミッドナイト・キラー(2021年製作の映画)

2.9

実際にアメリカで起きた連続強姦殺人鬼を題材にしており、面白くなりそうな内容なのに見終わった後は「うーん、つまらない」という気持ちが支配する残念な作品に。『こいつは犯人と思わせて犯人やないやろ』というキ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

製作決定が報じられた時から公開を楽しみにしていたら件の炎上騒ぎで、上映終了間近になったら見に行くことにして今更ながら鑑賞。何だかんだマーゴット・ロビーは素晴らしい。
いろんな映画評論家が言ってる通り、
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

Filmarks さんの試写会に当選し、グラシネ池袋12FのIMAXで鑑賞。流石一級品のIMAXなだけあってエンジン音などの重低音が喉にまで伝わった。これから観る人はIMAXで見ることを勧めます。上映>>続きを読む

ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

4.0

ホワイトハウスがテロリストによって占拠+シークレットサービス長官の裏切り+娘が人質というフルコンボで、たまたま居合わせた議会警官の男が大統領を守ることになる。ド直球ハリウッドエンタメ作品で、パニック映>>続きを読む

サムライ(1967年製作の映画)

3.8

Jazzy な劇伴と静かな雰囲気なハードボイルド。時代的にガバガバなところ(鍵の所とかアリバイ工作とか)はあるけど、「なぜか目撃証言を偽証する目撃者」のマクガフィンは面白い。そこから黒幕をさがせるのだ>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.9

ずっと気にはなっていたけど見る機会が無かった。最後まで見れば実は最初から伏線が散りばめられていることに気付かされ上手いなぁと膝を打った。(邦題はちとズレてるけど)サスペンスも面白いし、推しのアナ・ケン>>続きを読む

水のないプール(1982年製作の映画)

3.8

内田裕也はロケンロールのイメージが強いけど、役者業に関しては「タクシードライバー」のトラヴィスみたいな腹にドス黒いものを抱えた小市民の役がマジでハマり役過ぎる。80年代前半のバブルに浮かれる前、70年>>続きを読む

スコア(2001年製作の映画)

3.5

「脚本は好きではなかったが、デ・ニーロとブランドと自分がポスターに写っていることを想像して出演した」(by エドワード・ノートン。Wikiより引用)。
ノートンの言う通り、計画に割く時間が長すぎて作品
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.6

『エイリアン』の前日譚として作られるはずが厳密には前日譚ではなく『エイリアン』との結びつきは低いみたいな説明だが、普通に”エイリアン”サーガとして面白かった。一作目見たのかなり前だが初見の時のハラハラ>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.9

キューバ移民のチンピラが暗黒街で成り上がり、やがて自滅していく。デパルマのアグレッシブな演出とアルパチーノの迫真の演技が素晴らしい。全てを手に入れた男が全てを失っていくのは見てて辛いね。ハワード・ホー>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.2

うーん、話がつまらない。アクションも飾りみたいで特に突き抜けたものがなくて入り込めず。1時間50分でも冗長に感じてしまった。センス良かったのはタイトルだけだった(あと日本語の服着ているのも)。

恋のミニスカ ウエポン(2004年製作の映画)

3.8

サムネに釣られたけど明らかにB級映画だから最初のうちはあまり期待していなかったら中々面白かった。百合はやはり良い。ヨリ戻すためにあっさり足を洗うなんて良い奴じゃーん。出てくる人全員美人で眼福。デヴォン>>続きを読む

映画女優(1987年製作の映画)

3.9

田中絹代の半生を描きつつ日本映画の歴史も振り返るので、大学で映画の歴史を学んだ身からしたらとても面白く見れた。同時期に山田洋次監督が「キネマの天地」で似た題材を作ってるのは偶然なのか。自伝的内容にして>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.9

北欧神話なんて今まで触れたこともないけど、アイスランドの凍てつく大地の寒々しさが9世紀という時代背景も相まってより強く感じられた。父王を殺された王子の復讐譚だが、その裏に隠された真実はある種残酷であり>>続きを読む

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.9

「ボディーガード」の子供版的な感じだけど子役のダコタファニングが上手い。子役特有のあざとい感じがしなかった。前半の幸せな展開からのどん底だけど容赦なくひたすら復讐に徹するクリーシーはカッコいい。ケツに>>続きを読む

KAMIKAZE TAXI(1995年製作の映画)

3.9

今やジャニーズ御用達の映画監督に成り下がった原田眞人だけど金融腐食列島といい今作といい昔のは良いのあるんだけどなぁ。日系人の存在は自分も関心あるから興味深かったし。役所広司演じる日系ペルー人流石だけど>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに面白い新作。「夫は仕事、妻は家庭」という50年代のアメリカ家族の在り方が『アメリカンドリーム』と目されがちな点に注目して、男たちが好きな女を拘束してVRの中で勝手に「妻」にして理想的な生活を>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

蒼井優の1940年代当時の女性の喋り方や高橋一生の演技が流石すぎる(高橋一生の演技まともに見たけど上手いのねこの人)。時代が戦争へと向かっていく世相をひりひりと克明に表していた。
(まぁでもこれで銀獅
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私は貝になりたい(2008年製作の映画)

3.9

終戦の日なので。見たことなくても有名な話だからずっと見るのを躊躇ってきたけど、注目され辛いBC級戦犯裁判の実態(戦勝国が敗戦国を裁くことの問題)や、アメリカがおこなった市街地への攻撃は条約違反であるな>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

ある日妻が失踪。途中まではよくある展開だが実は妻が……と分かってから面白くなってきて2/3過ぎた所で急展開。妻がとにかく恐ろし過ぎた。最後どんでん返しあるかなと思ったら別の意味でどんでん返しだったし。>>続きを読む

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.8

ガル・ガドットが影で世界平和に暗躍する組織「チャーター」に属するタフなエージェントに。やはりスラっとしているのでアクションが映える。ストーリーも分かりやすくそれなりに面白かった。結局何だかんだデジタル>>続きを読む

警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

23年前に起こった「ルーシーブラックマン」事件のドキュメンタリー。監督は日本の方だがプロデューサーなどは外国人でスタッフも国際色豊かなネトフリ製作なのが今時らしい。
どういう事件かは世代ではないので知
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前から気になっていてロングランしてるとの事なので鑑賞。元デザイナーでアイスクリーム店で働く常田(吉岡里帆)×デビュー作以降書けない小説家佐保(モトーラ世理奈)と、実の父を探す姪(南琴奈)×姉とわだかま>>続きを読む

千羽づる(1989年製作の映画)

4.0

今年で78回目の広島原爆の日を迎えたので。
幼い頃に被爆し、9年後に原爆症を発症し命を落とした佐々木禎子(さだこ)の自伝映画。運動会の徒競走で一位になるほど健康的な少女だったのが、原爆による白血病にな
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Red(2020年製作の映画)

3.0

期待してたほどでは、ていう感じ。今の日本の情勢を鑑みるとあんな裕福な家庭はリアリティーが無くて冷めてしまう。夏帆の抑圧された主婦が不倫に溺れていく様子は良かった。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

岸井ゆきのを始めとする役者陣の圧倒的な演技力を持って成立している作品。16フィルムによる映像が優しい。こういうのに琴線に触れる人は好きなんだろうなと思った。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.9

Twitter でおすすめ回ってきたので鑑賞。「タイムトラベル」「過去の世界で出会った運命の女性」「未来からの追跡者」など、確かに押井守監督も影響されてそうだなと思う部分もあったが、全体的に『12モン>>続きを読む

プロジェクトX トラクション(2023年製作の映画)

3.4

ジャッキー最新作だが、撮影自体は5年前に終わっていて公開延期を重ねた末の配信スルーとのこと。ここ最近のジャッキーは若手俳優にアクションを任せて世代交代した感じだったが、今作は米中合作だからか割とジャッ>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

4.0

フリッツ・ラングの代表作であるが、以前アマプラで配信されてた時は字幕がAI翻訳されたかのように酷かったのでスルーしてた。今回再配信されたとのことで初鑑賞。90年前の作品なので残虐なシーンは一切出てこな>>続きを読む

グレートウォール(2016年製作の映画)

3.8

米中合作映画。プロパガンダ臭はしないが役者といいCGといい金は掛けてんなぁという印象。流石チャイナマネーというべきか、それでもストーリーはそれなりに面白かった(最初は何だか進撃の巨人ぽいなと感じたけど>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めから終わりまでテンションクライマックスでアドレナリン爆上がり。スパイ映画らしい変装からアクションまで、160分があっという間だった。
世界を支配するAIを制御出来る鍵の奪い合い。新キャラグレースが
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