リグレットさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

リグレット

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牢獄処刑人(2013年製作の映画)

3.6

邦題とジャケ写でB級セガール感出ちゃってますが、中身はフィリピンの政財界と警察、刑務所、汚職など交えた骨太作品でしかも実話ベースという。テーマや群像劇の描き方などスティーブン・ソダーバーグ、そして『ト>>続きを読む

ザ・レイド(2011年製作の映画)

3.8

劇中の8割が大体殴る・蹴る・パラン刀振り回す・銃乱射という潔いアクションの徹底ぶり。

黒い牡牛(1956年製作の映画)

4.0

子供と動物の友情。そして何も知らない子供が教育で大人を動かす術を知り、そして社会の理不尽に直面する。それでも立ち向かう姿勢など骨太な反骨映画。ラストの緊迫感に溢れた闘牛シーン、是非また劇場で観たいもの>>続きを読む

探偵なふたり:リターンズ(2018年製作の映画)

3.3

前作の方がひねりや家族関係に深みがあってあって良かったかな。

囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件(2012年製作の映画)

3.4

昭和の実録モノを彷彿とさせる作り。残酷非道なアブサヤフの一面を描きつつ、教育の大切さや人間的な一面、精神的支柱を失った後のグループの崩壊など考えさせられる。人質のストックホルム症候群となる過程なんかあ>>続きを読む

モハメド・アリ/ザ・グレーテスト 1964-74(1969年製作の映画)

3.2

作品がいかにも写真家の作った映画という感じの時代を切り取るようなざらついたフィルム感。まるでカサヴェテス『アメリカの影』を彷彿とさせる。劇中肝心の試合シーンは恐らく権利関係がうるさかったんだろう。ショ>>続きを読む

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

4.1

2015年に劇場で観て以来5年振りに見直してみた。近日ディアオ・イーナン監督の最新作『鵞鳥湖の夜』も公開予定なので。
大都会ではないちょいとうらぶれた郊外、寒々しい中国の都市とそこに生活するまだ猥雑さ
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レディ・キラーズ(2004年製作の映画)

3.5

劇中度々出てくるエドガー・アラン・ポーにちなんで猫は黒猫にしてはダメだったんだろうか。信仰心が厚いおばあちゃんの飼い猫に黒猫だと不吉だったからリアリティーが無いとかでボツになったんかな。
南部と北部の
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血の魔術師(1972年製作の映画)

2.6

これまでの作品はサイコやシリアル的な感じだったがオカルトサイキックに寄せてきたんだけど他作に比べて全体的にストーリーが雑。

ゲロッパ!(2003年製作の映画)

3.3

2000年代の映画なんだけど映像だったりロケ地のラグーナ蒲郡とか今見ると古臭さを感じるも、ラスト西田敏行の大立ち回りはさすが、というか予想以上。そして常盤貴子は本当に美人だなー。

FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

3.1

ウイルスよりも怖い秩序を失った人間の行動。韓国政府内の様々な議員、大統領、アメリカ政府の代行的存在、米軍などの関係は日本と似ていてにやり。いや、日本は韓国よりも更に対米追従だと思うが。

SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

3.7

主演がルイス・クーなのでそこまでバチバチのカンフーアクションにはならないことは分かっていたが(いやそれでも十分凄いんだが前作が凄すぎたので)、その分グッとドラマの完成度がこの手のアクション映画にしては>>続きを読む

ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

4.0

刑務所乱闘の長回しとかアクション映画の新たな地平線を見せる今作。マックス・チャンの無双っぷりたるや。トニー・ジャーのエグい肘打ち攻撃を何度も観れる興奮!そしてこれもまたツインの酷過ぎる邦題シリーズに名>>続きを読む

ギミー・デンジャー(2016年製作の映画)

3.3

ジャームッシュの監督としての必然性はあまり感じられず、正直別の監督でも同じように撮れたんだろうがまあイギーに頼まれたらジャームッシュも断れないよね。
『ベルベット・ゴールドマイン』→J・マスキス →再
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ターンレフト ターンライト(2002年製作の映画)

2.6

昔のジャッキー・チェン主演の香港映画を思い出すラスト。

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.9

ジーン・ハックマン演じるFBI捜査官の老獪な立ち振る舞いとかコロンボなどに通ずる懐に入る様が素晴らしい。
相反するかたちで若き闘志溢れるエリート捜査官ウィレム・デフォーというバディ映画としても最高なキ
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ゴア・ゴア・ガールズ(1971年製作の映画)

3.5

モテる探偵という古典的なソースをゴアと合体させる手腕はお見事。目ん玉をくり抜いて引っ張ったと思ったらまた元に戻してくちゃくちゃというあんまり台本に決められてなさそうな意味のない動きとか好き。

愛しきソナ(2009年製作の映画)

4.0

『ディア・ピョンヤン』はイデオロギーが異なる父と娘の物語。そして今作はヤン・ヨンヒ監督が姪のソナを被写体にすることで彼の国で生活する家族と日本の家族の距離を映し出す。もしかしたら自分が北朝鮮に渡ってソ>>続きを読む

きっと ここが帰る場所(2011年製作の映画)

3.6

冒頭ジャイアンがふざけながら"Hate is My Middle Name"と言うのもモリッシー ”Action is My Middle Name"と文字ってたり、モールで歌っていたシンガーにプロデ>>続きを読む

Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン(2005年製作の映画)

4.2

かつて朝鮮総連幹部として日本で活動家として生きることを選んだヤン・ヨンヒの父親。そんな父親を撮影して映し出される好々爺とした姿からは想像出来ないほどの日本での差別をたくさん受けたのだろう。娘の結婚する>>続きを読む

嵐電(2019年製作の映画)

3.2

駅・電車が離れている人や他人と交錯するスペースでなんちゃら...的な話、メジャーなスタジオだったら甘っちょろい恋話で終わってただろうけど程よいアマチュア・インデペンデント感、ダサさとか嫌いじゃない。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.4

無駄にと言っては失礼だけどクラブで1人前で踊って後はみんな後ろで緩くくっちゃべってる感とかあーわかるわー的な。佐藤泰志作品の貧乏臭い北国の人間の生活っぷりのリアリティは自分も北国育ちなので『海炭市叙景>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

ラストがフランク・キャプラっぽくてグッときたね。ヴィゴ・モーテンセンの完璧にイタリア系アメリカ人に心も体も染まった姿に惚れ惚れ。道中の音楽談義のシーンがいいね。

マンマ・ローマ(1962年製作の映画)

3.4

パゾリー二の初期にこのような若々しい映画を撮っていたという発見&イタリアらしい人間臭い親子関係を「若者のすべて」のようなリアリティと無慈悲さを兼ね備えた作品。

不滅の女(1963年製作の映画)

3.8

フランス人など欧米人から見える遥か東のトルコ、イスタンブールに対するエキゾチックな先入観を混ぜつつ謎深き女という迷宮に迷宮を幾重にも重ねる。さっきまでいた女性が突然違う服装と場所になるカット割りなど虚>>続きを読む

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

残酷非道な所長、ネズミに餌を与えるシーン、白人と黒人との友情、図書館、ポスターなど『グリーンマイル』などの元ネタになったであろう描写やキャラクターがてんこ盛りだしスリリングなカメラワークにもドキドキ。

ハード・コア(2018年製作の映画)

3.0

山下敦弘×向井康介作品が段々と薄味になっていくのいとさみし。

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

85年生まれの私にとって80〜90年代くらいの目の前で手が届きそうで届かない時代への憧憬と相まってグッときた。自由に溢れた昭和後期の時代感と人がマッチした瞬間だったんだろうね。新宿伊勢丹や角海老の看板>>続きを読む

ホワイト・バレット(2016年製作の映画)

3.1

ヴィッキー・チャオちと年食ったけどやっぱ可愛いのー。最後のオチそれかーい!とここでジョニー・トーらしさ感じた。

殺し屋1(2001年製作の映画)

3.7

今見ると初期のCGすげーダサいなと思ったが逆にスーパー最先端だったら面白くないんだろうな。

デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.0

クリストファ・ウォーケンが銃持つと観てる方もピリッと背筋伸ばしてしまう。

半世界(2018年製作の映画)

3.7

稲垣吾郎、長谷川博己という2人の間に入る渋川清彦の立ち回りが良かったな。二等辺三角形、上手いこと言うな。

レイジー・ヘイジー・クレイジー(2015年製作の映画)

3.3

3人の女子の距離感と移ろい、青春だなー。同様の日本映画だともう少し繊細さにフォーカスされるが香港だとみんなわりとサバサバしてる描写は何度も彼の国行ってる身としてはなんとなくわかる感。