kugaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

kuga

kuga

映画(481)
ドラマ(0)
アニメ(0)

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

訳あってお互いにお互いの記憶を消した男女が再び出会い恋に落ちるという設定そのものはいい。はずなのに…

ラクーナ社の面々が無駄に胸糞ファッキン集団だったり、博士とキルスティン・ダンストの不倫話だったり
>>続きを読む

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.5

この時代の若者にとってイカした車に乗ることがどれほどのステータスであり人生の重大事だったか伺い知れる。

本作のデビーとか、バッファロー66のレイラとか、リメイク版イットのべバリーとか、ストレンジャー
>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.0

終始どういうで身構えで観ればいいのか迷う作品だった。

コメディとして観るなら個人的にはギャグのツボが合わなかったし
真面目に哲学的な考察をしながら観るとしてもピンと来なかった

無人島で孤独のあまり
>>続きを読む

さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

カヲルくんばりの妖艶なバイが登場してノンケでもうっかり心奪われかけた。

癇癪持ちで破滅的な父親を毛嫌いする一方で幼い頃の父親との思い出は美しく描かれ、ラストは夢の中で「お前を誇りに思う」と言われると
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

バディもの、ロードムービーものとして最高。
さすがファレリー監督とあってコメディ要素もきっちり。映画館でも随所で笑いが起きてた。

エンタメ性とメッセージ性のバランスが絶妙なのでアカデミー作品賞も頷け
>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

浜辺のラストシーンがとても印象的。全てここで救われる。
パンフォーカスかつ定点か並行移動のみのカメラワークのため、特定の誰かにぐぐっと感情移入させるというより、事態をただただ客観的に傍観させるようなつ
>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.6

立木文彦のいつものナレーションからもっとおふざけに振り切った感じかと思ったらもうちょいマジメだった。

ロック様に関しては、こんなガチムチな霊長類学者いねーよ!とギリギリ紙一重でならないのは、往年のマ
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

めちゃめちゃよかった。

よくできたパニック映画であり、一人の男の成長物語であり、父と娘の物語であり…
列車の中という狭い世界でここまで描写できるもんだなと思った。

個人的に主人公が僕好みのスーツの
>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

ベニチオ・デル・トロが激シブだった。

原題の『Scario』はスペイン語で「殺し屋」の意味だそうだけど邦題の『ボーダーライン』は本作のテーマのひとつにもなっているのでグッド。

そらトランプも壁つく
>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

印象的なフォントや章立て、顔面の長回しや魚眼レンズで歪ませた画面など監督の演出のこだわりをそこかしこに感じた。

主演女優は全員すんごい存在感だけどオリヴィア・コールマンのだらしなさ全開で全てをさらけ
>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.5

音響効果や無音の演出がかなりよかった。MX4DやIMAXで観たら酔いそう。

良くも悪くも史実ベースなので真新しい要素がなく途中で眠くなってしまった。
デイミアン・チャゼルじゃなく他の監督が撮っても大
>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スカッとジャパンだった。

ジェレミー・レナーがシモヘイヘみたいでかっこよかった(小並感)

ボーダーラインも観てみようと思います。

七つの会議(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

見ごたえがあった
池井戸潤作品は「結局全部半沢やんけ!」と食傷気味だったが、
このところ
①現代版水戸黄門的な勧善懲悪の世界観
②顔面間距離数㎝の顔芸パワープレイ

③手塚治虫ばりのスターシステム
>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

凄まじくいい映画を見ると「ジーン」でも「ズシーン」でもなくただ「ポカーン」としばらく放心してしまうことがありますが、『七人の侍』はまさにそんな映画です。

207分というとんでもない長尺に加え、あの黒
>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.7

全編ほぼワンカットといういわずとしれた超変態技法で撮影された本作。

かつての人気や名声に囚われた自己中男リーガンがつまづきながら壁にぶち当たりながら成長する姿が描かれます

観た後にゆっくり咀嚼でき
>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.7

なーんか地味だなぁ、タラちゃんらしくねぇなぁ~~と思ってたらきっちりご用意されてたいつもの血みどろカタルシスに思わずニッコリ。

サミュエル叔父貴はもちろんのこと、ジェニファー・ジェイソン・リーのアバ
>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.3

「もしもヒトラーが現代にタイムスリップしたら」というイフストーリー

コメディ全開かと思いきやシリアス6:コメディ4くらいの割と真面目な風刺劇でした

とは言えどちらにせよ、もっとヒヤッとさせてくれ!
>>続きを読む

アニマル・ハウス(1978年製作の映画)

3.2

おれたちさえない童貞だけど、あの鼻持ちならないリア充WASPどもに一泡ふかせてやろうぜ…!
的な話かと思いきやならず者集団デルタ・ハウスも下半身リアリアなヒャッハー達でした。話が違うぞきさまら!

>>続きを読む

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.4

さすが胸クソ映画界きってのスーパースター

白手袋はめたやつが卵もらいにやって来ても家にあげちゃ絶対ダメだぞという教訓を得ました

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.8

映画秘宝でおなじみの人はおなじみ、洋泉社から最近出版された『ゾンビ論』を読んでたまらずレンタル。

腐ってるくせにオリンピック選手並の身体能力の者、生身の人間の何倍も怪力な者など、まさになんでもありな
>>続きを読む

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.4

現代のニュージーランドに暮らす4人のヴァンパイアの共同生活に密着したドキュメンタリー風のホラーコメディ。

“人に招かれないと建物に入れないので街に出てもおちおちクラブにも行けない”、“ほとんどが3桁
>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

エディ・レッドメインの演技力にひたすら脱帽。演技というよりもはや性同一性障害の人そのものにしか見えなかった。

演出面では、所々のシーンで一点透視図法を使っており視覚的に美しいだけでなく、画家(さらに
>>続きを読む

オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

3.7

ギャラガー兄弟なんててっきり2人とも似たようなタイプのファッキン暴言おじさんかと思いきや意外にもノエルは繊細で孤独好き、リアムは奔放で群れるのが好きと性質が正反対なんだなと。

でもノエルがリアムのル
>>続きを読む