面白い。黒沢清が言うところの、公に抗い私に走るメロドラマと公のために戦い私を殺すヒーローモノという、二つの偉大なアメリカ映画のジャンルが、ひとつの映画に矛盾した状態で同時に存在している。無茶。
今は亡き、恵比寿ガーデンプレイスシネマで見た。
暗くてダメ。
暗いだけならいいが、暗くてシリアスでしょ?
暗くてシリアスってね、そのままなんですよ。
面白くない。
愚鈍なる映画。
ラストの童貞臭さ。
アメリカ映画を見たことがないかのよう。
クソの極み。俺達は仲間だ!
って何回言葉で確認してんだよ。アホか。
再見した。(再見はフィルセンにて。)
なんか「これがバルネット?」て感じの硬いタッチで画面も割と硬直してた。ただ奥行の使い方は面白い。
主人公の「行ってくる」のメモを読む彼女のカット、室内なのに何故か>>続きを読む