Rioさんの映画レビュー・感想・評価

Rio

Rio

映画(25)
ドラマ(0)
アニメ(0)

シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

2.9

脚本が甘い映画。浸りたくてもツッコミどころ満載で冷めてしまう。ストーカーから無職なのに恋愛関係に発展したりラストとかもなんだかなあ。
当時のアメリカの美しさが記録されているのは評価できるポイント。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

面白いが冗長。ノーラン作品に比べて地味さは否めないもののバットマンの内面に焦点をあてた独特の魅力がある。キャットウーマンとの関係性が美しい。ラストには明るく力強いメッセージが感じられた。
——————
>>続きを読む

インソムニア(2002年製作の映画)

3.8

ラストのセリフがずっしりと心に残る。SF大作のイメージが強いノーランだが初期には古典的な手法も極めているのだなあ。緻密なストーリーで練られており、ノーランが大切にする没入感が冴え渡っている。アル・パチ>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.5

残酷なシーンが多いこととラストがバッドエンドなので後味が悪い。が、様々な解釈ができる映画。
わたしにはアジアにおける力強い裏社会ルールを欧米人が倒せなかった話に思えた。実は全てが夢だったのではないかと
>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

3.6

全編にわたる緊張感。笑ってるシーンでもどこか隣に死の存在を感じる。本音をセリフで表現しない男の世界が描かれている。久石譲の素晴らしい音楽が独特の空気感を引き立てている。しかし女性を奴隷のように描いた男>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

エンタメとして楽しめた。ラッセルクロウの顔芸と迫力あっての作品。話自体は想像よりも作り込まれており悪魔との戦いが自分自身との戦いである話などは現実世界を生き抜く上でのヒントになると思えた。
—以下はレ
>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

4.0

やっと観れたE.T.
ストーリー知らなかったからハラハラドキドキしながら一気に観てしまった
名作すぎて逆にさけていたけれど案外今観ると時代特有のチープさも感じつつも、しっかり見応えを感じさせるところに
>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.8

これは本物の男達の物語。男ならわかる泥臭さと美学にあふれてる。ラストシーンでバーの女性とダンスするシーンに全てがつまっていてかっこ良すぎた。エクソシスト監督ウィリアム・フリードキンの作品と知って全編に>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

おそろしいほどにB級。何でこうなったという感じの映画。オマージュなのか分からないけれどタランティーノ劣化版という印象。日本描写も違和感しかない。ブラピの58歳で挑戦したアクション演技と、60代には見え>>続きを読む

ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.8

不器用な男と女のロードムービー。真実の愛を貫くために多くのものを犠牲にしてしまった。しかしその価値はあったのだと。愛せる時に愛すべき人を愛すること、人生は短い。

ダークタワー(2017年製作の映画)

3.3

スティーヴン・キング原作× マシュー・マコノヒー出演。ということで観てみたけれど、見事に期待を裏切ったB級大作!期待とは違ったハラハラドキドキを楽しめました☺️娯楽作品としてはあり◎
ストーリーは面白
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ面白い!ジャケットがあまり好きになれなくて見るの遅くなってしまった。内容のセンスの良さに反した鈍臭いジャケットがもったいない!何も知らないまま見て欲しいので深くはコメントしません!同監督の>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

センスの塊。ひねりの効いたジョーク、美術の美しさ、豪華な俳優陣。ウェスアンダーソン作品の中でも特に完成度が高い。冒険要素もあってハラハラしながら楽しめた!

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

設定がリアルで引き込まれる。最後まで見て全てを理解できた。同監督作品ではヘレディタリーの方が好みかも。絶対行きたくない村!

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリー的でありながらもドラマチックかつリアルな緊張感を楽しめた。リドリースコット節。トレスポのスパッドとレントンが出てるのがなんか良かった(笑)

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

シルクのように上品な張り詰めた緊張感が素晴らしい作品。原題「Sicario」なんとなくB級アクションかと思いつつもドゥニ・ヴィルヌーヴの他作品が良かったため鑑賞したが、またしても日本国内のポスターやタ>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

難解になりがちなデヴィッド・フィンチャー監督ですが、ゴーンガールはセブンに匹敵するくらいの突き抜けた良さがあった。面白い!

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.4

理想の家庭を求めているが気づけば資本主義のシステムに取り込まれている。現象の反応で一生を終える。実際自分が何者かも分からないまま会社のために命を奪われる人も多いだろう。人にとって幸せとは何なのだろうか>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

3.9

難解な話かと思いきや浦島太郎のように誰もが共感できるストーリー。最後は涙なしには見られなかった。俳優の話題性や派手なアクションではなく映画の魅力だけでここまで引き込ませるのはすごいと思えた。高評価に納>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.0

ダークで深く一気に引き込まれた。雨の日にじっくり観たい映画。メッセージの監督なのですね。唯一無二の研ぎ澄まされた静の表現力が凄まじく決して明るい話ではないがその中に人間の脆さや力強さを感じ取ることがで>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.6

おばあちゃんちの怖さってありますよね。アットホームな空気感からラストに進むにつれ高まる緊張感。ぐいぐい引き込まれました。ホームビデオからの映像が大半をしめるのに安っぽさを感じさせない演出は高いセンスを>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

何の予備知識もなしに鑑賞したせいで、ずっとダメ男だと思ってイライラしながら見ていた。しかしラストで打ち明けられる話によって全てが変わる。廃人になるほど人を好きになってしまった男が、バラバラにしてしまっ>>続きを読む

白い恐怖(1945年製作の映画)

3.3

仕事と恋に全てを捧げる主人公の女性をイングリッド・バーグマンが好演。仕事の本質に迫るためには簡単な答えに満足せず誰に何を言われようと信念を貫く姿勢が大切。そんな主人公の演技にはバーグマン本人らしさが光>>続きを読む

アメリカン・ゴシック(1986年製作の映画)

3.5

トラウマ映画。グロシーンとかじゃなくてキチガイの恐ろしさ。 25年くらい前、中学生の頃BSあたりでやっていたのを観て衝撃を受けたのが思い出。その後もう一度観たいと探してやっと見つけることができた。でも>>続きを読む

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.8

ラストが渋く沁みる。観賞後の後味がいい意味で深く残る。一回観ただけではまだ理解しきれてない。未亡人の闇が深い。音楽も良くウイスキーを飲みながら見たい映画だと思った。