Rio

ソナチネのRioのレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
3.6
全編にわたる緊張感。笑ってるシーンでもどこか隣に死の存在を感じる。本音をセリフで表現しない男の世界が描かれている。久石譲の素晴らしい音楽が独特の空気感を引き立てている。しかし女性を奴隷のように描いた男尊女卑の関係性や生々しい暴力の描写はひと昔前の昭和の時代を感じさせ今観ると違和感を感じた。映画作品として評価が高いことは理解できるが、不器用な人間を美しく描くということがあまり良いテーマにも感じられず、あえて素晴らしい作品とは思えなかった。
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