だいごろーさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

リング2(1999年製作の映画)

3.6

Netflix鑑賞

高橋洋関連作品。

深田恭子の顔芸は今じゃ絶対観れないであろう出来なので、見もの。
水のイメージの連続とか、かなり引き込まれる。
小日向さんのちょっとヤバいマッドサイエンティスト
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リング(1998年製作の映画)

3.8

Netflix鑑賞

これも高橋洋関連作品。
相当前に観て以来、久しぶりの鑑賞。

今観ても面白い。ホラーというよりミステリー要素も強めで、モノクロ映像が良い塩梅。
呪いのビデオのシーンはやはり不気味
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恐怖(2009年製作の映画)

3.5

DVD鑑賞

高橋洋関連作品。
いやーこれも面白い。脳に手術を施してあの世と繋がるという設定は山本英夫の「ホムンクルス」に出てくるトレパネーションを彷彿とさせ、あの銀色の機械の造形も好き。
あの世を孕
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

@TOHOシネマズ池袋

新しくオープンしたTOHO池袋にて鑑賞。
小学校低学年のころに一度観て、あのドロドロした感じとか結構トラウマだったんですが、改めて鑑賞してようやくトラウマを乗り越えれたかなと
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.5

@TOHOシネマズ錦糸町

何度もDVDで観たことあるのに、初めてスクリーンで観たことで自分の中で評価が変わった。
やっぱりニックフロスト&サイモンペグのコンビは最高。
スクリーンで観ると、あの異様な
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女優霊(1995年製作の映画)

3.5

DVD鑑賞

Netflix版呪怨が最高すぎたので未見の高橋洋作品を借りてきた。
写真に写る幽霊より、フィルムの方がより怖いという発見。昔見た番組にあったシーンという、誰もが頭の隅によぎり、その体験を
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

@TOHOシネマズ錦糸町

大興奮だった。期待を超えてきた素晴らしい作品。
古典的な「透明人間」という題材を極めて現代的なテーマを織り交ぜてアップデートした脚本に拍手。DV被害者の心理的な孤独や周囲に
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

3.8

@新宿武蔵野館

ここにイップマンシリーズ完結。
完結編見届けてきた。

まあ話はこんなもんだろうと思いつつも、ファンとしてはこれで終わりかと思うと終盤は泣けた。
弟子のブルースリーの活躍もありつつ、
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.0

@シネマート新宿

個人的にはかなり好きな作品だった。
アート色が強めさと、シリアルキラーのイメージが評価の分かれ目だと思う。
かなり狂ったカメラワークも異常なテンションで好き。スマートさや美学みたい
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ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

3.5

@MOVIX亀有

自然との調和・共存を目指す養蜂家の女性。平穏な日々が隣に引っ越してきたある家族によって変化していく。

隣の一家の粗暴っぷりは目に余るものがあったが、こういうことはどこでも往々にし
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

@ヒューマントラストシネマ有楽町

素晴らしかった。政治ドキュメンタリーだけれども、間口は広く、政治に振り回される人とその周辺の人たち(家族)に焦点を当てた優れた人間ドキュメンタリーだと思う。

政治
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

3.6

Amazonプライムにて鑑賞

中国で続いた一人っ子政策に関するドキュメンタリー。
選ばれる子と選ばれなかった子。その違いは何なのか。どの命も平等なはずなのに、国による政策によって捨てられる命。国益と
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在りし日の歌(2019年製作の映画)

4.0

@角川シネマ有楽町

力作。時代と国に翻弄されつつそれでも生きていく人々の何十年に及ぶ物語系好き。同じ中国だし、最近のジャジャンクー作品の影響も感じられた。

序盤のロングショットで捉えたある事故の様
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.8

@TOHOシネマズ錦糸町

久しぶりのアルモドバル監督作

アルモドバルが撮った自伝的作品として、かなり赤裸々に語るところもありつつ、母親との関係性に関してはルーツを感じることもできて良かった。
案外
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

@TOHOシネマズ錦糸町

傑作!グレタ・ガーウィグは前作「レディバード」も良かったけれど、2作目で早くも名監督の仲間入りをしたんじゃないか。古典的名作をアップデートして、現代的な女性の価値観を入れつ
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牛乳王子(2008年製作の映画)

3.0

青山シアターにて鑑賞

内藤監督の初期作。初期衝動って感じだけど、牛乳と血の赤と白のコントラストとかミスミソウの片鱗が見える。
突然のミュージカルシーンはシュール。
傘の使い方に妙に感動した。

カゾクデッサン(2019年製作の映画)

4.0

@ケイズシネマ

素晴らしかった。今井監督初監督作は、ある家族のカタチを描いた作品。

ある女性が交通事故で意識を失ったことで、2組の家族に変化が訪れる。
照明にカメラワークなど撮影技術が凄くてめちゃ
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.6

@TOHOシネマズ新宿

セスローゲンが製作に関わってるので、小学生が主役にも関わらず下ネタがエグくて最高。
小学6年生という、徐々に異性を意識しだす男子と、まだまだ子どもの男子が混在する精神年齢のチ
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.0

@新宿武蔵野館

かなり骨太で重厚な作品。
司法サスペンスであるが、メインテーマは後半明らかになる犯人の過去。
戦後ドイツの法曹界の闇の部分が、徐々に明らかになる展開に引き込まれる。法律は何を裁いて何
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

2.8

@TOHOシネマズ新宿

細かいところや理由づけが曖昧で、描き切れてないわりに間延びしてるような。ラストもちょっと無理がある。
そこまでショッキングなシーンやグロシーンもないので気軽にドキドキしたい、
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.8

@シネマブルースタジオ

オフビートな笑いのシーンとヤクザ絡みの暴力シーンの塩梅が良い。
沖縄が舞台になっていて、後の「ソナチネ」に繋がるのも興味深い。北野武は端役だがかなり狂っていて怖い。カラオケバ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.0

@TOHOシネマズ日本橋

もう全然乗れなかった!ロメロへのリスペクトは多少感じるものの、監督がジャンル映画で遊んでみました的な独りよがりを感じてしまった。
見せ場ゼロじゃない?
ティルダ様と山崎紘菜
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

@シネマブルースタジオ

10年ぶりくらいに観たんだけどやっぱり最高。
静かなシーンと、それと対比的に突発的に起こる暴力・殺戮シーンのギャップがたまらない。あのエレベーターのシーンを観て「ドライブ」を
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.6

@ヒューマントラストシネマ有楽町

成績優秀で学校から期待される黒人の青年ルースは、完璧な優等生なのか、それとも怪物なのか。

黒人差別を題材にしたジョーダンピール監督作「ゲット・アウト」が数年前に公
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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

3.5

@ヒューマントラストシネマ有楽町

二ヶ月半ぶりの映画館。本当長かった…
久しぶりの劇場作品はクストリッツァの新作ドキュメンタリーでウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカを題材にし、彼とその周辺の人々へのイ
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.6

DVD鑑賞

最近はひたすらツインピークスシリーズを観ていたので全然映画鑑賞が出来なかった。
今作はドラマシリーズ1→2を経て、公開された作品。
ドラマシリーズを簡単に説明すると、ツインピークスという
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先生を流産させる会(2011年製作の映画)

3.5

DVD鑑賞

内藤監督の新作の予習で鑑賞。
タイトルのインパクトで名前だけは前から知っていた。実際に起きた事件からインスパイアされた作品で、事件とは生徒の性別が入れ替わっている。

内面が成熟してない
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

地上波放送にて鑑賞

ポケモン世代なので思ったより楽しめた。西島秀俊もなんか楽しそうに声優やってて良かった。
僕もパートナーにするならコダックかな。

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.8

DVD鑑賞

久しぶりにクローネンバーグ作品が観たくなって、なかなか観る機会がなかった「ザ・フライ」を鑑賞。

変身する前から主人公のキモさ(言動、目の大きさ)が中々だし、ハエと人間が融合した変身後も
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ミク、僕だけの妹(2018年製作の映画)

4.0

日本映画専門チャンネルにて鑑賞

城定監督作。
めちゃくちゃ感動してしまった。前情報入れずに観たら、このタイトルでまさかの近未来SFもの。Jアラートが鳴り響き、ミサイルが空を飛ぶ架空の戦時下の日本が舞
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座頭市喧嘩旅(1963年製作の映画)

3.3

日本映画専門チャンネルにて

座頭市シリーズ5作目。安定して面白いけど、凡庸な出来かと。藤村志保がめっちゃ可愛い。藤村志保が落とした手鏡を最後まで返さずにいた座頭市は、真剣に惚れていたのだろう。真面目
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おとぎ話みたい(2014年製作の映画)

3.8

日本映画専門チャンネルにて鑑賞

山戸結希監督作品。
言葉が溢れ出す。青春の膨らんだ自我も、不器用な初恋も、抑えきれない言葉によって紡がれていく。山戸監督の言葉は好きだな。

おとぎばなしのバックダン
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C'est La Vie(原題)(2016年製作の映画)

3.0

YouTubeにて鑑賞

アリ・アスター監督の短編。同じく短編の「Basically」の発展系。今度はホームレスのおっさんがカメラに向かって、語るというより叫び続ける。
ラストはなかなか切ない。

Basically(原題)(2014年製作の映画)

2.5

YouTubeにて鑑賞

アリ・アスター監督の短編。女優がカメラに向かって自分を語る。カットが切り替わり別の場所でまた同じように語り出す。なかなか実験的な内容。

V/H/S ネクストレベル(2013年製作の映画)

2.5

DVD鑑賞

オムニバス形式の作品

一つ目は特に言うことがないくらい平凡なホラー作品。全然怖くなかった。

二つ目はPOV視点のゾンビものでまあまあ。

三つ目が最高に面白い。「ザ・レイド」の監督が
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