だいごろーさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.0

@新文芸坐

やっぱり2でしょ!もうこの時点で世界観は完成していて、アクションも最高。
ヒューマンガス様をはじめ、敵のビジュアルも良いし、個人的にはプロペラ野郎の存在のおかげで、
アクションの横の広が
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.2

@新文芸坐

マッドマックス日本公開40周年おめでとう。
怒りのデスロード公開前に予習して以来、スクリーンでは初。

完全に2への序章なので正直、そこまで面白くはない。ただ、カーアクションや「目」の演
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ゴーストマスター(2018年製作の映画)

4.2

@シネマカリテ

ヤングポール監督初監督作は、映画への愛情だけでなく、愛憎入り乱れる作品になっていたところがとても良くて面白かった。

トビーフーパーやロメロ、サム・ライミへのリスペクトがある作品って
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

@Tジョイ品川

今年一部の映画好きの間で盛り上がってた今作をようやく鑑賞。IMAXで観て正解だった。

ロシア映画ってキンザザのゲオルギーダネリア以外は陰鬱か静かな映画が多いイメージなんだけど今作は
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高麗葬(1963年製作の映画)

3.5

@シネマヴェーラ渋谷

韓国版楢山節考的なキムギヨンの村の因習モノ。
上映素材の破損があり、上映時間2時間弱のうち、30分くらいは音声と字幕のみという、中々できない映画体験をした。正直、映像なしの部分
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下女(1960年製作の映画)

4.2

@シネマヴェーラ渋谷

ポンジュノの「パラサイト 半地下の家族」に多大な影響を与えたと監督本人が公言してる本作を予習がてら観た。
要所要所のギャグセンスが高くてめっちゃ笑った。特に先輩にキレるシーンと
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裏町のお転婆娘(1956年製作の映画)

3.8

@新文芸坐

これはとても楽しい作品だった。江利チエミの超絶歌テクも堪能できるし、アメリカのミュージカルを参考に頑張ったであろうミュージカルシーンも楽しい。

クライマックスのミュージカルシーンが見も
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ドラムと恋と夢(1956年製作の映画)

3.5

@新文芸坐

芦川いづみ特集にて。
チャップリンの街の灯を下敷きにした作品。結構まんま。盲目の少女とおじさんの物語で、ボクシングシーンもあり。

フランキー堺はドラマー役で出演。ドラム缶を使ったタップ
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.0

@TOHOシネマズ錦糸町

完全に同窓会映画。確かにファンとしては楽しめるけれど、ゆるゆるな脚本が少し残念。
新キャラのキラキラ女子は確かに笑いを掻っ攫っててよかった。アビゲイルちゃんはなんか色々と大
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東京マダムと大阪夫人(1953年製作の映画)

4.3

@新文芸坐

芦川いづみ特集にて。これも久しぶりの鑑賞。やっぱり最高に面白い!やっぱり川島雄三はコメディでしょ!

ある東京の集合社宅が舞台。そこはアヒルヶ丘と呼ばれていて、大量のアヒルが飼われている
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風船(1956年製作の映画)

4.2

@新文芸坐

芦川いづみ特集にて。以前DVDで鑑賞したことはあったが、久しぶりに鑑賞。川島監督らしさは薄いが味わい深い作品。

お金やエゴにまみれた社会と対比されるように無垢な存在として描かれる芦川い
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温泉あんま芸者(1968年製作の映画)

3.8

@ラピュタ阿佐ヶ谷

温泉芸者シリーズ。
三原葉子のやたらハイテンションな掛け声から始まるオープニングから良い。
田中小実昌、由利徹、金子信雄などいつもの面々は観てて楽しい。ほかの観客も好きなんだろう
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虫女(1972年製作の映画)

3.5

@シネマヴェーラ渋谷

初キムギヨン監督。
ポン・ジュノやキム・ギドクをはじめ、多くの韓国映画人たちに影響を与えてきたキムギヨン。
今作は本妻と愛人の対立構造ではあるけど、妻は1日を半分に分け、半分の
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

@TOHOシネマズ日本橋

いやー面白かった。キューブリック版の要素を引き継ぎつつも、キューブリックがぶん投げたシャイニングという超能力がメインの話になってるので、だいぶスッキリして続編としては見事。

乱れ雲(1967年製作の映画)

4.5

@神保町シアター

成瀬の遺作。ずっと見逃して作品なんだけどこれは凄かった。やっぱり後期成瀬は傑作揃い。

夫を交通事故で亡くした妻と、その加害者青年の恋を司葉子と加山雄三が演じる。

前半はやたらお
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銀座化粧(1951年製作の映画)

4.0

@神保町シアター

田中絹代は銀座のバーで勤めてる今で言うシングルマザー的な女性。おそらく当時はシングルマザーという言葉すらなかっただろう。
客の下手くそな歌に付き合わされてる時の田中絹代の死んだよう
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.8

Netflixにて

ドクタースリープの予習のために10年ぶりくらいに鑑賞。
ジャックニコルソンの顔面力はやっぱり面白すぎる。ダニー坊やの三輪車走行のシーンはやっぱり好きだな。あの広いホテルで3人き
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地獄少女(2019年製作の映画)

3.5

@バルト9

白石監督ファンとして観るとコワすぎシリーズとの類似性や、白石監督お得意の描写など存分に白石ワールドを楽しめる作品。

片岡礼子は短い登場時間ながら、インパクトが一番凄いのは流石。「ぐるり
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.0

@新宿武蔵野館

とても良かった。何気ない日常を一歩一歩、ゆっくり、だけど確実に。自分のできることから丁寧にすることのかけがえのなさ、そんな日常にこそ光は差し込むのだと映画は静かに描く。

この映画は
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.4

@新宿ピカデリー

FAKE、Aなどの森達也監督最新作。

望月記者の、会社に属する人間以前にジャーナリストとしてあろうとする姿勢に感動した。それが海外から見たら当たり前という視点もなるほどと思うとこ
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グレタ GRETA(2018年製作の映画)

3.8

@TOHOシネマズ シャンテ

想像を超えてくるイザベルユペールの化け物っぷりを堪能。もはや人間じゃなく妖怪。恐ろしい。

箱を開けた瞬間のイザベルユペールの顔とか、指に注射を打つシーンが好き。人間怖
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女の歴史(1963年製作の映画)

3.5

@神保町シアター

成瀬作品の中では普通。
高峰秀子は不幸な境遇の中、生きていく役が世界一似合う。
時代に翻弄される話なので基本的に激重な展開だけど、おばあちゃんがかなりのコメディリリーフで案外笑える
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

4.0

youtubeで鑑賞

アリ・アスター監督の初期の短編。
息子のオナニー現場を目撃してしまう父。その手には父親の写真が。
息子から性的暴力を振るわれる父親、その暴力を知りながら見て見ぬ振りをする母親(
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.0

@TOHOシネマズ錦糸町

これは今年一番の舐めてた作品が良かった案件でしょ。予告や、ツイッターで話題沸騰の泣ける四コママンガ実写化という最悪の謳い文句だけなら絶対に観なかった作品だけど、やっぱり映画
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.2

@ユナイテッドシネマ浦和

色々と惜しい作品。ダークヒーロー物だけど、その能力を発揮するシーンの撮影がイマイチ。同じ撮影パターンが続くので冷める。(奥にいる彼を映して、一旦パンした後にもう一度彼を映す
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青べか物語(1962年製作の映画)

4.2

@新文芸坐


埋め立てられる前の漁師町だったころの、今は失われた浦安の風景が味わい深い作品。騒がしい面々と対照的な森繁の佇まいが良い。外からやってきた作家という役柄もあるけど、どこか達観した眼差しで
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グラマ島の誘惑(1959年製作の映画)

4.0

2016/8/23
稀代のエンターテイナー!
フランキー太陽傳
@ラピュタ阿佐ヶ谷

2回目の鑑賞
@新文芸坐

やっぱり変な映画。皇族と慰安婦たちが無人島でサバイバル。そこに原住民らしき怪しい三橋達
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

3.6

@早稲田松竹

NYの街角で実際にスケボーをしている女の子達を監督がスカウトして撮影した今作。
彼女たちがスケボーに乗って進めばそこが道になる、道を拓いていく感じが素晴らしかった。
主人公のメガネがキ
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喜劇 とんかつ一代(1963年製作の映画)

4.3

2016/9/16
稀代のエンターテイナー!
フランキー太陽傳
@ラピュタ阿佐ヶ谷


2回目
@新文芸坐

川島雄三お得意の、一癖も二癖もある登場人物たちのドタバタ喜劇。
やっぱり最高に楽しい作品。
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.5

Netflixにて

同じジェームズワンの死霊館シリーズとはまた違った世界観で面白いホラーだった。幽体離脱がここまでフィーチャーされてるホラーって以外とないかも。

ジェームズワンのホラー演出はやはり
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特急にっぽん(1961年製作の映画)

3.8

@ラピュタ阿佐ヶ谷

川島雄三未見作。
フランキー堺は東京大阪間の新幹線でコックをしている。(この時点でかなり驚きでした。新幹線に食堂車両があったり、ポスターには6時間半かかると書いてある。あと恐らく
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.3

@イメージフォーラム

とても長い映画。クーリンチェやハッピーアワーを乗り越えた僕ですが、今作はとても重く、絶望の背中を追うような作りなのでしんどかった。

人はどこにでも行けるが、どこに行っても同じ
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.6

@TOHOシネマズ新宿

題材的に重い映画になるかと想像していたけど、案外軽い演出もあり、そこが評価の分かれ目だと思う。過去と現在の行き来は良かった。
重い運命を背負った三兄弟は皆良くて、特に松岡茉優
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

アマゾンプライムにて

評判通り面白かった。かなり力技ではあるけど、覚醒してからはいちいち面白いアクションシーンに引き込まれて前のめりで鑑賞。

チェンジリング(1979年製作の映画)

4.0

DVD鑑賞

降霊式の演出がアザーズにとても似ていて影響を感じさせる。
屋敷の恐怖演出も古びてなくて良かった。

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.8

劇場公開時見逃してた作品をアマゾンプライムで。

またあのパターンでしょとタカをくくって居たんですが、終盤まで先読みさせない見事な展開に唸りました。見応えありです。ホラーではありますが、かなり切ない
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