ryotafoxさんの映画レビュー・感想・評価

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わたしたち(2016年製作の映画)

3.2

10歳という時期のストレス、残酷さが、大人目線の子供では無く、子供目線の子供の社会として描かれている。これまで観たことのない秀作。
そういえば自分にとってもこの頃が1番傷ついていたな、って思い出されま
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

ライトに観られる作品でありながら、テーマとなる人種差別が、登場人物それぞれが抱える葛藤や、家族愛や、恋愛を通じて上手に描かれていている秀作。
主人公のオッサンがかっこいい

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.3

音とライブ感を表現しているアニメーションが素晴らし過ぎる。

10代の時に観ていたら、きっとブッ刺さっていた。

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.2

スカしてもなく、やり過ぎてもなく、全編通して自然と心にスッ〜っと響いてくる。
その感じがとてもよかった。良作です。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.4

女の子ふたりのゆる〜く等身大のキャラクターと、見応えのあるアクションシーンのギャップに心踊らされる。

アクションに関しては子供の頃にジャッキー映画のアクションシーンばかりを何度も観ていた感覚を思い出
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undo(1994年製作の映画)

3.0

25年振りに観た。

どのシーンを切り取ってもオシャレ映像で、ストーリーはとことんメンヘラ世界に突っ込んで行くだけという作品。

当時は岩井ブランドもあってカッコいい映画だったけど、時代の流れか、オッ
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.0

緊張感の続く展開に最後まで目が離せなかった。
ただ、後味はスッキリしない。

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.8

親の愛みたいなテーマがしつこくグイグイ表現されているのだけれど、
物語の設定や表現の仕方がとても上手で、終盤では純粋に心に響いてくる。
良作と思います。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.5

みんながギリギリのところで生きてる。

そんな中でバレエが「抑圧されたものからの解放」として象徴的に写り、踊る姿に涙が止まらなくなる。

ただ、ラストへ向かう終盤のストーリー、それだけが、個人的にはや
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.0

常にポジティブに展開していくストーリーで、親と子をテーマにした深い感動と、観終えた後には温かさが残る映画でした。

物語の構成も巧みで、ミスリードを誘いながらの伏線回収が素晴らしかった。

怪物(2023年製作の映画)

3.8

巧みに組み立てられたストーリーの中で、必死に怪物探しをしている前半戦と、視点が変わり少年期のピュアな感情を描いた後半戦。
時系列の並べ方、見せ方、リンクした感じがとても魅せられる映画。

校長室での保
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新しき世界(2013年製作の映画)

3.4

この容赦の無さが、観ていてとても切なくて苦しくもあるのだけれど、最後まで一瞬も目が離せないストーリー展開は、韓国ノワールの代表作と言われるのもよくわかる。
心乱される良作です。

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

2.9

ホームセンターで働く夫とコールセンターで働く妻。

庶民的な範囲で描かれる物語はとても親近感があり、自然と入り込んでしまう。

誇張しすぎた表現と、もう少しコメディに振り切ってもいいんじゃないかという
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

スリラーであり、コメディでもあり、多少強引な誘導はあるものの、それは織り込み済みでの見せ場が沢山。
「ハッピー・デス・デイ」同様、大好きなノリ。

きみがくれた物語(2016年製作の映画)

3.7

海に面したステキなお宅、ロマンチックなシチュエーションにロマンチックな風景。
恋人のいるお互いが惹かれあって実る恋とその後に訪れる苦難。
ロマンチックの教科書みたいだけど、これはこれでステキな映画。

操作された都市(2017年製作の映画)

3.5

1分1秒にストーリーがギュウギュウに詰め込まれた、何でもありの超エンタメ映画。

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

どんな戦争映画よりも生々しく、いろんな角度から「生きる」と「死ぬ」が描かれている。結局残るのは悲しさと虚しさ。

戦争の虚しさが最も象徴的に表現された映画だと思った。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.2

悲しい時代背景を子供目線で描いた、ファンタジックでありシリアスでもありアーティスティックでもあり、絶妙なバランスのステキな映画。

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.0

音楽も映像も心地よく響いてくる感じがとても良く、かといって退屈なストーリーでないところがいい。
何度観ても飽きない気がする。

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

2.8

コングやゴジラに感情を持たせてる感じがどうもスッと入ってこないまま終わった。

映画館で派手に観るに限る映画。

哀しき獣(2010年製作の映画)

2.8

やたら走ってる映画。

途中までは昔のSABU監督の映画みたいで期待値がどんどん上がっていったが、

後半、完全にバイオレンスとアクションにシフトされ、個人的には早く終わればいいのに・・・と思ってしま
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.4

統合失調症という病気を真っ直ぐ捉えながらも、描くテーマは普遍的なもので、ちゃんとそれが伝わってくるし、ちゃんとした青春ドラマになっているところが素晴らしい。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.1

衝撃的なラスト。

そこに辿り着くまでの長い振りに耐えるだけの価値があるオチです。

悪魔を見た(2010年製作の映画)

2.5

テーマの為に、これだけ振り切った描写で映画にできるのはある意味では韓国映画の強みなのかもしれない。

「いったい何を観させられてるのか」と思うシーンばかりだったが、それもひっくるめての「悪魔を見た」な
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

歌を通して、彼女の成長と家族の大切さを温かく表現したドラマ。
物語の構造は定石の作りだけれど、ラストは涙が止まらない。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

2.5

終始、長澤まさみに怒りを感じるばかり。それだけ名演ということなのでしょうか。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

容赦のない非情さに度々打ちのめされるのだけれど、その展開の速さと、ストーリーそのものの面白さは圧巻。
アドレナリンぶち上げられた。
パート1も良かったが、パート2は確実に1を超えた。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.2

とても印象的なシーンが多い映画

人と交わることの難しさや孤独感をドライブとその背景全体で表現している感じが特に印象的。

役者論の会話や、何故ドライブなのかなど、いろんなメタファーが散りばめられてい
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.2

パーカッシブで心地よい音楽とパワフルなパフォーマンス、そしてシンプルだけど巧みな舞台演出。
多くの人が夢中になる理由がわかります。