RYOさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

3.7

スクリーンから目を離す間もないくらいどんどん展開していく。本当は夫婦関係に決まったカタチはなくて、もっと自由であるべきなんだろうな。そんなふうに再定義してくれる話だった。主演の二人だからこそ出来上がっ>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.5

なんか、この先、いいことありそうな予感。そう信じられるだけで世界は全く違って見える。誰かの幸せの裏側にある、負の側面ばかり捉えてしまいがちな世の中。
「ざまぁーみろ!恋してるんだぞ!」
最近観た映画で
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

最近ヒット作が多いアニメだけど、ぼくはこの作品が一番心に響いたな。単純にイジメとか障がい者とかっていうテーマではなくて、SNSも含めた最近の人と人との繋がりについて改めて考えさられる話だったと思う。そ>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.5

人と人の繋がりとは何なのか考えさせられる内容だった。花嫁姿での2人ドライブのシーン良かったなぁ。「この世は幸せだらけなんだよ」セリフが刺さった。

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

3.5

福島の話として語られるけど、これは生活の基盤が失われるような災難に遭う可能性がある、全ての人の物語でもあると思う。
東京と福島のコントラストは、日本中の都市と田舎のコントラストそのもの。
なんか間違っ
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作と出会ったのは2000年頃。
当時SWITCHで岡崎京子を取り上げていて、ドラえもんの絶妙なパロディーに、こんな視点から漫画が描けるんだぁ!と感嘆して読み漁ったのを憶えている。
ノストラダムスも過
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空気人形(2009年製作の映画)

4.0

この世に命を得て生きること。ただ美しく切ない。吉野弘の詩とworld's end girlsfriendの音楽が染みる。

(2017年製作の映画)

3.5

河瀬監督の作品は一瞬ドキュメンタリーなのか!?というようなシーンが挿入されているところでいつもグッとくる。
映像を言葉にすることの困難さ、あるいは言葉からイメージする映像の曖昧さに、人の数だけ世界があ
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.0

この二人だからこそ醸し出すことが出来た独特な世界観。

この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

3.4

なんだか冒頭から大林節が炸裂してて、こりゃ、ついていけない人続出しそうだなぁーとか思って観てたけど、そもそもその土地全てを舞台にした演劇表現ってこういうことなんだよなぁーと納得してからは、一気に惹きこ>>続きを読む

時をかける少女(1983年製作の映画)

3.5

人生3回目くらいの僕の中での大林宣彦ブームの幕開けは、この作品からでした。エンディングで出演者がみんな歌いながら出てきてたのが、なんだか演劇的で良かったなぁー。

ふたり(1991年製作の映画)

3.0

やっぱり独特の作風だなぁ。大林監督のアナログ感たっぷりの画像処理が面白い。そして主題歌を自ら歌ってるところも凄すぎる。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.8

そこにある普通の日々。笑ったり照れたり妬いたり、豊かな感情と共にある生活。
朝起きて、ご飯を食べて、帰ってきて眠るという普通の営みが、意識せずとも誰かのためになっているという尊さ。
市民は誰も悪くない
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きいろいゾウ(2012年製作の映画)

3.0

夫婦って他人だからこそ、繋がりを強く求めてしまう。でも独りじゃないって、やっぱりいい。そう思わせてくれる作品でした。

夕凪の街 桜の国(2007年製作の映画)

3.5

原作はこうの史代さんで「この世界の片隅に」と同様、広島が舞台の作品です。私の友人はこの映画を観て、すぐに広島へ旅立っていきました。それくらい心動かされる、過去の戦争と現代をつなげる新しいタイプの戦争映>>続きを読む

すーちゃん まいちゃん さわ子さん(2012年製作の映画)

3.0

ちょっとスパイス効いてるけど、それがまたリアルな現実と重なって一瞬だけ心を不安定にさせたりして、原作の絶妙なバランス感覚は失われていなかった。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.8

劇場を出てから1ヶ月も経ったのに、まだあのエンディングの余韻が残っている。生きるということは、どういうことなのか母ちゃんに教えてもらった。

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

4.0

人にはきっと壊れる理由があって、それはきっとより良く生きるためのきっかけ。

家族はつらいよ(2016年製作の映画)

2.5

リメンバー「東京物語」。パロディだけど深い。家族の物語は人間の物語だ。

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.0

これぞ、エンターテイメント!林業という厳しい世界でたくましく成長していく主人公と、周りの人情深い頼もしい大人たち。テンポ良くストーリーが進んでいく気持ちのいい作品でした。

管制塔(2011年製作の映画)

4.0

北の最果て感漂う雰囲気が、切なさと優しさを際立たせてるようで、なんだか心地良かった。
上質なPVを観てる感じだけど、軽過ぎもなく重過ぎもなく、ちゃんと一筋入った物語になってる。
想像以上に良かった。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

映画館で観て良かったと思える絵と音の美しさ。
どこかで観たことあるようでない新しい感覚。
ついにアニメもここまで来たか!という余韻に包まれてる。
一度観ただけでは気付けなかった仕掛けやバックストーリー
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ペタル ダンス(2012年製作の映画)

3.0

空気のような映画だった。淡々としてるけど、現実もやっぱりそんなもの。ふと思い立って海辺でボーッとしていたくなった。

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

いつだったかカンヌで賞を獲った時、満席のレイトショーで観たのを憶えてる。やり切れない気持ちと同時に、自分も含めた無関心な周囲や社会に対して、怒りのような悔しさのようなものまで込み上げてきた。でも都市で>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.5

現代の家族のリアル。この監督が描く家族像は常に考えさせられるものがあるけど、今作では小津安二郎の「東京物語」が、ふと頭をよぎった。静かにじんわりくる幸福感、前に進もう。

あん(2015年製作の映画)

4.5

河瀬直美監督のテーマは一貫してるな。色々と面倒くさがりになりかけていた自分は、この作品にガツーンとやられました。本当に「生きる」ということを考えさせられる映画です。

orange(2015年製作の映画)

2.8

原作で好きだった場面が無くって残念だったけど、松本の絶景ポイントがちゃんと出てきてくれて、そこは救いだったかな。

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.8

師弟愛というか親子愛というか、人を育てるということが、どういうことか改めて考えさせられた。父性なき現代に一石を投じるメッセージか!?

祖谷物語 -おくのひと-(2013年製作の映画)

4.0

美しい映像に感動した。本気度をビシバシ感じる丁寧なカメラワーク。これはまさに日本のハイジだと思う。

先生と迷い猫(2015年製作の映画)

2.8

キャストは豪華で演技もみな上手だ。いつか自分も歳をとって、こんな状況になることを想像したら切なくなった。

映画 みんな!エスパーだよ!(2015年製作の映画)

3.0

くだらないけど(笑)なんか一本筋が入ってる!豊橋のワンダーな所が存分に入ってて、知ってる人には結構ツボだと思う。

麦子さんと(2013年製作の映画)

2.9

孝行したい時に親はなし。親の子供時代のエピソードは他人から聞くとグッとくる。笑いと涙が両方くる感じ。自主映画のような荒っぽさも悪くない(笑)。

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