じょせふさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

はちゃめちゃドタバタコメディだけど音楽も良いし映像もおしゃれだから物語として一切破綻していない。そして無駄にお金がかかっているから(文字通り無駄笑)惜しみなくエンタメを楽しむことができる。
ララランド
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.0

汚い大人しかいない世界。
フィクションだから多少許されるがこんな忖度はナチスでもソ連でも起き得ない。それ程大袈裟に描きすぎている。
現在は情報社会でメディアも多数存在し個人個人に発言権がある時代だから
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

4.2

ウイスキーの本場、サッカーのサポーターも情熱的で、粗野でたくましいイメージ、それが僕の中でのスコティッシュ。
この映画は植民地化の王様イングランドから独立を勝ち取ったスコットランドの歴史を描いていて、
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

ジュード・ロウなぜ...?どこか遠くに行けばいいのに...
そこの疑問を除けばなかなかに良かった。デザイナーベビーが科学的には可能になっている現代に立ち塞がっているのは倫理的な壁のみ。本作とは異なりナ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

凄い、、、あと何回か観るのでその際に色々書こうと思う。本当に一切無駄なところが無いので全ての事象を追わなければならない。
逆再生の映像、緻密なルール、そしてtenet、全伏線、疑問点が見事にさばかれて
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

”素敵”これ以上に言葉を綴る必要のない映画。世の中の恋愛映画のレビューが軒並み低いのはこれの完成度が高すぎるからだと思う。レコード店でどぎまぎしながらお互いを交互に見るシーンとか電話のシーンとか第三者>>続きを読む

悪魔のような女(1955年製作の映画)

4.0

良く出来ているサスペンス。
安物のお化け屋敷みたいな驚かせ方で登場人物は基本的にみんな間抜けなんだけど、それが上手い具合にハマっていた。

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.7

BLM関連の映画。
アメリカの警察官の中には人種差別主義者が一定数いてこういう事件(殺人、暴行)を起こしすぎている。
明らかに警官への教育が足りていないし、そういった不十分な"子供達”に銃を持たせるの
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東京物語(1953年製作の映画)

4.0

みんな穏やかで落ち着いていて、展開と呼べる展開もない。昔らしいレトロで引き算の完成形みたいな映画。
大きい戦争が終わり、人口が爆発し都市も形を変えていく。核家族の団欒とした感じと慌ただしい高度経済成長
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インセプション(2010年製作の映画)

4.6

IMAX鑑賞後のレビュー直し。
ハンスジマーの音楽は映画館で聴くとリアルに鳥肌が立つ。
一度だけ見て浅い理解でこの映画を讃えていた自分をぶん殴りたくなるほど入り組んでいて緻密でどう考えても完璧な脚本、
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

インセプションはパプリカのパクリだ、と言いがかりをつけている人間が多いとの事で鑑賞。
確かに深層心理というテーマの掘り下げ方はインセプションと通ずるものがあったし、夢食うものをテロリストと呼ぶところと
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8

ブラックミラーでAI役をやってた人がAIをテストする側になってて面白かった。

一言で感想言うと未来への恐怖...確かにグーグルをソフトウェアにして動くAIがあったらひとたまりもない。
現状グーグルを
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.0

最強のフォーマットを構築した感動作の続編、、ずるいがやはり感動する。
犬がそこまでキーパーソン(キードック?)の役割を満たしている訳ではなく、ストーリーテラー的な役割なのでその辺のバランスも良いのかも
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.9

色と映像がすごく綺麗だった。
僕が見てきたインド映画は傑作ばかりなのでそれと比較して少し見劣りする感は否めないが、ロードムービーとしては良かった。

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.0

邦題にネタバレ要素があるのは如何なものかと思うが、内容は面白かった。
友人関係、親子関係強すぎるだろ!こんな訳ないやん!と思っていたら実話という衝撃。
何度負けても不死鳥のように蘇るドイツ、彼らの国民
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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年製作の映画)

3.6

凄腕クリエーター達が全てに嫌気が差し、ストレス発散に作った作品。(という感想)
コメディとしては(Mr.ビーンみたいな面白さ)普通に爆笑しっぱなし、でも1ミリも内容理解できなくて(そもそもない笑)、ス
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.7

かの”ミリオンダラー・ベイビー”と比較されるほど後味が悪いと言われるので今まで見てこなかったわけだが、、結果ボロボロに泣かされた。演技から歌唱力からビヨークのポテンシャルが飛び抜けていて彼女のお陰で色>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

3.8

離婚協定×過失致死トラブル。本来決着が着くべきテーマだが何故か勝者は存在しない。
イランの映画でアラビア語が出てきた瞬間、これは難民系(紛争系)か宗教系かなと勝手に高を括っていたが、実際は世界中のどこ
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.3

ファイトクラブ並にエドワード・ノートンが魅せてくれた。主演リチャードギアなんて関係ない、最初から最後までエドワードノートンの独壇場。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.3

ガテン系のラッセルクロウ、インテリ系のガイピアース、そしてちょい悪警察ケビンスペイシー。全然違う3人がそれぞれ”正義”を共有しているのがこの映画。3人とも正義を気取っているわけではないんだけど悪い奴は>>続きを読む

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.7

NHKの映像の世紀でヒトラーとその周りの人々がどんな運命を辿ったかは大体知っていたので新たな発見は無かったが、最後ヒトラーが死んだ局面でもしっかりと脳天を吹っ飛ばしたナチスの多いこと。ヒトラーの求心力>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.9

”ノクターン”が凄くいい感じに差し込まれていて、躁鬱映画みたいなこの映画のバランスを取っていた。
内容と原題(demolition:解体)を完全に無視した絶句レベルで酷い邦題だけど、内容は批判の多い割
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NTLive『フリーバッグ』(2019年製作の映画)

4.1

椅子一つ、身一つでここまで作品に色を与えて何かを伝えることが出来るのかとビックリ。単純な役者の技量と脚本の良さで真っ向勝負を挑む、同じ演技を観ながら客は各々の世界をそこに投影する、これぞ正しくエンタメ>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

ボロボロになりながらも家族を思う、本来これは美談なんだけど救いがないのがケン・ローチ。家族みんなが前みたいに戻りたいけど前のようには戻れない、貧困が職から家庭環境からすべてを切り裂いてしまうのが現実な>>続きを読む

野獣(2018年製作の映画)

3.7

明らか低予算だけど余韻うまく残しつつスッキリ終わるし映像も綺麗。

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.7

ちょっぴりホラーだけどフランス映画のキラキラした感じがいい塩梅で効いている。

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.9

グリーンマイル、ライフイズビューティフル、アイアムサム、これらの良いところをエッセンスとして盛り込んでいる感じがする、つまり感動する。やはり韓国のエンタメは国からの支援もあって出来がいい。
最後がかな
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オプラ・ウィンフリーPresents: 今、ボクらを見る目(2019年製作の映画)

4.0

今のアメリカのデモを象徴するような大事件を描いたドラマのインタビュー。
さっさと事件を解決する為に物的証拠がない中黒人少年たちを犯人に仕立て上げたアメリカの検察と警察、こういうふうにドラマにして残すの
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ダム・キーパー(2013年製作の映画)

4.0

短編アニメの中に差別とか責任とか生きる意味とか色々と凝縮されている。youtubeで期間限定公開されているのを見れてよかった。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

パンドラの箱を開けることの苦悩とそれによりもたらされる喪失感が見事に描かれていた。
この映画は優秀な記者たちと優秀な弁護士を描いた実話ベースの話なので物語に大きな浮き沈みは無く、まるでドキュメンタリー
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.8

戦後のドイツの歴史といえば目まぐるしい程の復興と分断の部分に焦点が当たりがちだけど、ナチの残党(この映画では無垢な少年兵)が被った迫害がしっかりと描かれていた。
世界は平和一色の中 、大人たちが撒いた
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炎628(1985年製作の映画)

4.2

WWⅡで一番の被害者を出したのは、ドイツでも中国でもなくユダヤ人でもなくロシア。民間人含め2000万人以上が亡くなっている。
眼前には打倒共産主義を掲げるナチ、そして背を向けたら殺されたとも言われる(
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