ようやく宮本武蔵の風貌らしく、自分の描いていたイメージと重なって来たと思ったら…完結篇とは。剣の道を極めるドラマをもう少し掘り下げて見たかった気持ちもありますが、巌流島での合成シーンが、興醒めさせられ>>続きを読む
ストーリー展開が若干早く、宮本武蔵の成長する心の葛藤などもっと人間ドラマを見たいところです。又八役だった三國連太郎が堺左千夫に変わったのが残念でしたが、鶴田浩二、岡田茉莉子、藤木悠、東野英治郎、田島義>>続きを読む
原作は未読です。宮本武蔵という名前は知っていましたが、ストーリーはほとんど知らず、三船敏郎演じる野獣のような武蔵(たけぞう)のキャラクター像に驚きました。クライマックスの宮本武蔵(むさし)の変貌にさら>>続きを読む
共存や人種差別をテーマに、過去作のリスペクトとして、「未知との遭遇」「ブロブ / 宇宙からの不明物体」「トレマーズ」等のエッセンスが感じられました。私的には、「宇宙大怪獣ドゴラ」や「エヴァンゲリオン」>>続きを読む
第十部のありきの本作らしく、話しの途中で終わってしまいます。主人公である次郎長の活躍もほぼ無く、吉良の仁吉や千秋実が演じる神戸の長吉の方が印象に残る非常に残念な作品でした。
森繁久弥の演じる森の石松がとうとう主役となった作品で、讃岐で芽生える遊女の夕顔とのラブロマンスが泣かせてくれます。また、志村喬の演じた身受山鎌太郎とのやりとりが石松のキャラクターを存分に引き立てて、石>>続きを読む
テレビシリーズと同様に伏線回収が上手いです。旧家でのロケーションが豪華で見応えがあり、もっと撮影に使って欲しいと思いました。
時代背景の古さはありますが、家族再生のテーマやジェームズ・ディーンの格好良さは、現代にも通ずるものがありました。
漫画とアニメーションとCGの融合により、これまでのアニメ映画とは異なる表現ですごく見応えがありました。原作、脚本、監督の一人三役を務めた井上雄彦の熱量を感じると共に、原作の漫画やアニメをあらためて見た>>続きを読む
‘70年代、’80年代のホラー映画を見てきた人にとっては、過去作のオマージュを楽しみながら見れる作品に仕上がっています。若さと老いをテーマにしているあたり、どこかしら根底に映画「ミッドサマー」と重なる>>続きを読む
ケネディ大統領暗殺事件の真相に迫る大作です。ただ、わたしのアメリカの文化や歴史についての知識不足のため、ケネディ暗殺の謎や地方検事の執着に今ひとつ共感が持てなかったのも事実です。もう少しアメリカの歴史>>続きを読む
ハウツー映画の先駆けのようなモノと思わせながら、実際は葬式を舞台に右往左往する家族等の人間模様をコミカルに描いた作品でした。山崎努演じる井上侘助の愛人役の高瀬春奈が、清楚と妖艶さを兼ね備えた演技が印象>>続きを読む
水泳をテーマにしたコメディ映画と思いきや、かなり重めなストーリーで戸惑いました。でも、家族の再生を描いた良い映画だと思います。演出面でも水族館での電話のやりとりや、夜間のプールのシーンに光るものを感じ>>続きを読む
お蝶さんの忌明けと共に、これまで耐え忍んだ感情を久六一家との対決にぶつける演出は、観る側もスカッとさせてくれます。
次郎長一家の逃避行の設定のため、どこか悲壮感の漂うが、それを払拭する越路吹雪演じるお園のキャラクターがいい。
中村雅俊と壇ふみの初々しい演技が見れます。脇を文学座のメンバーである江守徹、高原駿雄、北村和夫、大出俊が固めています。これだけの豪華なキャスティングなので、名曲「ふれあい」の曲をモチーフにするだけじゃ>>続きを読む
前半のお祭りシーンの尺の長さや、エキストラの多さに映画の良き時代を感じます。それにしても、次郎長一家の各キャラクターを丁寧に描いており、魅力ある人物像が随所に見られます。
映画「遊星からの物体X」の海洋版が一番分かりやすい表現です。序盤からの気怠い雰囲気は見事で、あの空気感を維持して、もう少し予算とストーリーの練り込みがあれば、もっと評価されると思います。
獄門島 (1949年の映画)と獄門島 解明篇の前後編を102分にまとめた作品です。これを見るとNHKテレビドラマ版の長谷川博己の金田一耕助が、本作のオマージュだったことがよく分かります。それにしても、>>続きを読む
獄門島 (1949年の映画)と獄門島 解明篇の前後編を102分にまとめた作品です。これを見るとNHKテレビドラマ版の長谷川博己の金田一耕助が、本作のオマージュだったことがよく分かります。それにしても、>>続きを読む
中盤までのストーリーから、シャチと人間の知恵比べと思いきや…意外な展開に驚かされます。ノーランを演じるリチャード・ハリスの憎まれ役は、ぶれない演技を含めて見応えを感じました。レイチェル役のシャーロット>>続きを読む
戦争による不条理なストーリー展開に共感を呼ぶと思います。もっと、いろんな人に見てもらうことで、戦争の無意味さをわかって欲しいです。
夢や希望に向かって、自分に素直に生きる彼女が可愛らしい。文学を題材にした映画も珍しいので、そこに興味を持った方にもおすすめ出来る作品に仕上がっています。
90年代のVシネマらしく、破滅に向かっていくストーリー展開が懐かしく感じます。カッパを着ているショーケンがカッコよく見えてしまうのが不思議な魅力です。
舞台劇らしいシナリオの上手さが光る作品です。役名もほぼ分からず、陪審員番号のみで進む展開も見事です。特に、陪審員9番を演じたジョセフ・スィーニーと陪審員3番のリー・J・コッブの演技が素晴らしい。
王道のアウトロー映画ですが、久々にショーケンが見たくなり視聴しました。主演は渡部篤郎ですが、脇に回った萩原健一も存在感があって、カッコいいです。前歯が欠けた北村一輝、萩原流行、宇梶剛士、菅田俊など、魅>>続きを読む
ここまで生死のリアルさを描いたアニメ映画を見たことはありません。絶望のあとの希望とも思える演出が、この作品の救いだと感じました。
テレビ版の総集編とはいえ、見応えがあるストーリー展開で、あらためて39話見たくなる魅力ある内容でした。
映像集『PANT』の「終わりの気配」が印象的だった市川準&斉藤由貴のコンビで、今回は香港ロケという豪華な作りになっています。エンディングで斉藤由貴の百面相が見れて良かったです。
細かいことは気にせずに、斉藤由貴の初々しい演技と、相米慎二監督の独特な演出に着目すると楽しめます。
重いテーマを独特の空気感で描いており、現代版の必殺仕置人という表現が一番マッチすると思います。ミニシアター系の作品ですが、もっとスポットを浴びてもいいと思う良作でした。
水墨画という地味なテーマをここまで綺麗な映像で魅せる監督の力量が半端ないです。時間を空けて、また見たくなるような気持ちにもさせてくれる心優しい作品でした。
アート系スリラー映画というべきか、とにかく色づかいや音響や構図に監督のセンスが光る作品です。内容は、一癖も二癖もあるストーリー展開に賛否両論あると思いますが、たまには、余韻に浸りながら、考察をあーだこ>>続きを読む
自分の感情に素直に生きるユリアを演じるレナーテ・レインスヴェの表情が素晴らしい。時が止まった演出がCGじゃなかったら、役者や撮影スタッフは大変だろうなぁと感じました。
観終わったあと、やっぱり戦争は無意味だと実感しました。戦場の臨場感がとてもすごく、戦場のクレーターでフランス兵を刺し殺す刺しシーンなど、パウル・ボイメルを演じたフェリックス・カマラーの表情がどんどん豹>>続きを読む
初めてヴィム・ヴェンダース監督作品を視聴しました。公園での体操や、川での水泳、証明写真など、さりげないシーンで二人の距離が縮まっている演出が良かったです。そもそも絵力があるので、ぐいぐい映像に惹き込ま>>続きを読む