桜庭信一さんの映画レビュー・感想・評価

桜庭信一

桜庭信一

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.4

ティムバードン版、フォレストガンプ。バートンの映画を見ると、今でいう体に生まれつきの障がいを持っている人が、必ず出ている。
監督自身も子供の頃かが、両親の関係が良くなかったので、人に心が開かず、引きこ
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.5

とにかく、派出な作品。冒頭のバレットタイム撮影(初耳でしたw)ですか、よーやるなっと、感心しながら鑑賞。
それにしても、ヒュー・ジャックマンがハッカーに見えないのが俺だけか?
ハッカーの認識を改めない
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

4.2

殺陣が面白いと聞いたので、今回が初見。かなり頑張って撮っています。そして、監督、役者、殺陣師の頑張りがこの映画には感じられる。
個人的な意見だが、もう少し重さが欲しい気がします。でも、そこは気にしなく
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.5

どの国でも学生達は勉強は大変だ。昔、That'sカンニングという邦画があったが、こっちの方がスケールが大きい。
演出を屈して面白くしているのが、好感が持てる。
やはり、金持ちと貧乏の格差が大きく、これ
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.7

芝居の上手さに尽きる映画です。そして、性に悩み苦しみ、開放される。主人公のセリフに
「私はやっと本当の自分になれる」このセリフに、この映画のテーマがある。
2023/2 32本目

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.3

思入れがないから、何にも感情移入出来なかった。つまり、僕にとっては・・・・。
2023/2 31本目

ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

3.3

アンソニー・ポプキンズが神父役は面白い。
羊たちの沈黙が余りにも印象があるあら、悪魔が神父になる。
よく頑張った感じかな。
2023/2 30本目

ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火(2012年製作の映画)

3.5

今でもロシア戦線の映画を作ってるのが凄いが、どんだけT-34が余ってるんだ?戦車と話せる死なない男とティーガー1戦車の戦いは迫力。
最後はドイツ軍の降伏サインのシーンは付け足した感じ。主人公とディガー
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

この後に、ウォーターゲート事件に繋がるわけですね。歴史の1ページを見ているようだ。
スピルバーグで、普通の映画。
他に監督はいなかったんだろうが?出来れば若手で活きのいい演出してたら、もっと面白くなっ
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

4.0

とにかく、戦車の為のエンタメ映画。役者の面構えが両軍ともいいね。スローモーションで砲弾のすれ違いがいらないとレビューにあったが、あった方が分かりやすい。ただ、ラストのスローモーションは要らなかったね。>>続きを読む

カンフー・ジャングル(2014年製作の映画)

3.8

とにかくドニー・イェンがカッコイイ。アクションだけじゃなく、芝居もできるのがいいですね。
ラストの対決はあんな処でやるのは、アクションが大変だけど、見る側がハラハラしますね。
そしてエンドロールの前の
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

永遠に無くならないアウシュヴィッツの映画。でもこれまでの復習物とは視点を変えている。
これは脚本がいい。子供に手紙を読ませる設定は、この脚本家の才能を感じる。
そして、往年の役者がいい演技してる。20
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河内山宗俊(1936年製作の映画)

4.0

見れなかった山中貞雄監督の映画。ストーリー展開が無駄なく進んでいくのが上手く、登場人物が絡み合っていく。
脚本がよく出来てる。そして、演出がきめ細かい。

他の2本より分かりやすく、最後は活劇になった
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ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野(2021年製作の映画)

3.6

意外とおもろかったな。ほぼほぼ、黒人なんだけど、面構えがいいんだよな。ラップて西部劇に合いそうだ(笑)ネトフリは幅が広いよな。
2023/1 22本目

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.4

家族みんなで見られるファンタジー映画。
バートンの映画はキャラクターの面白さ、ストーリーの奇抜さ、だと思う。
しかし、バートンの家庭環境が底辺にあるような気がする。
この映画は家族愛。どんなに貧しい暮
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.0

妥協を許さない原田眞人監督。
この内容で尺が長いのがしかたなしか。それでも長さは感じからず、飽きずに見れた。
出演者全員なりきっている。何回もリハーサルと本番したんだろうな。でも、これでも満足はしてな
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三匹の侍(1964年製作の映画)

3.6

それぞれの三人のキャラが際立つ映画。
それを演じる三人の役者も一癖ある。このキャラ設定はどんなストーリーにも使える。あとは役者が演じきれるか?
もし、そろえば連続ドラマ出来そうだけど、今のテレビは難し
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.3

こういう状況下で人間心理の映画だけど、面白さが俺には伝わらなかった。アイデアはいいけどね。
この手の映画は着地点、ラストのどうなるか?が難しい。
2023/1 18本目

(1965年製作の映画)

3.8

ハード時代劇。監督岡本喜八、
脚本橋本忍、主演三船敏郎、
出演小林桂樹、伊藤雄之助

ラストの雪の中で殺陣は迫力は監督の編集が冴え渡る。

伊藤雄之助の存在が気になる。
伊藤雄之助の個性(芝居)で、こ
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暗殺(1964年製作の映画)

3.6

この映画を見て、ヌーベルバーグと時代劇は合わない事を発見。
話の理解することに、ヌーベルバーグ的なカメラアングルが邪魔をしている。解説ではクライマックスの壮絶な立ち回りは圧巻、とあったがそんな圧巻では
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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年製作の映画)

3.1

あの、一言言っていいですか?
これ、アイドル映画ですね。長澤まさみさん、もう少し、芝居の勉強しましょう。そして、監督さん、音楽がベタ付けに、壮大過ぎる。プロデューサーさん、頑張りましょう。スタッフの皆
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

こういう映画で制作費を出すネトフリは凄い。

戦争映画には、記録映画的な要素と単に娯楽映画的なあるが、この映画は戦争の悲惨さを淡々と描いている。それも誇張せず。
結局、戦争は人間の愚かさを、神は単に人
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

ノーラン初の宇宙物。それも濃密なハードSF。物語の用語は見てる人は
ほとんど、分からなかった(笑)
でも、人間の根本的な事は、人間愛、家族愛の「愛」が大切なんですよ。

素直な気持ちがあれば、映画は楽
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パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

3.3

JAWS以外でサメ映画観るのは初めてw
それなりにドキドキしたけど(◎-◎;)!!
配信で見たので3Dじゃないけとね。
2023/1 12本目

HERO(2002年製作の映画)

4.0

グリーン・デスティニーと双璧のワイヤーアクションが素晴らしい。中盤あたりの話は分かりにくいので、衣装で分かりやすくなっているのは、監督の得意とするところです。
2023/1 11本目

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.5

27才監督の映画ですか?
天才は違いますね。脚本の凄さが100年経っても、色褪せない。
丹下左膳が子供の為に右往左往してるのが面白い。コメディ映画として1級品。
2023/1 10本目

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

人間、生まれた時から、場所、環境からその後の道が決まってる場合がある。それぞれの悩み、苦しみ、しがらみがある。
そんな事を思い出させる映画です。
高橋ひとみさんのビンタで目が覚めたな。何かカツを入れた
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

原作は積読になってしまい、読んでなかったが、映画見て俄然読みたくなった(笑)

法廷と主人公の人生を丁寧に作られているのが好印象。
冒頭の鳥からカメラが追ってすんなりと沼に入っていくのが、いい感じで観
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

何とも不思議な映画だな。ホラー映画なんだけど。地球侵略じゃなく、人間食うだけで、だったらこんな田舎じゃなく、大都市に行けばもっと食えると思うけどね。ツッコミはいいとして、前作のゲットアウトとか、普通の>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱(1992年製作の映画)

3.8

ツイハークと言えワイヤーアクション!これがのちの『マトリックス』に影響を受けるとはね。
今、気軽に家で、それも時間気にせずに見れる環境がいい。
映画館が無くても、好きな映画を見れるのは、この上なく嬉し
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男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

4.0

これか、かの有名なメロン騒動。たしかに面白い。
役者もいい味出している。浅丘ルリ子に船越英二。ひょうきんな船越さんの芝居が素晴らしい。そして、リリーこと浅丘ルリ子!寅さんに怒るシーンはさすがだと思いま
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

意外と良かったな。しかし、如何せん派手です。シーンとシーンが流れる様になっているのが、まるでエルヴィスの歌の様な感じですね。20223/1 4本目

グランド・マスター(2013年製作の映画)

4.0

この監督カンフー映画もやるんですね。但し、その辺のカンフー映画とは、やはり違います。
カンフー映画を芸術作品にするところが、この監督の凄さかな。
細かい所に気を配る監督。
2023/1 3本目

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

まさか4作目が出来るとは。
中身は全3作品と変わらずの仮想世界。それがマトリックス世界観。それ以上、それ以下でも無い。
2013/1 2本目

キャノンボール(1980年製作の映画)

3.7

いい時代でした80年代。
何も言う事はない、楽しければいいのだ。
映画の作り的に甘いけど、こう言う映画には関係無い。
気軽に見れる正月映画向き。
2023/1本目

人情紙風船(1937年製作の映画)

4.5

天才山中貞夫監督、日本映画の傑作1本。江戸時代の長屋の人々に生活感が良く分かる。

20代で、この演出本人が凄いと思う。
「人間って紙風船のように軽いし、そして転がりやすい」

2022年度最後の映画
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