さーたんさんの映画レビュー・感想・評価

さーたん

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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

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モンゴルという国の雰囲気も新鮮で、フランス映画の倦怠な間と韓国映画の会話の語感が混ざったような不思議な感覚。猥褻物を取り扱う職場であどけない主人公(※成人/喫煙者)が様々な経験を経て人生を考える(途中>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

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毎回良くも悪くも個性が強い劇場版シリーズ、今回は構図や細かい演出も凝った印象で好きなやつ(ダメな回は5分でギブアップした)。高木×佐藤刑事カップルに加えて(案の定というか)ダメ押しの安室+警察学校同期>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

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黄色くてかわいいミニオンたちに怪しい影が迫る本作、裏テーマは「恋のときめき」かな。淡い芽生えを自覚した途端に世界が輝きだすシーン、まさか怪盗グルーで見ると思わず、また直後気持ちが暗転する場面も含め、分>>続きを読む

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

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幻のコンサートをバックヤードから、社会見学に来たような感覚。本当に、このステージが実現していたら見てみたかった。「怒ってるんじゃないよ、エル、オー、ヴィー、イー」が印象的。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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男性への復讐に身一つで人生を捧げる。昼間の無気力なコーヒーショップ店員の顔と、夜は厚化粧でクラブに繰り出し「エサ」を撒く狩人の顔、色彩の対照も印象的。
復讐対象の男性達は一見普通の、良識人にさえ見える
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

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歌舞伎町に宇宙人が逃げ込む事件が発生するも、人間の業が深く渦巻くこの町ではそんなどころじゃあない。
このタイトルに主演が伊藤沙莉ときたので見たが、タイトルを「何でもアリ屋!カブキチョー!」にして映倫レ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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次々と展開し惜しげも無くステージが移り変わって興奮が止まらない!特にコング同盟は胸アツ!往年の洋楽ヒット曲で盛り上げる演出もクッパの「Peaches」もツボ(^0^)

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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うわぁめっっっちゃすき~~~~♡♡♡
フツーの女子高校生の日常。チョっと殺人するだけー。
HUNTER×HUNTERのコミックス雑な集め方してんじゃねえ笑
だいすきー♡

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

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超ポジティブ・ストーカーと鬼ツンデレ美女の仲を横恋慕した極悪社長、どの立場から見てもサイコスリラーな前半(※この映画はラブコメです)から、怒濤の復讐劇の後半になだれ込む。蝿の体で化学知識を駆使し肉体を>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

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言語や地域差、学歴重視・貧富差などの社会問題を取り上げつつ、「Aal izz well(うまくいく)」と歌い踊って困難を乗り越える若者達。
大学生特有の馬鹿騒ぎやヤンチャもしながら友情の深まりと「ラン
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ウルトラドライブテクの運び屋女性が子ども(特技:ゲップ)を預かり走る・逃げる・大立ち回る!のっけから緩急凄まじい安定感の運転技術だけでなく、『イコライザー』ばりに身近なモノを駆使しながら機転を利かせて>>続きを読む

天使のたまご(1985年製作の映画)

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押井作品は大好物ながら、会話が非常に少ないために丁々発止の哲学論でリズムや緊張感を生むこともなく、世界観だけで解釈を深めなくてはいけない難解な作品でさすがに眠たい。ネット上の考察はたいへん有益で、流し>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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ストーリーは安定のものとして、やはり異国の地パリ×露伴先生のビジュアルが拝めることが最大の魅力。白石加代子のサングラスが怖すぎ~~~とおののいていたら露伴先生も同じ眼鏡でパリを逍遙してて見とれる。想定>>続きを読む

彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

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知人家族同士の恒例旅行に、一人はじめて加わった女性が失踪した。どこにでもある、些細な人間関係の捻れが、非日常に行き当たったとき大きな疑心となって混乱を深めていく。悪気のない口の軽さ、人になんでも体よく>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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多元宇宙で繰り広げる親子ゲンカは、家族愛や人生の選択という王道テーマが陳腐な言葉に思えるほどの映像の激流。英語と中国語がシームレスにチャンポンされた会話はアルファ・バースの存在を際立たせて、各宇宙での>>続きを読む

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

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白血病を患うタイの青年がNY在住の友人を呼び戻し、元カノを訪ねるためタイ国内を巡るロードムービー的「A」面、二人の関係に隠された秘密を巡る「B」面と、2部構成で展開する物語。回想と現在で役者の印象がガ>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

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憂鬱な雨の日を表現豊かな詩情で綴る、雨粒降り注ぐ水面が鬼きれい。つかの間過ごす静かな庭の時間はともに俗世から離れ、やがて社会の中で再び相まみえる時に互いの時間は大きく動くよう。小品ながら余韻を残す、さ>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

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テレビシリーズは見てないが、主要な登場人物の配役バランスが良いと思う。女性記者を中心に謗法師の少女・元刑事の上司・現役刑事の夫・若手イケメン刑事ふたり・呪術専門教授・冴えない後輩、対して相手方は製薬
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ステラ SEOUL MISSION(2022年製作の映画)

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亡き父が遺したオンボロ車に乗り込み、悪徳車業者が会社のトラブルに追われ追いかけ走り回る。カーチェイスのドタバタと平行しながら車を通して父親との関係を振り返り、或いは紡ぎ直していく展開は下車する間もない>>続きを読む

野球部に花束を(2022年製作の映画)

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『地獄へようこそ』キツすぎる辛すぎる青春バイオレンス任侠コメディ野球映画(なんじゃそりゃ)。高校球児達の極限に挑む日々に一片の青春のプリズムと、不条理な従属の虚しさを感じ取る。その両極にすっかり麻痺し>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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締切迫る職場の1週間が延々と繰り返される中、トライ&エラーを繰り返しながら脱出を試みる。1日1日がうまくいかなかったり、こなれてうまくできたりする一進一退、タイムリープからの脱出と仕事のタスクを平行し>>続きを読む

L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

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たまたま読んでいた本で当事件を知り、そこにWOWOW放映の知らせと重なって鑑賞。ラップ文化と分かちがたく組み込まれた人種差別闘争の歴史、それらの混乱をきれいに写し取ったような大事件が、業界や組織の大い>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

鳥・火・石・母、そしてお馴染みのオババキャラがそれも複数!!
さまざま考察を呼ぶモチーフが組みあいながら、真っすぐすぎるメッセージのタイトルの裏でなにかを語っている。
不条理・悪意・ままならぬ世の中で
>>続きを読む

スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

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作品に入り込めなかった公開当時から時を経て、原作1巻を読んでから再鑑賞。キャラデザの違和感は話が進むにつれ水素がどんどん某義体を彷彿させる表情シーンが多くなっていたことで克服か。森氏の詩的哲学的語り口>>続きを読む

ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

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多くの客で賑わう大人気レストランのホールと厨房(そしてあるいはトイレ)で経営者・従業員・客と招かれざる客が入り乱れるドラマ。レストランという小さな空間の中で各テーブルのトラブルと「戦争状態」の厨房を行>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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30年以上経っても無茶ばっかりやりすぎマーヴェリック、空中戦も緊張感もスピード感も年月分パワーアップ!!!冒頭のマッハ10テスト用機体は最新すぎて宇宙船感がなんだかなぁという感想を見越してか、懐かしの>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

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冒頭ミグ会敵シーンは、この時代の映画はこんなものかーと冷めてしまったが、いやはや、空中シーンとドラマの往復で進むストーリーに緊張感を持ってぐんぐん引き込まれ、その過程で目まぐるしく変わるトムの表情に驚>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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得体の知れない未知との遭遇が描かれるこの作品を、ホラーに分類しきれない特徴の一つとして主人公の職業が挙げられる。調教師として馬との非言語コミュニケーションに長けた彼ならではの視点で攻勢に転じる後半がな>>続きを読む

355(2022年製作の映画)

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敵が味方に、味方が敵に、スパイの無情で悲しい性を各国の女スパイたちが命懸けで生き抜いていく。スリリングながら華麗にスタイリッシュ。ペネロペ・クルスはやっぱり可愛い!

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

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イケオジ紳士探偵の、気孔を閉じたようなちょうど良いすっとぼけ感、予備動作少なくズパッと切る推理、なにより事件や依頼人との絶妙な距離感がたまらん第2作。特殊な舞台設定やガジェットはミステリーに欠かせない>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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半世紀近くかけて国内外で築き上げてきた「エセ・ニッポン」をこれでもかと完全再現した上にクセつよ殺し屋たちが大暴れの弾丸列車!原作からこんなことになるなんて思わなかっただろうけど、ニッポンを愛してくれて>>続きを読む

キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

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奇妙な家政学調査を通して、ノルウェー人の老人とスウェーデン人の中年男性との緊張と融和を描く。大戦直後の二国間の暮らしの温度差(地方差にもよる?)がうかがえ、反発と信頼、妬みと親愛、おじさんしか出てこな>>続きを読む

ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

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過去のVSモノがとても良かった期待値で見てしまったので、ちょっとがっかり。ルパン一味と並ぶとキャッツ・アイのやりすぎアクションやウザみにひっくり返ってしまったが、CGアニメの違和感の中では唯一、峰不二>>続きを読む

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

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アラサーの悲喜こもごもな毎日に、手順は数段すっ飛ばせど紛うことなき煌めくロマンティックが生まれていく。居酒屋で迷言を発しながらお酒を呷りまくり、変なBGMで目覚める、なんでもない時間の主演女優の身体が>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

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少年トトめちゃめちゃかわいいな。聴きなじみのある曲がずっと流れている驚き。故郷を離れて暮らす人はみんな串刺しにするくらいの殺傷力。映画館(パラダイス)に集った人々をよく観察すると当時の風俗や雰囲気がわ>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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地上波放映時、「人を助ける」目的のためにネット上から現実生活に干渉するという禁忌を犯すストーリーに、(実際のネット上である)SNSでは非難が集まっていたのを覚えている。しかしじっくり鑑賞してみれば、こ>>続きを読む

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