5年前に見たときは話のインパクトに圧倒されて母親が自分の人生をトレースさせたのは子供たちへの呪いのように感じたんだが、改めて見るとまったく逆というか、きちんと子供たちに愛情を注ぎきれなかった贖罪と子供>>続きを読む
没入ヘタクソマン、本日の没入失敗要因その1はポンコツ撮影班。モキュメンタリーであることを忘れさせてくれるぐらい撮影に没頭する彼らは目の前で大変なことが起こっても決して介入することはなく、撮影者に徹する>>続きを読む
オムニバス短編3話のうち、豪華声優陣が参加してないのだけ面白かった。皇帝ペンギンと厚生年金で踏めるんですね。
調布の映画館で見たんだが、親子しかいなくてみんなガヤガヤ雑談しながら見る雰囲気がとても良>>続きを読む
プレデターシリーズにそんな思い入れはないんだけど評判に誘われて見てみた。
最初のプレデターにレヴェナント(ゴールデンカムイ?)のエッセンスという感じで確かに面白かった。プレデターによる殺り方のバリエ>>続きを読む
SNS特定屋のニュースを見た日だったのでタイムリーで笑ってしまった。
情緒とお気持ちだけで話を駆動していく様は圧巻で、終盤虐待というシリアスなネタすら単なる小道具として適当に使い、「何はともあれ…優>>続きを読む
先日息子と2012見て盛り上がったとこだったので「ローランド・エメリッヒの新作!月が落ちてくるってよ!」と興奮してたんですが、(アルマゲドン+デイ・アフター・トゥモロー+プロメテウス?)÷8億て感じで>>続きを読む
アルゴmeetsブラックホークダウンて感じかなと思ってたらおなじみの「どうやって撮ってんのそのカーチェイス」はド迫力だし今でも現在進行形として歴史と向き合っているからこそのビターなラスト… めちゃくち>>続きを読む
こんのイケすかないニューヨーカーどもめ!という欧米コンプレックスをフランシスという人物描写の魅力で包んでくれる。
日々の小さな出来事とうまくいかなさをちょっとした共感性羞恥とともにベタつかず描くスタ>>続きを読む
「俺たちの大好きなクズい岡田将生が見れる」と教えてもらってリストに入れっぱだったのをこのタイミングで見ました。
告白の岡田将生も悪人の岡田将生も大好きですが、この岡田将生もまた別のイヤな岡田将生で良>>続きを読む
ピースメイカー、ストレンジャーシングスに続いてのメタル推し映画。ソーがガーディアンズのことをならず者の寄せ集めって言ったときMotley Crueって言ってなかった?
なんかワイティティっぽく軽いの>>続きを読む
没入下手くそマンなのでホラーにあまりハマれないんですが、ミーハーなので話題になってると見てしまう。
撮影技法というかPOVにこだわりすぎたせいで「なんでそんなときまで撮ってんねん」「じゃあこれはどっ>>続きを読む
タイトルだとかあらすじだとかで「アラサー女子の生きづらさを所謂時事ネタを織り込みながらコミカルに描く」という「あー、あの感じね」と言いたくなるやつかと思ったら結構ガッツリ重みがありました。
ただ、プ>>続きを読む
ザ・ボーイズS3最終話を前にディープのために見ました。
タコの生態云々というよりも中年期危機と鬱、そしてそれを乗り越えるためのセラピユーツィックなプロセスのドキュメント。
ただ、映像含めとにかくま>>続きを読む
レコ屋の話だと思ったら違った。
「ない」というより意図的に抑えられているのかな、というキャラの魅力だとか、何か起こりそう起こりそう起こりそう!起こらない!の連続のストーリーであったり、カタルシスを産>>続きを読む
育てられない親、子が欲しい夫婦、そして赤ちゃんポストを巡る諸々への問題提起があるのかと思ったらあまりその辺は掘り下げず、かと言って擬似家族エンタメとしても「うーん」となるとこが多くてなんだか消化不良で>>続きを読む
自然さ、普通さを強調しようとして逆にセリフの作為性というか不気味の谷が際立ってしまうところはくれなずめ同様めちゃくちゃ気になるんだが、その辺は演者次第なんだなというか、主役二人(とコクソン)はその辺が>>続きを読む
あまりにも酷かった劇場版よりははるかにマシになったというかやるべきことをちゃんとやりました、て感じ。キャラの背景を描いた上での集合となってたしアクションシーンも随分と迫力を増してたように思う。長丁場な>>続きを読む
暴力てのを乗り越えたその先に何かがあるとかではなく、ただ淡々と無慈悲に行使されるだけ、非暴力から暴力への移行のスムーズさ(移行すらしていない)の生々しさよ。その生々しさは「メキシコ」への先入観なんだろ>>続きを読む
なんの前情報も無しに見たので途中まではその展開に思わず身を乗り出しかなりアガったんですが、終盤はやや作為的に感じるとこが増えて「どう着地すんだ?」が気になり、ラストは「うん、まあ、そっかー」という感じ>>続きを読む
「とっぷがんのぞくへんつくるぞ!すっげーやつ!てき?せかいのことはよくわかんないな…むつかしいから…なっちゃんてきとうににかんがえて!!」
「まかせて!てきは『ならずものこっか』よ!」
な熱量ハン>>続きを読む
思ってたより酷くて笑ってしまった。
ただ、その酷さってのは庵野秀明の作家性とめっちゃ結びついてるものなので、好きな人は好きだろう。ごめんなさい、すべて樋口真嗣監督のことは知らんけど、という前置きの話>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
思った以上にサム・ライミの作家性が前面に出てたけど、果たしてマーベルの世界と馴染んでたかというと微妙だった。
多くの人が思っただろうけど、ワンダがあんなにシンプルなヴィランになってたのはめっちゃモヤ>>続きを読む
必然性が無さすぎるキャラクターの行動原理、乱高下するリアリティライン、ガバガバ過ぎる脚本に笑っちゃうようなご都合主義、いやもう子供向けなので子供が楽しめればなんでもいいんですけど、なんつーかこういう映>>続きを読む
ジョン・ウィック meets ファブルほんのりホームアローンて感じのナメてたオッサンが殺人マシーンだった系王道で、ただただ快楽性だけに満ちた映画だった。ハードコアの監督ってことでまた三半規管破壊系映画>>続きを読む
人の話や音を聞くのは好きだけど自分の感情はうまくアウトプットできないジョニーと、まだ不安や感情を適切に言語化するのは得意ではないけれどとにかくアウトプットし続けずにいられないジェシーの対比を含め、よく>>続きを読む
作品自体は「めちゃくちゃ普通の青春映画」なんだけど、「学校に居場所を見つけられない疎外感を抱えた子供たちにとっての、救い(厨二病)としてのメタル」という1985年かよっていうテーマが2022年のアメリ>>続きを読む
オープニングはなかなかワクワクさせてくれたものの、本編はセリフと状況説明を歌にしましたというだけというかミュージカル映画ならではのコリオグラフィーもカメラワークもなく、音楽と歌にもそれだけで場を持たせ>>続きを読む
強烈な怪作だし風格も伴っているんだが、エンタメ作品としては前作のRAWに軍配が上がるというか中盤以降ちょっと眠くなってしまった。そういうとこも含めてニコラス・ウィンディング・レフンの作品に通ずるような>>続きを読む
「めっちゃ普通にいい映画」だった。ジョジョ・ラビットからクセを抜いたような軽妙さであるとか、祖父母の魅力であるとか、作り手の映画愛であるとか、白黒映画だからこその古い(古臭い)演出の使い方であるとか、>>続きを読む
どこがいけなかったのか?どうしたら良かったのか?の大きな決定打がなく、関わる人にとっては毎日不穏で危なっかしくギリギリでありながらもそのギリギリさでさえ日常に飲み込まれることの恐ろしさ。
彼をもっと>>続きを読む
息子と見ました。息子はまだ全然意味わからんかっただろうからいいけどそれこそ13歳ぐらいの娘さんとお父さんで見ると前半は微妙に気まずそう。
思春期的な感情をレッサーパンダに喩え、母娘という同性だからこ>>続きを読む
今回の戦争にまつわる言説の中で、日本人はガンダムを見て育ったせいで「敵の大義」を考えすぎてしまう、みたいなことをネガティブなニュアンスで言ってる人がいたが、俺もそうなってしまう平和ボケ体質であり、この>>続きを読む
過去パート現在パートともに共感を阻むところがザラザラあって、恐らくマギー・ジレンホールはその「なぜ共感できないのか?」というこちらが当たり前のようにスタンダードだと思ってるところに楔を打ち込みたいんだ>>続きを読む
体良く合宿に追いやられる出来杉君とミルクボーイの声のキャラ立ってなさに泣けたし昔と同じく「ビッグライト使えや…」と思いました。
しずかちゃんの部屋に行くときはノックしたりとか色々アップデートされてん>>続きを読む
お話はともかくとして、映像・アニメーション的快楽というか「○○をカッコよく見せる」ということに特化してて最後まで観れました。欲を言えばせっかくなんだからもっと新宿であったり京都の街を活かしたシーンが多>>続きを読む
冒頭しんどくて俺はこの映画を見通せるだろうかと思ったけどしんどさピークは冒頭だったのでなんとか大丈夫でした。
報道や学校職員の描き方にステレオタイプというか安易な誇張を感じてしまったり(でも割とステ>>続きを読む