水川あさみ(第3回ミス東京ウォーカー)
怖いとか切ないとかより「管理人及び管理会社ちゃんとしろ」へのイライラが先に来ちゃう映画。
マンションの貯水タンクに死体があるのに気づかれず住人は水飲んでたっ>>続きを読む
一流シェフのファミリーレストラン大好きマンの俺にはちょっとやそっとの厨房ストレスは効かないぜ!と思ってたけど効きました。
一流シェフのファミリーレストランからひたすらギスギスしたとこだけを抽出したか>>続きを読む
レンズの内側にホコリが溜まってしまった俺のスマホのようなソフトフォーカスだとかウェス・アンダーソンっぽい構図にやや警戒したり、これは眩しいオブジイヤー2024かと思ったけどなかなか残酷な話だった。>>続きを読む
どん詰まり田舎腐敗警察モノmeetsランボーって感じででまあまあ面白いんだが、陰謀のスケールが小さかったり反撃のカタルシスが薄かったりでやや物足りなかった。もちろんエンタメというより人種問題の方に重き>>続きを読む
生々しくてとても良かったけど、そのキャラの背景にメンタルヘルスを持ってきちゃうのはやや白けちゃうというか、生きづらさの話に帰結しないで欲しいという勝手な願望がありました。
それにしても河合優実さん、>>続きを読む
狂人にも哀しき過去…!みたいなまんまJokerぽいことやりたかったんだろうけど脚本がガバガバというか映画の作りが犬の賢さに依存しすぎでむちゃくちゃだった(なんで保険の調査員が銃持って一人で乗り込んでく>>続きを読む
男は女の気持ちを理解できんしそういう意味でどいつもこいつも同じ顔!同じ面!同じMEN!というのをサイコーな音響と美しいロケーション、ひたすら不条理な恐怖と不気味さで描く趣味の悪さ(良さ)にあふれた映画>>続きを読む
むせ返るような思春期の性の匂いプンプンで大丈夫かこの監督逮捕されるんじゃない?と思ったら女性監督だった。
もう少しカルトな感じがあるのかなと思ってたら割とストレートな思春期母娘密着の話で過食嘔吐も含>>続きを読む
細かく丁寧に作られた肯定ムービー。思春期女子と対極にある小4男子息子と見てきました。場内はプレ思春期な女の子とその親でいっぱい。
いい歳したおっさんなので俺は今更自分自身に照らし合わせてあーだこーだ>>続きを読む
まあ相変わらずキャラはいいし小ネタも面白いんだけど、大人の事情の整理を作品が強いられるのを見るのはあんま楽しくないというかマルチバースを安易に使い過ぎたツケはやっぱり払い切れてないというか、作品として>>続きを読む
古川琴音さんてまだ作品を選ぶ立場にはないのかな…自ら希望したのなら理由を知りたいな…と思いました。
幸せの総量は決まっていてゼロサムゲームのパイの取り合いなんだ、みたいなのは現代社会風刺っぽくはある>>続きを読む
評判通りめっちゃ良かったー。映像表現としてはもちろんのこと、藤本タツキのひねくれと照れと真っ直ぐさの割合による魅力が損なわれてなかった。長さも良かったし特典もありがたい。あえて言うなら音楽うるさすぎね>>続きを読む
んー、さすがとっても良かった!
質感だけでなく映像の撮り方含めての70年代っぽさと、はい出ました俺の大好きな「それでも人生は続く」。優しい眼差しと関係性の暖かみが遠赤外線のように染み込んでくるのでな>>続きを読む
公開当時と今ではだいぶ川口への世間の眼差しは変わってしまったんだろなと思いつつも「そこで被害を受けるのはいつも子供たち」というのは本当に見ててしんどくて、メインで取り上げられてる難民やビザの問題のみな>>続きを読む
比べちゃいけないとわかってて書いちゃうけど結局「石原さとみ頑張ってたな」が上回ってしまうミッシングに対してこの映画は「河合優実さんが」とか「入江悠監督が」「吾郎ちゃんいつも髪型一緒だな」みたいなメタ視>>続きを読む
主人公が戸惑いつつもちゃんとアサーティブでただ怯えて流されるのではなくちゃんと意志を持ち、拒否もしっかりできるのが新鮮だった…てこういう話の主人公のこういうところを新鮮と感じるってのは俺のアンコンシャ>>続きを読む
モンスター映画にはモブの中にモンスターを守ろうとする狂信的な動物愛護団体のプラカードがあったりするけどその手の団体をメインに据えつつも「真っ先に死ぬであろうバカ」が出てこないのは割と新鮮かも…と思いつ>>続きを読む
ルカ・グァダニーノ版H2、めちゃくちゃおもれえっ!!
三角関係meetsスポ根で適度な悪意と傲慢さを振り掛けながら競技そのもの、スポーツカタルシスで着地する離れ業、堪能いたしました。
編集やカット>>続きを読む
前日譚て結局各キャラどうなるか予想つくし話も辻褄合わせ以上にはならんのであんま興味湧かんのよね…と言いながら見たら面白かった!!となるパターンを期待していたが全然ハマれなかった。
アクションシーンは>>続きを読む
タイトルとかテーマ・内容からして176分ぐらいあるんじゃないかと怯んでいたが全然長くなかった。
誰でも子供の頃に特撮ヒーロー物の悪役だとか、歴史上悪虐行為とされる出来事の当事者たちはどういう神経の持>>続きを読む
猫がおしっこした!っつってタオルで拭くか?ティッシュとかトイレットペーパーだろ?というオープニングで不安になってしまった。
限界中年男性なので、最近はさまざまな性愛関係において浮き彫りにされる心情の>>続きを読む
まだ実際の事件が頭に浮かんじゃう時期に、すごく繊細にバランスが考えられた作品だったと思う。
でも監督の意図がどうあれ、やはり石原さとみは市井にいることが不自然レベルのルックスなので、どんな演技をして>>続きを読む
好評っぽいので見てみたが、冒頭から「ついに突き止めたぞお、都市伝説うんちゃらかんちゃら」「うちの雑誌も今月で廃刊だからうんちゃらかんちゃら」と1人で説明しまくるキャラが出てきてその時点でノれなそう…と>>続きを読む
濱口竜介版なめとこ山の熊だったような気がしないでもない…ようなないような…
いやーさすが良かった。主人公と他の人の演技のモードが違いすぎて面食らったり割とわかりやすい悪が存在してるじゃーんという前半>>続きを読む
むかーしテレビでやってたときに見た異人たちとの夏はええ話やなあと思って見てたら終盤冗談みたいなホラーになってズッコケた記憶があるんだが、こちらはさすがにスマートでした。
結局人生の基盤となるのは親か>>続きを読む
毎回「時代劇とか史実映画嫌いやねん」と言っては「そう言ってたのに良かった!」と言ってる俺ですが例によってめちゃくちゃ良かったです。
長丁場も序盤の細かくテンポの良い編集から実験の息を呑む緊張感へのメ>>続きを読む
預言だの決闘だの血統だの血糖(ハルコンネン)だので古典すぎる。ほんとに古典なんだからしゃーないし改編してベネ・ゲセリットの普段の会話はおにぎりの具にしろとも言えんけど、だからっつってストーリーに面白み>>続きを読む
多様性やウォーク的なものを茶化してるみたいなとこが話題になってたんで見たんだけどミスリードとまでは言わずともそういう社会批評的なとこを期待すると肩透かしかもしれん。
絵的にも話的にも映画というより気>>続きを読む
スカッとというよりモヤッとを残して終わるところがヨーロッパの映画って感じで良かった。娯楽的な起伏はないけどひとつひとつ丁寧に見せてくれるので長丁場でも耐えられた。
ってか息子がしんどすぎると思うけど>>続きを読む
30年近く前に「心理学系大学院を目指す人たちで論文の原著を読む勉強会」てのに参加してて、「男性器と女性器の名称の数の差が、そのままタブーを表している」みたいな本を読んだのを思い出した。その本を読むこと>>続きを読む
愛なのにを見てから中島歩さんの存在感にハマってしまってたところに教えてもらって見てきました。
コントっぽい会話劇というか会話劇っぽいコントというかで中島歩さん目当てには満足の一本だった。なんだろなー>>続きを読む
徹底的に胸クソ悪い話を作ってやろうという厨二病的悪意の発露なのか、社会批評的な観点から辿り着いた話なのかわかんないけどヘレデタリーやミッドサマーよりいいのでは。
ながーいモノローグによる冒頭や、メンタルヘルスイシューがわかりやすく提示される序盤で一瞬警戒したが、さすがそんな安易なドラマに流れたりすることはなかった。
社会批判的な問題提起でも情緒に訴え生きづら>>続きを読む
意図的なのか無自覚なのかわからんが、発達障害的特性由来の言動からくる孤立を所謂子供の純真さ(大人が失った美しさ)として描きたがっているようなところに時折抵抗を感じてしまった。いやそこを分けろと言いたい>>続きを読む
説明もないし集中してないと(してても)それぞれの関係性やストーリーを見出せないんだけど、おそらくそのどちらもあまり重要ではなくて「その先」みたいなものの予感を色々残す映画という感じがとても良かった。あ>>続きを読む
所謂Retardにいろんな「なぜ?」を突きつけさせる聖人化手法、正直あんま好きじゃないんよな…と思いながらの序盤だったが、ベラはRetardではなかったし、「学ぶ」こと、「考えること」によって主体性を>>続きを読む