サド和尚さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

サド和尚

サド和尚

映画(163)
ドラマ(0)
アニメ(0)

宇宙人王さんとの遭遇(2011年製作の映画)

1.5

もしも『ABC of エイリアン』とかアルファベット別26のエイリアン短編集みたいなんがあったら、是非入れて欲しい作品。ただし5分でおねがいします。
きっとおいしいやつなんでしょうが、昔のイギリス人が
>>続きを読む

ゾンビ大陸 アフリカン(2010年製作の映画)

4.1

Bクラスのフラグシップみたいな地獄の邦題のせいで、まあ観るのは後ででいいかと思って長く放置していた事、大変悔やみました。
その正体は、エロやナンセンスやブラックジョークは一切無し、過剰なグロも抑え、徹
>>続きを読む

ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.2

予算がないからこんなん、というより、兎に角パペットワークと古きB級ホラー映画のチープなエログロナンセンスド定番をやりたくてたまらない感じがあります。
新しいのになんだか懐かしい作品。
死ぬ順番にはちょ
>>続きを読む

リーサル・ウェポン4(1998年製作の映画)

4.0

名作バディムービー第4弾にして同窓会かつ完結編。今まで長年リーサルウェポンを観てきた私の様な連中の為に撮って頂いたみたいな感じも致します。うれしいですねえ。レオもローナも勿論続投。新顔も少しだけ居ます>>続きを読む

リーサル・ウェポン3(1992年製作の映画)

4.1

引退間近のまさかの降格、腰はなんだか調子が良くないし、まさかのストーカーまで出現、悪党どもに破壊され続けてもなお蘇り続けたハウスにはシロアリの魔の手が迫る。有名になり始めた娘はさらに心配だわ、相棒は冗>>続きを読む

リーサル・ウェポン2 炎の約束(1989年製作の映画)

4.0

今度はトイレに爆弾を仕込まれたマータフハウス!マータフ巡査部長の胃も尻も、いよいよクライマックスだ…かと思っていたけれど、そんな状況でリッグスとの確かな友情と信頼を演出したりするなんて、凄いよ名作バデ>>続きを読む

リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

4.0

冒頭ジングルベルロックと共にロサンゼルスの夜景から始まる、何気にクリスマス要素のある名作バディ・ムービーの第1弾。会話劇ではコミカルなシーンも多いけれど、アクションシーンは銃に爆発に関節技にと徹底的に>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.8

北斎の名作にインスパイアされた膨大な波がうねる暗黒の荒海。まるで黙示録の様な光景を切り裂いて現れたのは、青き血が蠢くの黒く巨大な怪獣。対するは、闇を照らす光と共に水底より現れた鋼の鎧と原子力の心臓を持>>続きを読む

エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン(2011年製作の映画)

4.0

スペインにあったちょっとどころではない変わり種レストランの、表側も裏側も追ったドキュメンタリー映画。ヨーロッパに日本の生柚子を紹介して有名にしたのは、ここのシェフだとか。
世の中には、これほどに想像の
>>続きを読む

ROCK YOU! [ロック・ユー!](2001年製作の映画)

4.0

なかなか映画で扱われる事の少ない、馬上槍試合(トーナメント)を本格的に取り入れ、エクストリームスポーツ風に見立てたのし上がりストーリーの意欲作。
冒頭から観衆の動きとシンクロするQueenの『Rock
>>続きを読む

バトルシップ(2012年製作の映画)

4.0

老兵は死なず、ただ消え去るのみ…というのは現実だけの話だ。
バトルシップ時空においての老兵とは、お呼びとあらば即復員、40.6センチ艦砲のオペレートもろくに出来ねぇヨチヨチ歩きの将官殿たちの作戦のため
>>続きを読む

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.0

観覧後にパブですぐに作戦を立て、よし我らもゴールデンマイルするぞとその夜の内にパブを探して歩き巡ったのも良い思い出。結果は数キロ歩いて8軒8パイントで打ち止め。「あいつらはすげえな…」と感心したもので>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

4.4

アリさんサイズにもなれるお父さんスーパーヒーロー。リズミカルに縮小拡大を使い分け、小さいならではのコミカルさもこれでもかと魅せるアクションシーンは、実に忙しくも楽しく、目が離せません。トーマスいじりは>>続きを読む

殺し屋1(2001年製作の映画)

3.4

漫画原作で大事にされていた見てるこっちまで痛みを感じる演出は、大分ナリを潜めておりらただの三池バイオレンスに傾倒している感があるのがちょっと残念な本作。
キャスティングも大幅にアレンジされ、特に二郎三
>>続きを読む

悪魔の棲む家(1979年製作の映画)

3.0

怖い顔ハウス・ライジング。怪獣映画や自然災害に通じる徹底的な人間の無力さ、やられっぱなし感は良い事です。悪魔はこれくらい強くて厄介でなくては。しかしお金隠しはちょっとやめないか。
心霊現象より、むしろ
>>続きを読む

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.7

お前、妖怪リモコン隠しだったのか…。
ウォーレン夫妻と行く、ジェームズ・ワン監督のビックリドッキリお宅訪問第2弾。舞台は海を越えてイギリスはエンフィールドへ。お家は前回に比べて狭く、やや複雑な間取りと
>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

随分乱暴な言い方をすれば、ひどく色々あったけれど私はこれからもきっと元気です系のお話の一種。太平洋戦争戦下の日本の日常を、広島から呉に嫁いだ絵を描くのが好きなすずさんの視点を通して正直に綴られるアニメ>>続きを読む

ショート・サーキット(1986年製作の映画)

4.0

軍事目的で作られた人工知能搭載ロボット兵器のナンバー5は、落雷のショックを受けて偶然自我に目覚める。製造元から抜け出したナンバー5は、個人にしては動物を飼い過ぎているステファニーと押し掛け女房的な出会>>続きを読む

日本以外全部沈没(2006年製作の映画)

2.5

日本以外主だった島と大陸が次々沈み続けているという世界規模での天変地異が進行中の世界が部隊。だというのに、その悲惨さやスケール感が全く画面上に感じられないチープな作りが魅力の作品。
予算不足だからとい
>>続きを読む

メガ・シャーク VS メカ・シャーク(2014年製作の映画)

1.9

出オチ感がすごい。メカサメ、安心の役立たなさ。もうすこし頑張って。とお安めのCG。笑いに昇華されるにはちょっと弱い。そんな映画です。
でも、ジャケットのイラストはかっこいいですね。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

冴えない方の男が、ストーカーじみた変な先輩と、久々に会ったらストーカー化していた友達と、1人のネクラキラーの女性を取り合うという面妖な4角関係を繰り広げる巻き込まれラブコメだろうかと思わせる、ゆるめの>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

泥棒死すべし。慈悲は無い。
光を無くした退役兵が、いろんな理由で金に目の眩んだロクデナシどもを、静かな生き地獄に引き摺り込む、痛快娯楽恐怖活劇。
追跡者の姿が観客からハッキリ見えていても、怖さがひとつ
>>続きを読む

サンシャイン2057(2007年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

現地球環境存亡の危機を救うため、マンハッタン島ほどの大きさの核兵器を積み、太陽に向かって飛ぶ宇宙船の名前がよりにもよって、どうして「イカロス」なのか。
やる気があるのかあの世界の人間は。
実際既に一回
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.1

ガールズトークの化身、クエンティン・タランティーノ監督が、お揃いのブラックスーツを身に纏ったアウトローどもに、アウトロー行為をさせながらガールズトークをさせるほぼ屋内サスペンス映画です。
ある種今後の
>>続きを読む

ZOOMBIE ズーンビ(2016年製作の映画)

2.0

動物思ってた以上に出てこねえです!なんか出たと思ったら安いCGです。そんなばかな、2016年なんだぞ。勿論、予算不足を工夫で補うとか、そういうのはいっさいありません。予算が無いなら手を抜けば良いのです>>続きを読む

ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)

3.0

ジェイソンにも未来異形生物ものをやらせてみようと、ノリだけを形にした様な作品。可能性を観たのかヤケクソを垣間見たのか。10作も作ってたら馬鹿のひとつもやってみたくなるのも人情か。
化物サイドにパワーア
>>続きを読む

戦うパンチョビラ/戦うパンチョ・ビラ(1968年製作の映画)

3.3

髭のブリンナーさんより、チャールズ・ブロンソンさん演じるフィエロがどうにも印象深かった作品です。狂える革命の信徒か、はたまた単なる無情の復讐者か、ひとりハードな空気を身に纏っているかの様でもありました>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

2作目にしてついに何か突き抜けてしまった、オールスターキャストでお送りして下さるマッシブアクション巨編の2作目。
ライオンズゲート製作ですが、これは実にレジェンダリーな作品です伝説的な意味で。

開幕
>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.5

「どっちのほうが俺向き?」
「いや、 どっちを先に見るかだよ」
「それって冗談だろ?」
エドガー・ライトさん監督・脚本、サイモン・ペグさん脚本・主演に、更に相棒役としてニック・フロストさんを据えた作
>>続きを読む

長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

※これは重度のねこ好きのレビューです

おとぎ話にマカロニウェスタン成分をぶち込んだ独自色が強い舞台背景と劇伴、フラメンコ風味とネコらしさを活かした愉快なダンスシーンなど、芸の細かさが随所で冴える、毛
>>続きを読む

コマンドー(1985年製作の映画)

4.0

定番ホームドラマに、定石のすぐ死ぬ悪役、よくある巻き込まれ系お役立ちヒロインと、間違いない敵味方構わず恐れられる無敵の最終兵器主人公を配しただけの、地上最強ストレスフリーマッスルワンマンアクション映画>>続きを読む

スカイライン-征服-(2010年製作の映画)

3.0

少ない予算ながら、画面が安っぽくならない様にCGすごい頑張った映画。CGワークに予算を回すため、人も少なく、ドラマはほぼ住宅ビルの中。ある種の実験的感ある作風です。たしかに、CGの出来は素人目にも大作>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なにもそこまでしなくてもな感情のエクストリームアクション映画。意外と娯楽性が強めに出来ていて、うれしい驚き。
なかなかお会いしないし、実際お近付きになりたくないタイプの嫌な方々で占められた画面は実に多
>>続きを読む

FLINT ~フリント 無敵の男~(2011年製作の映画)

3.3

シベリアの大地に突如現れたランボーフォロワー映画。大筋は割とまんまランボーです。
ただ、主人公フリントさんはただの帰還兵ではなく特殊部隊帰りの人の様で、その辺のものを使ってトラップ敷設や弾倉抜き取りと
>>続きを読む

キャリー(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルよりも幸薄美人さが薄いクロエ・モレッツお嬢さんがキャリー役になった事で、大分印象が変わりました。
描写の方も、力を鍛錬するシーンがあったり、プロムというイベントに対する想いやらが詳細だったり
>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

3.7

希望の春?そんなものは無い。
度し難い程にメタ要素の塊である文字通りの意味でのトイボックスオブホラームービー。と、見せかけて…。の、部分も実にメタい作品。古参B級ホラーファンは神様です。定番王道定石に
>>続きを読む