まつりかさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.8

アリーがスターへの階段を駆け上っていくのと対照的に壊れていくジャックが悲しすぎる。
本当のアリーも、彼女の魂の歌の大切さも一番よくわかっていたのがジャックだったのに。弱いところもあるけれどすごく優しく
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

初っ端から怖いしグロい。
えっ?これ竹野内豊だったの?と後から気がついた。
組と人物の関係がわからず、半分くらい観てようやく理解できた。
役所広司と松坂桃李の演技が光っていたが、他のキャストもみんなさ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.7

アニメ版は初めて。

最初は何となく観ていたが、途中からだんだん面白くなって、最後はジーンと来た。
たくさんのスパイダーマンは何だかなあ。
とは言えヒーローは孤独なものだけど、一人じゃないってそれだけ
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.7

すごい俳優の面々だなあと思いながら観ていた。
企業の隠蔽を暴いていくストーリーや上司に媚びへつらう軍隊みたいな光景はどこかで観たような感じだが、真実がどんどん明らかになっていくのが面白かった。

野村
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フリーソロ(2018年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリー映画には微妙な作品が多いが、これはとても良かった。
手に汗握る作品。

断崖絶壁をロープも付けずに登る。
死と隣り合わせで頼れるのは自分だけ。
とてつもない集中力が要る中で、撮影するこ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.6

評価が高かったので鑑賞。
でもあまり刺さらなかったかな。

レイがだんだん格好よくなってきた。

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.8

重いテーマ尚且つ生々しい描写がかなりあるにもかかわらず、静寂で透明感のある作品。

物語が進行していく中で、蚕が繭になり生糸が巻き取られていく様子が所々に挟み込まれ、季節の移り変わりが感じられるのも風
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クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代(2018年製作の映画)

-

クリムトの名前が大きく出ていたのでクリムトが中心かと思ったら、エゴン・シーレの話が多かったような。
エゴン・シーレの絵はあまり見たことがなかったけれど、19世紀末かなりインパクトがあったのはまあそうだ
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.7

以前観た作品のリメイク版?
今時の感じになっていて面白かった。
前のはなんとなく不気味で怖かったので観るのを躊躇っていたけど、今作はスリリングでゲーム感満載の、軽く楽しめるものになっている。
命懸けの
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

物凄い運転のテクニック。
一級品のカーチェイス。
それに音楽がピタッと重なって格好いい。

ノリノリなのだけどストーリー的には可哀想な話で、元々はいい子なのに不運が重なって悪の世界に引きずり込まれ、抜
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.5

ある日突然電気が止まり、ガスも水道も止まってしまう、という設定。
車のバッテリーや乾電池さえ使えなくなってしまうのだから何ともならない。
その中で必死に生きていこうとする家族のサバイバル映画。

実際
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.9

思いっきりシュールな作品、と思ったけれど、だんだん目が慣れてきたのか人間的というかほのぼのした部分が見えてきて、それぞれのキャラクターに愛着も湧いてきた。

知らなかったが、これを一人で作ったなんて凄
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

あまり期待しないで観たけれど、とっても良かった。
3姉妹と新たに加わった妹との日常を描いていて、いろいろあるにしても姉妹っていいなあ、家族っていいなあと思えた作品。
古い家も景色もとても日本的で、懐か
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.7

何とも壮絶な作品。
グリズリーとの格闘シーン、置いて行かれてからのサバイバルの数々、観ているこちらまで息が荒くなる。

白人による先住民への虐待の酷さにも目を覆うばかりだし、無念をはらす最後の戦いまで
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永遠の0(2013年製作の映画)

4.5

生半可な気持ちで観たらいけないと思い、かなり長いこと観るのを躊躇っていた作品。

言葉がない。
どのように言えばいいのか、言葉に言い表せない。
もやに覆われていた宮部久蔵の姿が、健太郎が話を聞くごとに
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

4.1

南アフリカの人種差別の実態と、それを本にしようと亡命した白人編集者の実話に基づく作品。というか殆ど実話。

先住民だった黒人が「開拓者」白人により管理されるアパルトヘイト政策が30年前まで続いていて、
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心と体と(2017年製作の映画)

3.7

幻想的なで不思議な作品。

牛を屠殺する場面が生々しい。
最近観たホワイトゴッドもハンガリーの映画で、屠殺場が出てきてこちらは腹を切り裂く場面だったが、偶然の一致なのか。

左手に障害を持つ男性と心に
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.8

かなり以前に観たがあまり覚えてなかったので再鑑賞。
20年以上前の作品とは思えないほどの出来。先見性。一世風靡したのもよくわかる。
が、その後の通信分野の進歩で有線の電話が激減することまでは想像がつか
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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(2014年製作の映画)

3.6

飼い主の少女リリの父親に捨てられてしまった雑種犬ハーゲンが、虐待され、挙句闘犬にされてしまった後、収容された犬たちを率いて人間に復讐する。

犬たちの演技がすごくて、ハーゲン役はじめよくぞまあこんなに
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パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト(2014年製作の映画)

-

スペインのギタリスト パコ・デ・ルシアの音楽と軌跡を綴ったドキュメンタリー。
昔聴いた記憶はあったが、人となりは知らなかった。
天賦の才能を持つがものすごい努力家でもあり、有名になっても謙虚な人だと
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.5

売れないマジシャンがタイムスリップして自分が生まれる前の世界へ。
若き日の両親に会ってその思いを知り、何でも親のせいにして逃げてきた今までから心を変えて前を向いて生きていこうとする。

大泉洋さんはマ
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ラスト・ソング(2010年製作の映画)

3.7

両親の離婚でグレてしまったロニーが弟と一緒にパパの家で一夏を過ごす。
このお家が海岸に面していてとても素敵。

父親に反抗しながらも本当は真面目で優しいロニー。
どんなに冷たくされてもユーモアがあり優
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幸せのちから(2006年製作の映画)

3.8

ドン底に落ちても愛する息子を守るため懸命に前を向いて頑張る姿が胸を打つ作品。
実話に基づくというのもすごい。

観ていて辛くなる場面が結構あったので、最後成功して本当によかった。
仕事を成功させるのは
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.0

音楽も映像もとても綺麗。
特にイギリスの田舎の風景はものすごく雰囲気があって、ずっと観ていたいくらい心地よい。
ベタベタしたところがない品の良いラブストーリーで、母親と妹たちは下品なところもあったけれ
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.8

実話ではないらしいけれど、メキシコでは実際に誘拐が横行し、警察の組織的な関与もあるとかでゾッとする。

ボディガードに付いていたピタが誘拐された上殺されたと聞いてクリーシーが立ち向かっていく姿は殺気迫
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.7

ほっこりするストーリー。
古い映画だからCGでリアルっぽくしていることもなく、宇宙人?もポンコツの感じで和ませてくれる。

宇宙人の来訪を通じて住人たちがだんだん心を開いていく。
ただフェイはそのまま
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ジョーカー(2019年製作の映画)

2.5

うーん、アーサーが社会から虐げられたせいで鬱屈していくというのはわかるのだけど、だからといって何でもしていいわけではないし、観ていて全く共感できなかった。
どこまでが妄想でどこからが現実なのかも曖昧で
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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

3.8

どこまでが本当でどこまでがフィクションなのかどんどんわからなくなる。
前作で出てきた若夫婦役が実はいわく有りだったのだが、演じた二人は当人なのか違うのか…。
イランでは女性が下に見られていると思ってい
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.9

イランの大地震で「友だちのうちはどこ?」の舞台だったコケルもポシュケも被災。監督が出演した兄弟の安否を訪ねて、息子を連れて車で村に向かう。
ドキュメンタリータッチのロードムービー。

地震で家族を亡く
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

友達のノートを間違えて家に持って帰ってしまったアハマッドがノートを返しに友達の家を探し回る。

子どもの話に耳を貸さず、思い通りにしようとする大人たち。そんな世界で子どもの純真さ、優しさが際立っていた
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.7

ここのところずっとDisney+ばかり観ていて久しぶりにAmazonプライムをチェックしたら、もうすぐプライム配信終了になっていたので慌てて鑑賞。

シェイプオブウォーター的な設定かと勝手に思っていた
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.7

ディズニーチャンネルでこんなに早く観れるとは。

三大ピラミッドとスフィンクス、アブシンベル、雄大なナイル川に浮かぶ豪華なクルーズ船、とスクリーンで観たくなるような景色を背景にストーリーが進む。

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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

夫に先立たれ、住んでいる町も町ごと廃れて出て行かざるを得なかったファーンが選んだ生き方がノマド。
車に住み、自由気ままにあちこちに移動しながらその地で仕事もして暮らしをたてる。
アメリカのように広大な
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.2

アベンジャーズ集大成。
前回に引き続き壮大なストーリー、そして超豪華。

ドクターストレンジが前作であんなに簡単にストーンを渡してしまった理由がわかって成程、と思う。
彼の現れ方が最高に格好いい。
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デッドプール2(2018年製作の映画)

3.7

おもしろかったけれど、何故こういう展開になるのかがよく理解出来なかった。
何でもアリのおもちゃ箱は健在。