友達のノートを間違えて家に持って帰ってしまったアハマッドがノートを返しに友達の家を探し回る。
子どもの話に耳を貸さず、思い通りにしようとする大人たち。そんな世界で子どもの純真さ、優しさが際立っていた。
親切なお爺さんが連れていってくれた家が既に行ったことのある家だとわかった時の絶望感、それでもお爺さんにはそのことを黙っていた優しさ。言葉はなくても十分伝わってくる。
最後は予想通りだったけれど、心温まるエンディングだった。
大人の身勝手さが際立っていたが、昼間は厳かったお母さんが疲れて帰ってきたアハマッドに優しくしていたのには救われた。