ツッコミに忙しくてストーリーをよく覚えていないが、それがなんの障害にもならない肉体言語な映画。同行してくれた友人に開口一番「ごめん」と謝ってしまったが、個人的には楽しめた。
コリンファレルが杖ぶん回すってだけで加算方式の満点をぶち抜いていきました。あとジェイコブ天使。
キラキラと眩しく、切なく、まさに「夢をみていた」ような映画。
ラスト5分の、幸せの残り香をそっと吸うようなエンドに銀幕が滲む。
ムダなお涙頂戴シーンや恋愛要素がなく、話を引っ掻き回すだけのバカが居らず、意味と意義の全くわからない竹野内豊の美しさを拝むだけでもシン・ゴジラを観る意味はある。
華麗なる大逆転、から連想される爽快感や達成感を、登場人物が誰一人得ていないのが印象的。
世界経済の破綻という地獄の扉が開くことを確信することで大金を手する、アンビバレンツに彼らは苦渋を舐めるような顔を>>続きを読む
ダニエルボンドはとにかくモブへの迷惑の掛かり方が半端無いのですが、今回は集大成のように色んな、そして大多数のモブに迷惑が掛かっていて、本当凄いなボンドさん絶対近づきたくない、金田一より近づきたくない、>>続きを読む
悪に立ち向かうためには自らも悪になるしかなかったのか、自らの恐怖を克服するには己が恐怖の象徴になるしかなかったのか、彼らには自己愛しかなく、本当に正義がなかったのか。正義のFBIでい続けること、地元の>>続きを読む
もう何が起こってんだかよくわからないんだけど、取り敢えずプリズムの煌めきがあるなら何でもできる(感動して全裸になる・尻から蜂蜜出す・星座になる・電車がハリウッド行きになる、等)我々に教えてくれる素晴ら>>続きを読む
嵐に荒ぶる海の恐ろしさは臨場感たっぷり。観てるこっちは極寒の海であんなにバッシャンばっしゃん波被って凍えないもんなのだろうかと、うっかりトイレに行きたくなるほど。
なかなか煮え切らないけどやるときはや>>続きを読む
中盤で主人公に恋人がいないことがわかるのですが、感動系にありがちな「あの人が待っているから帰る」ではなく、徹頭徹尾自分のために生きる姿はいっそ清々しいです。
知識とユーモアとバイタリティと根性、そして>>続きを読む
その美術品に命を賭ける必要はあるのか。その芸術品と人の命は釣り合うのか。その言葉は物語の中で何度も問われます。
彼らが文字通り死線をかいくぐって護り抜き元ある場所へ返し続けたのは、それらがただの人を模>>続きを読む
妻との幸せで切ない思い出と、彼女の願いを託した仔犬とのハートフルシーンを15分ほどで終わらせ、義理と禊は済んだとばかりにあとはキアヌがひたすらオートマチック殺戮マシーンになる映画です。そう!私たちは!>>続きを読む
ストーリーもファッションも画面も台詞周りさえとにかく瀟洒で格好いい。今年公開されたスパイ映画の中では随一の背景美術の美しさではなかろうか。
舞台は60年代なので面白秘密道具の出番はあまりないが、米ソの>>続きを読む
かわいい娘のためにうだつの上がらないパパがすごいがんばる。
と書くと「ああ、あの映画ね!」と幾つか思い浮かぶがアメリカってそういうお約束でもあるのだろうか。
ともあれコンビニエンスに世界に危機が訪れて>>続きを読む
「難しいこと言ってないで救えばいいじゃない、世界を!」という、まったく頭を使う必要のないいい映画でした。
細かいことは大統領と友達、ということで押し通し、ひたすらゲームに注力する姿はこの映画的には非常>>続きを読む
映画史上トップクラスに重厚かつ不謹慎な打ち上げ花火が見られます。本当酷い。
英国紳士が名探偵コナン方向の面白秘密道具を駆使して、敵をギッタンバッタン投げ飛ばす爽快血みどろスパイ活劇。コリン・ファース>>続きを読む
時間経過とともにIQが下がっていく感じが堪らないゾンビ映画。悠久の時を揺蕩うインドと、時間と共に腐敗が進むゾンビが出会うと、こんな科学反応が起こってしまうんだな…と実感できる大変楽しいジャンキー映画で>>続きを読む
トムのトムによるトムのための映画。もしやIMFってイーサン大好き隊をラテン語あたりに訳した略称なんじゃないのかな、と勘ぐる程にトム祭りです。同志や仲間を通り越して友達だと、プライベートにがっつり踏み込>>続きを読む
ヒロインがヒロインに留まらずほぼヒーローだった。最初は仕事一辺倒のキャリアウーマンかと思いきや、人間関係に不器用な女性に印象が変わり、途中で足手まといのバカ女か…? と不安をもたせたところで最後の大活>>続きを読む
前作は、「社長がいればどうにかなる」話だったが、今作も「社長が居たのでどうにかなった」話であった。まあマッチポンプみたいなもんですけどね!
社長、キャプテン、ソー、ハルクと、人の話を聞かない四天王み>>続きを読む
主人公があらゆる意味でピンチ過ぎて、この人は殺人犯を追っている場合なのだろうか…。と不安を覚えつつも、役者がトム・ハーディなのでまあ大丈夫だろう、マックスだし、と思える映画です。マッド・マックスと期間>>続きを読む
世紀末に「そうだ、トゲ付肩パッド買わなきゃ」と思ってしまった若干ボンクラ寄りの方に贈る怒涛のエンターテイメント。
観てから1時間もたっていないのにストーリーを殆ど思い出せないが、ババァ強いとか火槍カッ>>続きを読む
強敵と書いて友と呼ぶ、音楽殴り合い映画。時折物理的にも殴る。
指揮者版ハートマン軍曹と、ジャンプ漫画のような鋼のメンタル持った主人公が
「この野郎ぶっ殺してやる」
という意地とプライドと殺意を音楽に>>続きを読む
まずサブタイトルが「既知が生み出す予定調和」への皮肉というのが良い。
勧善懲悪のストーリー、派手な爆発を繰り返す映像
自分で責任を持たず、信念もない適当な文章を書く批評家
SNSの存在
映画を離れた>>続きを読む
とても豪華な学芸会。前半の訳のわからない楽しさから一転、後半に失速する。
赤ずきんちゃんのちょっと善悪の価値観が狂っている行為から、半ばの王子二人の不幸自慢対決まではものすごく面白い。むしろおかしい。>>続きを読む