さくさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ゴルゴ13 九竜の首(1977年製作の映画)

3.0

007の新作(違う)。「ガンカタ」の元ネタです(これも違う)。スナイパーなのに街中で目立ち過ぎだよゴルゴ。千葉ちゃん(敬称)につられて眉間に皺が寄ってしまう。志穂美悦子さんが素敵過ぎて久しぶりに「蹴ら>>続きを読む

脱走遊戯(1976年製作の映画)

2.5

アメリカの人気ドラマ『プリズン・ブレイク』の元ネタである(違う)。

黒いお金はスイス銀行へ。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

ホドロフスキーの…ではなくてヴィルヌーブの『DUNE』。アラフォー世代としてはどうしても村上ショージさんを思い出さずにはいられませんが余計な話はここまでにします。IMAX2Dで鑑賞。

シリーズ一作目
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黒部の太陽(1968年製作の映画)

4.0

長尺だが最初から最後まで全く隙の無い名作でした。石原裕次郎が「こういう映画は映画館で見てほしい」という考えがあったそうで、長らくDVDなどのコンテンツ化はされていなかったそうですが、今ではサブスクで見>>続きを読む

千利休 本覺坊遺文(1989年製作の映画)

3.5

上映後に奥田瑛二さんのトークショー付き。

キャスティングが千利休に三船敏郎、織田有楽斎に萬屋錦之介と、茶の侘び寂びどころか「ニンニク脂マシマシ」のような濃厚さ。三船さんは年齢的なこともあってか、若い
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海と毒薬(1986年製作の映画)

3.5

原作は超有名ですが未読(こればっか)。上映後には奥田瑛二さんによるトークショー付き。奥田さんデカイ、手長い、指長い、足長い、靴下赤。

ここから先は例によってWikipediaの受け売り的な内容がほと
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サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)

4.5

原作がノンフィクションとのことなので、終始重い雰囲気で進むのかと覚悟を決めておりましましたが、思いの外、肩の力を抜けるシーンが絶妙なタイミングで挟みのまれていたりして内容的には重いながらもきちんと「映>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

2.0

みんな大好き、私も大好き“ソウル・グッドマン” ボブ・オデンカーク主演で冴えないおじさんが世の中から蔑ろにされ続けた挙句にブチ切れる…という内容だと思って期待して見たのだけれど、ちょっと思ってたのとは>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

2.5

終始胸糞悪い気分にさせてくれる(そういうのを期待していたので問題ない)ので、胸糞悪いのを経験したい人におすすめ!

ラッセル・クロウは「デニーロ・アプローチ」的な役作りをしているのかと思ったけれど、今
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

-

傑作! 見終わって「今年一番...いや生涯一番!」と興奮してしまったが、冷静になって考えようと一週間待ちましたが、やはり生涯一好きな映画です。ちょっと色々な思いが湧き上がりすぎてなかなかレビュー書けな>>続きを読む

激突!殺人拳(1974年製作の映画)

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「ギターは顔で弾くもの」とか言ったりしますが、千葉真一は顔で戦います。私はあまり見ないのでよくわかりませんが、昨今の「何でもセリフで説明してしまう」系の邦画は本作を見習いなさい。私も見習って言葉ではな>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

-

4Kリマスター上映にて。改めて見たら公開年が私の誕生年と同じ! そんなに古い映画だったのか。劇場での鑑賞は初です。非常に完成度の高い作品だと思うのですが、ルパンっぽくはないので、これは宮崎駿のアニメで>>続きを読む

ルパンは今も燃えているか?(2018年製作の映画)

3.0

『カリオストロの城』と同時上映にて。あまり評判はよろしくないようですが、私は懐かしさも合間ってか結構楽しめました。久しぶりに例のタイトルバックを映画館で見れただけで「かっこいい!」となりました(単純)>>続きを読む

醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

2.0

あまり集中して見られなかった。平日仕事終わってからの家での鑑賞はどうしても集中力が保てない。志村喬の演技がひたすらうまい。

オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

3.5

HR/HM好きで育った私は全くの門外漢なわけですが、アルバム『Morning Glory』くらいは「一般教養」として聞いております。逆に言えばその程度のニワカ知識で鑑賞させていただきました。

そんな
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

2.5

ジェームズ・ボンドもいなければイーサン・ハントもいないので超人的なアクションシーンやスパイガジェット的なものもないけれど、カンバーバッチの名演により抑えたトーンでの緊張感が映える本作。色んなところで言>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版(1995年製作の映画)

3.5

何度か見ているがIMAX上映とのことで劇場へ。公開当時1995年で現在見ても未だテーマ的に古くなっていないのは凄いけれど、やはり凄いのは押井守ではなく原作者の士郎政宗な気もする。

情報量が半端ではな
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.5

『御法度』と二本立てで新文芸坐にて鑑賞。有名すぎる坂本龍一によるテーマ曲と、「メリークリスマス❗️ ミスターローレンス❗️」以外の予習は無しでの鑑賞だったため、この往年の鳥肌実みたいな役者(ヨノイ大尉>>続きを読む

御法度(1999年製作の映画)

4.0

大島渚監督作品は、学生の頃エロ目的でみた『愛のコリーダ』以来2作目。男色版『愛のコリーダ』もとい『御法度』です。もう終始、酒池肉林、御法度だらけです。淀川長治賞受賞なのも納得です(謎)

松田龍平出演
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭にて鑑賞。本作はかつて学生の頃レンタル(VHS)してきたはいいものの「長い」のと「最初の頃重い」のとで途中で挫折したまま今に至っております。しかし、面白かった!

冒頭から2/3くらい
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.0

若い頃は、HR/HMとハロー!プロジェクト以外は音楽にあらず的な原理主義者でしたが、齢40を超えて、ようやくこうしたミュージックにも理解を示すようになりました。

私は、黒人でもなければキリスト教でも
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

-

スティーブ・カレルがはまり役ですし、オチもいい感じで楽しめました。全然リベラルっぽくないおっさんが民主党から出馬というのも皮肉が効いていていい感じ。

しかし、「良識派」の方々から怒られそうですが、ど
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座頭市物語(1962年製作の映画)

-

午前十時の映画祭にて鑑賞。本作を見るのは3回目くらい、劇場では初鑑賞。

冒頭の丁半博打のシーンは座頭市の為人を表す名シーン。流れは知っているけれど、何度見ても素晴らしい。

シリーズの他作品でも定番
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

-

ライアン・レイノルズが超ハマり役だし、「名作」だと思います。ゲーム内の「モブキャラ」を中心にストーリーは進むわけですが、所詮我々庶民の現実なんて毎朝同じ時間に起きて、同じようなものを食べて、飲んで、同>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

2.5

わかりやすく例えるならば、焼肉の盛り合わせ頼んだらば、まだネギタン塩食い終わってないのに、どんどん焼き始めるもんだから、二、三切れ食っている間に他の肉が真っ黒に焦げてしまって「シャマランお前焦げた奴食>>続きを読む

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.0

言わずと知れた『スターウォーズ』にも影響を与えた名作。何故か今まで一度も見ていなかった。社会派黒澤作品も良いけど、やっぱり時代劇。

くわぁー! って三船が馬に乗って刀を構えて追いかけるシーンだけでも
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.5

暑い時こそ激辛を食べたくなるように、暑い時こそ暑苦しい藤原竜也の演技が見たくなるということで映画館へ。

賛否両論あるのは確実だと思いますし、色々反則もやらかしてそうですけど、「やったもん勝ち!」と思
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悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

3.5

冒頭シーン、すごい緊張感あるのだけれど、(これは仕方がないのだが)セリフが聞き取りにくくて、それぞれの人の関係性が掴みにくい…
重要な伏線もあるので、物語が進むにつれて後追いで理解できるので、元からそ
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残菊物語(1939年製作の映画)

2.5

『山椒大夫』と比べると何故か入り込めなかった。「理想論だけで現実を見れない青臭い男」と「超リアリストで真の強い女」の物語という点においてはまるっきり一緒なのだが。

『山椒大夫』では、「悪役」が明確に
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.0

べ、別に...ゴダールのこと好きになったとかじゃ、ないんだからね...
15年前くらい前に小さいテレビとVHSで見て「全くわからん」となった記憶はあったのだが、これは何か普通に良いぞ。

ドギツイ原色
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

2.0

やっぱりよくわからなかった。映画史的に見ると様々な撮影手法なんかを編み出した先駆者として偉大なのは理解しているが、作品として現代性を持っているのか。例えば、手塚治虫の『宝島』が歴史的に見て偉大であると>>続きを読む

山椒大夫(1954年製作の映画)

5.0

正直、最初の方は「ちょっと古臭くてかったるい...」くらいに思いながら見てましたが、徐々に映像の美しさに自然と引き込まれていきました。最近家ではプロジェクター(安い)で映画を見るようにしてはいるのです>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

勝手なイメージで、「どうせ大衆受けを狙った内容で60点から65点くらいの毒にも薬にもならんような映画だとう」と思い込んでいて気になりつつも避けていたけど、良いじゃないですか! 私の大好きな『がんばれ!>>続きを読む

デトロイト・ロック・シティ(1999年製作の映画)

5.0

学生の頃(10年以上前)に見た記憶があるので、2回目の鑑賞となります。まあ何というかB級映画かと思うくらい雑な作りだったりもするのだけれど、それすらも魅力に思えてしまう。好きなバンドのライブ前のワクワ>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

私もポンポさんと同じで長い映画は好きじゃないので90分にまとめろ説に大賛成です! 最近は特に持病の薬の副作用で長時間の映画はおしっこが我慢できないんですよ! 長くなるなら『七人侍』みたいに休憩を入れて>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.5

『逆シャア』はどうにも肌に合わなかったのですが、これは面白いぞ! まず主役のハサウェイ・ノアが色気があっていいですね。『逆シャア』は、シャア・アズナブルにしてもアムロ・レイにしても賢者タイム(専門用語>>続きを読む