とにかく全員の精神状態が悪い。
学者や政治家たちの、道徳心と名声の間で揺れる葛藤や苦悩が物語の大半を占めていてどうも芯を食わない。
ただ映画館という環境を使った視覚(光速)と聴覚(音速)に訴える大>>続きを読む
バイオレンスやシリアスをポップやコミカルで味付けする茶目っ気、それでいてかっこつけなところも、全部昔からなのね。
天国では海の話をするらしい。
軽やかで爽やかに死を演出する。
現実をチラつかせはするけれど決して直視はさせない。重いのはお腹いっぱいになるだろうからね。小粋な映画だと思う。
心残りを消化して、病室>>続きを読む
これはミニシアターで観るべき作品だなぁ。めちゃくちゃ良かった。
父親の方に感情移入した。
大切なことを再認識するシーン、
腹を決めてバスに乗るシーン、
息子(兄)との取っ組み合いで絶叫するシーン。
社会的なロールを演じることで、本当に大切なことが見えなくなっ>>続きを読む
漸く掴んだものを見届けられず。人生は思う通りに行かない。本当に理不尽だよね。
友達候補の見繕いから垣間見える、背伸びをしたい娘とずっと子供でいて欲しい父。
子供と大人の過渡期にある娘に護身術を教えながらもやはりどこか子供扱いをしたがっているように見える。
年頃になり日焼け止め>>続きを読む
宮崎駿の脳内(作品)のパラレルワールドで、最後の大叔父から真人への「本当に帰るのか」はスクリーンの前の観客へのメッセージだった。これが私の物語で集大成だ。物語から醒めて現実世界に戻ったときにこの悪意に>>続きを読む
気付けば箱の観客になっていた。
憎い演出だと思う。
こういう映画体験の為に映画館へ足を運ぶ。
人生を掛けて本当に成し得たいことは実体験から生まれる。不遇や苦痛の経験は「見方を変えれば」人生の目的になると心得よ。
予定通りには進まないのが人生。
「自分の人生が終わった気がする」
子を育てる責任を背負ったとき、頭をよぎる。
きっと身に覚えがある人も多いのではないか。
そんなことはない。いやそんな子供に失礼な話が>>続きを読む
思った以上に良かった...。
戦わないSF映画、ラスト30分の畳みかけるように紐解かれるさまが爽快だった。
何者にも成れなくていい。目標なんて無くてもいい。立派じゃなくていい。
小難しいことじゃなくて、しあわせの正体は目の前のことや手のひらにあるものだったりする。
23歳までに何か成し遂げたかったのにー
ー23歳までに自分が見つかれば立派だよ
心当たりあるなぁ。何歳までに何かを成し遂げたい、何者かになりたいという気持ち。現実は思い通りにならないことの方が多>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最初のパンクミュージックから不穏というか絶対よくないものを観せられるんだろうなとちょっと怯んでしまった…。
噂通り胸糞〜。
ペーターが無能すぎて胸糞。犬が可哀想で胸糞。
胸糞と解ってて再生したとはい>>続きを読む