頑張ってる方だとは思うが....演技も素人みたいだし、1年後が1分で2度出てくるとか、雑すぎだろと。
妖艶で耽美的な映像は見応えありだが、謎展開だらけ。佐藤友美が美しすぎる。
ナレーションでダイジェスト的に進行させすぎで構成は雑だが、清を演じる今泉洋の素晴らしさに惹かれる。事件当時の現場の空気も生々しい。
吉田浩太作品にしては、いまいち粘りが足りない。サクサク進行させすぎでは?
吉田修一も李も、マイノリティを物語のエサにするのが好きすぎる。それぞれにちゃんと向き合う覚悟がない。
図書館で文献まで開いておいて忘れる訳がない。夢の中と現実で記憶をどう扱うのか、線引きはちゃんとして欲しい。
まずまずか.....何処に焦点を置きたいのかいまいち分からず。
くだらない設定を伊吹吾郎が大まじめで演じるのが笑える。未DVD化とは勿体無い。
街角インタビューや嬢のテクなども挿入される、ドキュメントタッチの作品。嬢とヒモ男のロードムービー部分は、何と無く存在する縦糸のようなモノ。
とにかく前半がダルいが後半のまとめ上げと、森田剛の素晴らしさ。犯罪者への鎮魂という視点。
大林の指示だろうが、全編フィルムスコアリングの宮崎尚志による音楽がかなり強引で萎える。