更田さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

更田

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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

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本当にくだらない映画だが、県民同士の謎の対抗心というのは実際にあるもので、そこを面白可笑しく描いていたので何だか色々と共感して観ることができた。Gacktならではの格付けネタなども好き。

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

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命、生死を描いた映画。話の展開的には何だかありふれているような気がするが、成長できない子供たちのそれぞれの生き方の対比、心情は良かった。移ろいゆくものを見つめて生きていくのか、同じものに固執して生きて>>続きを読む

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

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これは映画で観るよりも原作で読んだ方がいい作品だろうと思った。原作未読だが。ただ、12人の子供たちの心の揺れ動きを描くには尺的に問題があったと思う。
犯人の犯行の手口が結構ガバガバ。黒島ちゃんの演技が
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人間の生とは何なのかをテーマにした作品。目覚めない女の子の命を巡る、周りの人たちの葛藤がもの悲しい。最後の夢のシーンでの篠原涼子の「もう行くのね。」というセリフ、あれだけ目覚めるのを待っていた母親も、>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

観ていて色んなエピソードがあり、それなりに楽しめたのだが、もっと事件の方を濃く描いて欲しかったとは思う。エントランスでのシーンはセットが豪華で見応えがある。松たか子の狂気的な芝居が印象的。最後のは少し>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

AIがあまりにも進化しすぎていて始めは戸惑う。AIと人間の交わりについて描いていたのだが、恋愛をテーマにしていたためAIと人間との違いが出しづらくなっており、関係性に面白味が薄くなっていたような気がす>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

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エディ・レッドメインの演技が本当にうまくて驚いた。人が人を幸せにするためには色んな選択肢があるのだなと実感。それがたとえ傍目に酷い選択だとしても素直に受け取れるのもまた素敵。人生は何を残すことができる>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

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子供時代を過ごした故郷と、そこで作り上げられていく人格のようなものの関係性について深く考えさせられる映画。子供時代を過ごした故郷にいると、やはりそこで過ごした記憶だったり、育てられた感性だったりと、目>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

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人生の教訓というか、人のあり方のようなものが詰まった映画。ベンという人生経験豊富で落ち着いていると思われる人間にも、弱かったりお茶目だったりと多彩な面を描くことによって、人生を楽しむって素敵なことだと>>続きを読む

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

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タイトルはあれだが、内容は岩井俊二監督らしい叙情的な作品。絵の動きなどは綺麗で細かいというわけではないのだが、なかなか味があって音楽などとマッチしており、それはそれで良いなと思えた。エンディングの曲も>>続きを読む

大洗にも星はふるなり(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

中身は全くない映画。福田監督の映画はそういうところがあるので、それは別にいいのだが、あまり面白くは感じなかった。やはり肝心の林役の俳優が面白くなかったからだろう。他の六人で繋げていっていたのに最後台無>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

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若者たちの中に燻っている承認欲求や独占欲が濃く描かれている作品だが、その中でも吉沢亮の役の穏やかさというか、諦観している様はやはり印象的。救いようがないぐらいひたすらブラックな流れだったが、最後に漠然>>続きを読む

リトルプリンス 星の王子さまと私(2014年製作の映画)

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「星の王子様」と現代を重ね合わせて、非常にメッセージ性の強いもので引き込まれた。後半は少し展開が雑で、終盤では何のために星の王子様に会いに行ったのかが曖昧になってしまったような気もする。「星の王子様」>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

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日本の政治を面白おかしく批判していたのは良かった。一見強面だが、中身は政治家らしくコロコロと態度を変える草刈りさんの官房長官が面白かった。話の内容的にはなんだかありきたりだと思う場面が多々あり、随分と>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

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まさに日本古来の美の感性が凝縮した映画。この色々と様変わりしてしまった現代だからこそ触れるべき、忘れたくないような感性がとても素敵だった。美智子と典子を対比させ、世の中の典子のような人たちに「迷ったっ>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

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セリフがあまり無く、主人公の葛藤を叙情的に描いた作品。義理のお母さんの信念の強さには心打たれたし、その信念によって結果実母との再会を果たすことができ、行方不明の子供たちの現状の認知が広まることとなった>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

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昔の作品にもあったような新海誠監督らしさが出ていた作品。世界がひっくり返るような壮大な世界観を描きつつ、その中で現代の情報化社会に住む自分たちの、非常に痛い部分を突いてきた。「自分の居場所」というテー>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

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ローマの休日のオマージュを思わせる映画。最後の最後になるまで女優に対する不信感が観ていて残ってしまっていたのが残念。身分が違っていたとしても一人の人間としての苦悩があるというのを描いていたのが印象的。>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見ていてとても心地のいい映画。朝倉あきさんが役に合っていて全然いやらしくないのがとても良かった。劇中で主人公のちゃんとした答えが出ることはないのだが、確かに人は一気に変われるわけではなかなかないし、た>>続きを読む

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作を強く意識した作品。原作にかかっているシーンやセリフが多くあり、さすが20周年記念だと思った。最後のルフィの行動は原作をちゃんと知っている人じゃないと理解しづらいと思う。とにかく戦闘がメインでスト>>続きを読む

続・深夜食堂(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「焼肉定食」の佐藤浩市は亡くなった人の好物を知っていたあたり実は詐欺ではなく本当の知り合いだったのではないかとの気がする。そして本当に編集者の女性のことも愛していたのかも?
「豚汁定食」は捨てた子に想
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深夜食堂(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人の悲しみや喜びが切々と描かれた作品。割と好きな雰囲気の映画だった。ただ最後の田中裕子さんの骨壺の件は蛇足だったような気がしなくもない。確かにあのまま終わったら疑問が残ってしまうが、筒井道隆があれだけ>>続きを読む

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

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ものすごく泣けた。感動したからとかよりも、とても悲しくて泣けた。自分の存在理由がわからないミュウツーが、自らの存在の価値を得たくて得たくてたまらず暴走していく様が悲しかった。これ、子供よりも自分達20>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター みんなの物語(2018年製作の映画)

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登場人物たちの抱えている問題、それは今までのようなストーリーのために生まれていた問題とは違い、人が本来持っている性格的にちょっと異なったものを描き、それに比重を大きくしポケモンと協力して乗り越えていく>>続きを読む

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

リアリティなどを無視して、随分と画にこだわった映画だなというのが第一印象。蜷川監督の個性が出すぎ。自分は見ていて割と楽しめたが、好みが分かれそうな映画。玉城ティナがかわいい。ただ終わり方はびっくりする>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

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小気味良いテンポで進み、松岡茉優が主人公を可愛らしく、とても人間的に表現していたためどんどん内容に引き込まれていった。ところどころに出てくる台詞の端々を捉えた表現が面白かった。理想と現実のギャップって>>続きを読む

ホッタラケの島 遥と魔法の鏡(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

展開的には割とありがちな内容だったのだが、とても色鮮やかで躍動感がすごい映画だったので見ていて楽しめた。ただ、何故あの鏡が他の鏡と違って重要なものだったのかなど少し疑問に思ってしまった。
「人が最後に
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SCOOP!(2016年製作の映画)

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何かに必死に懸けて生きていけば何者かになれるかもしれない。そう思わせる映画。
内容全体的にはまあまあ面白かったという感じだが、男としては最低だと言われるが、義理人情に厚く、カメラに熱い福山雅治はとても
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大空港2013(2013年製作の映画)

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ワンカットというのはとても凄いのだが、それを忘れてしまうぐらい内容を楽しむことができた。だがカメラワーク諸々の都合があるため色々と計算し尽くした脚本なのだろうと思う。生瀬さんや甲本さん演じるキャラのい>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

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ちょっぴり時かけ感。現実、一瞬一瞬を大切にっていう話なのかな。ところどころに出るキャラクターたちの目や手のわずかな動きの抜きは良かったと思う。後半の方少しドタバタコメディ感があったが、あれはちょっとい>>続きを読む

ミックス。(2017年製作の映画)

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とても清々しい映画。卓球がテーマのため映像にも躍動感が見られるし、面白おかしいやりとりがあったり、登場人物たちのドラマには感動した。卓球を通してそれぞれの人生と向き合うガッキーやクラブのメンバーが素敵>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

正直なところよく分からなかった。妻を失って知らず知らずのうちに空いてしまった心の穴を埋めていこうとする男の話なのだが、最終的になぜ浮気をしていた妻の無念を晴らすように子供たちをメリーゴーランドに乗せる>>続きを読む