更田さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

更田

更田

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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

荒れた街の中にだってある矜恃や希望を描いた作品かな。荒れた街のゴミゴミとしている描写が細かくてキレイ。さらにキャラクターや視点の自由な絵の動きが良かった。ヤクザが絡んでいたり、自暴自棄になる少年がいた>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前編後編続けて鑑賞。この長さならば別に一本でもいいんじゃないかなとも思う。
映画オリジナルの展開で、それはそれで面白かったと思うのだが、部分的に原作と同じキャラの名前を使い、そのキャラクター達に映画オ
>>続きを読む

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

見ていて何となく思ったのだが、監督が違うからか細かいところでちょっと雑かなと思ってしまった。頭のシンガポールに行くまでの展開や、ローランのキャラクター性に何だかブレを感じたこと。蘭や園子の恋愛模様がち>>続きを読む

天国の本屋〜恋火(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

色々と詰め込みすぎて雑になっているような気がした。演出がくさいなと思ったし、ラストシーンへの流れがイマイチ?もっと瀧本の心情の変化を描いてほしいと思ったし、香里奈姉弟の別れの場面、なんだか響かない。最>>続きを読む

麦子さんと(2013年製作の映画)

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嫌いだった親のことを少し理解できたとしても、親が死んでしまった後では出来ることなんてもう後悔することぐらいしかないかもしれないなと観ていて思った。でも生きている間に大切に思い合えることなんて簡単にはで>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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全体的な構成は前半でわかり、これってそんなにヒットするほどなのかな?と思いつつ見ていたが、細かい部分に関しては非常に面白おかしく、緻密で色んな要素が詰まっていて想像以上に良かった。何よりあれを作り上げ>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こういう古い映画はなかなか観ないため、はじめはあまり慣れなかったが、慣れてくると楽しめた。遊女二人がケンカして追い回すシーンなど撮り方が面白かった。主人公には軽妙洒脱という言葉がぴったりだと感じた。死>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

出演者が豪華すぎて少しビビる。最後の最後で役所さんとは。全くのハッピーエンドで終わらなかったところが池井戸さんらしさか。みんなめちゃくちゃ芝居くさいのは何でだろうとも思ってしまったが、とにかく凝縮され>>続きを読む

斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

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結構チープさを演出しているような映画に思えた。ただ自分にとっては何だかそういうゆるさがツボに入ってしまった。メガネは家にテレポートしてかければいいじゃんと思ってしまった。原作は全く読んでないが、他のレ>>続きを読む

愛を積むひと(2015年製作の映画)

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ホロリとする物語。佐藤浩市と柄本明が演じる役の優しいけど不器用な加減がとても素敵だったと感じた。主人公が妻に導かれて、周りの人間との繋がりや娘との葛藤を経て成長していく様が良かった。樋口可南子さん、あ>>続きを読む

今度は愛妻家(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とてもステキな映画だと感じた。死んだ妻を想っている夫や周りの人達の行動による細かな伏線が実に良かった。豊川悦司の「俺が想像もできないこと言ってくれよ」というセリフがとても好き。あんな風に人を想えること>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

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なかなか印象的な演出で引き込まれる作品だった。つい真っ直ぐになってしまったり、根拠もないのに信じてしまう若者の危うさ、良い意味での浅さを描いた作品のように感じた。原作は全く知らないのだが、この先って描>>続きを読む

大人ドロップ(2013年製作の映画)

4.0

大人になる前の曖昧で、歪で、でも真っ直ぐな青春を描いていて、とても好きな作品だった。何が正しくて、何が間違っているのかわからなくても、迷ってもがいて生きていく時間って本当に素晴らしいなと思えた。あとか>>続きを読む

島々清しゃ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

音楽を通じて子供が成長し、親や仲間たちと心を通わせていくというストーリーは好き。映画の雰囲気もなかなか良かった。ただラストシーンはちょっと予定調和すぎ?何も言わずに帰ろうとする安藤サクラはさすがにひど>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

CGがすごく、ユーモアもあってなかなか楽しめた。鎌倉の魔物や幽霊をすんなり受け入れてしまう奥さんや、堺雅人が想像で電車を作ってしまった時は「え、それでいいの?」と少しは思ってしまったが。魔物や幽霊と共>>続きを読む

明烏 あけがらす(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

普通に見ていたら「あれ、これ、もとは舞台かな」と思って、調べてみたらやはりそうだった。吉岡里帆がなかなかぶっ飛んでいて一番面白かった。オーナーとして出てきた吉岡里帆との整合性に関しては疑問に思ったが。>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

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まさに次の第3作のための第2作。ハリーポッターシリーズとの関連も多々あり観ていて楽しめた。さらにハリーポッターシリーズでの社会よりもう一つ前の形の社会ということもあるので、そこもまた楽しめる。魔法の描>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

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ずいぶんと詩的で物静かな映画だが思わず見入ってしまった。今の日本に生きる人のなかなか表には出せない激情、その根底にある、人の欲望を表現していたと思う。池松壮亮の粗野、でも人生に希望を持っている、他人を>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

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とにかく浜辺美波がかわいい。ワンピースの声優やってた時は本当に下手くそだと思っていたが今回は良かった。ただこういう主役の女の子がもうすぐ死ぬ系の話は、女の子がグイグイいきすぎて少しうざく見えてしまうと>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

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絵は面白いと思ったが、ちょっと人間の描き方が薄いかなと思ってしまった。そもそも時間系列が一夜だけの設定なので主人公の成長の描き方が難しいのだろう。あと、マダム達の魔法実験への執着の理由がイマイチわから>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

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面白かった、感動した。主人公の成長、移り変わって行く心情、人々の心の弱い部分や強くなっていこうとする部分に心惹かれた。単なる恋物語のようなものでは終わらない繊細な人間関係も見ものだった。

銀魂(2017年製作の映画)

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映像は結構チープな感じ。船のシーンのCGも役者がその場にいる感があまり出せていなかったように思う。あとなぜか何人かの役者がだいぶ下手に見えた。ただやりたい放題のネタが満載で、そこは原作リスペクトだなと>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

絵は綺麗だし、伝えたいことはよくわかる。ただ、その為の話の持って行きかたがあまり上手くない。色々とぶっ飛んでしまっていて、観ている側としては疑問を持ってしまったり、付いて行けなくなってしまう。というか>>続きを読む

鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星(2011年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作は少ししか知らないが、街全体が錬成陣というのは被るものがあるかも?どうせならもっとマスタング大佐に活躍して欲しかったと思う。割とありがちなキャラクターが人気だから出してみたがイマイチ話と合わず、出>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ(2008年製作の映画)

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ポケモンの映画に割とありがちなのだが、出会ったばかりのシェイミとの別れに涙するサトシたちにイマイチ感情移入ができない。それはシェイミがちょっとイヤな感じを持っていたせいかもしれない。色々と被害を受けて>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

中盤のどんでん返しはなかなか面白かったが、最後の方の藤原竜也が殺そうとする場面あたりはちょっと雑さを感じる。逃げようとする取材班や殺すのをやめた藤原竜也にあまり納得することができなかった。あと、もし現>>続きを読む

ヘヴンズ ストーリー(2010年製作の映画)

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あまりにも長編なためブツ切りで鑑賞。
生と死、輪廻を描いた作品。殺した人、殺された人、そしてその家族の人生が描かれており、その人たちの心情の表現が鮮烈だった。
それぞれの人が、色んな形で繋がっていくこ
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これまで本当の家族の絆とは、というものを描いてきた是枝監督が、嘘の家族の絆とは、というものを描いた作品。是枝監督の一つの到達点ではないかと思った。嘘の家族は実際、お金とか利害とかで繋がっているかのよう>>続きを読む

四月は君の嘘(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

多分原作は面白いのだろうと思う。割と感動できる部分はあった。ただ、映画化に際して少し詰め込みすぎているのかもしれない。人物の感情の流れが少し粗く感じた。特に山崎賢人の役に関しては理解し難かった。母親に>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

盗聴器に関しての疑問点など矛盾するようなところがいくつかあるし、ご都合主義だなと思うところが多々あったが、物凄い映像表現でとても楽しめた。日本の司法組織の構造が犯人の動機の根幹にあることから、会話の内>>続きを読む

脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

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真木よう子演じる主人公に対してはこの女何やねんと思うことは多々あったけど、人間の本質(感情などによる「自分」の構成)の部分に関してはおもしろかった。主人公の成長が、頭の中を通していたためわかりやすく描>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とにかく迷い続ける若者の姿が鮮烈。それを就活という舞台で描いていたのが面白かった。最後の演出が劇場になっていた通り、SNSを通じて今個人の感性や生活はお芝居のように他人からどう見られているか、どう見せ>>続きを読む