ガガンボさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ガガンボ

ガガンボ

映画(815)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.7

紳士の権力争い。

久しぶりのガイリッチー。
ロックストック、、、っぽさあって良い。
結局はイケおじが最強。

最後までどうなるか分からない構成が楽しい。

世代交代したいのに結局は勝っちゃうおじさん
>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

これが「最悪」の最高案。

クソ映画が6人の命を救う。
これ実話かよすごいな。すごすぎる。
事実は小説よりも奇なりですね。

後半ずっとドキドキさせられて見終わった後の疲労感すごい。

アルゴ、クソ喰
>>続きを読む

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.9

血のダイヤモンド。

裕福な消費者が大金払って手に入れるダイヤモンド。の裏側にある現実。
内戦や少年兵。
消費者がいるからこそ犠牲の連鎖が止まらない。

現実にある問題をキレイにエンターテイメントに昇
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

砂の王子様。

壮大な序章って感じ。
とにかくいろんな設定や単語が飛び交うのでちょっと置いてかれそうになるけど、とてつもなく壮大な物語が始まったんだっていうワクワク感はあります。

物語がこれから動き
>>続きを読む

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

4.0

「もう一回撮ろう!」
「なぜって?僕らは映画作りが大好きだからさ!」

タランティーノの作品に出演した俳優たちが語るタランティーノ。
略称QTなの良いな。かっこいい。

有名な俳優たちがタランティーノ
>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

法や正義感で巨悪は裁けない。

麻薬組織殲滅の特殊部隊に配属されたエリートFBI。
エリートである主人公のプライドと正義感がズタボロにされる様は見ていて辛かった。

悪には悪を。
正攻法では殲滅できな
>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.7

復讐の極寒サバイバル。

息子を殺された恨みで瀕死の状態から蘇り、何度も死にかけながら復讐を目指す物語。

とにかくずっと痛そう。寒そう。
あとはひたすら大自然。
美しい雪の白と醜い争いで流れる血の赤
>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.8

ダニエルクレイグのジェームズボンド4作目。

殺しの許可証は殺さない許可証でもある。

ジェームズボンドだけではなく、周りの登場人物の深掘りもされてて良い。
こうやって一人一人にストーリーがあると面白
>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.9

ダニエルクレイグのジェームズボンド3作目。

ジェームズボンドの過去。
Mの過去。

逃れられない老い。
しかしまだまだかっこいい。

身寄りのないボンドはなんだかんだ言ってMのこと慕ってたのね。
>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.6

ダニエルクレイグのジェームズボンド2作目。

1作目すぐ後の物語。
今回もボンドガールズが美しい。

序盤のアクション激しすぎてもはや何が起きてるか分からない。笑

今後の展開も楽しみです。

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.7

ダニエルクレイグのジェームズボンド1作目。

スマートに任務こなしていくのを予想していましたが、意外と人間臭くて泥臭い展開で好感です。

アクションの迫力も素晴らしい。
続編も観ていきます。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

観終わって最初に思ったのは「知りたくなかった」でした。

無責任かもしれないけど正直な感想。
目を背けたくなる事実でした。

国民全員が何も信じられず、思考を止めて「お国様」を信じる。
そして、安心の
>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

死から始まる物語。
死で人の物語は終わらない。

母の遺言で存在しないはずの父と兄を探す双子の物語。

真実は人を沈黙させる。
まさしくその通り。
この映画で明かされる真実を目の当たりにした時、沈黙す
>>続きを読む

さよならエリュマントス(2023年製作の映画)

3.5

解散間近のチアリーダーズ。

和歌山の映画祭にて。
普段なら絶対観ないジャンルの映画。
せっかくの野外上映なので観てみたら意外と面白い。
野外の寒さを耐えさせてくれました。

将来への不安は大学生の時
>>続きを読む

やさしい人(2013年製作の映画)

4.0

やさしい人、、??

和歌山の映画祭にて。

愛は人を狂わせる。
「女っ気なし」とは少しテイストが違う今作。
人間臭くてこれはこれで好きです。

他人から見ても一切理解できないけど、愛する2人には理解
>>続きを読む

女っ気なし(2011年製作の映画)

4.0

母と娘と1人の男。

和歌山の映画祭にて。

バカンスが繋いだ不安定な愛。
作品全体の色合いというか雰囲気というかなんとも言えない心地よさがある作品でした。
うまく言葉に出来ないけど好きです。

母も
>>続きを読む

遭難者(2009年製作の映画)

3.5

彼女への愛を見失った男と愛を求める男。

自転車のパンクから始まる2人の男の物語。
和歌山の映画祭にて。

初ギヨームブラック。
絶妙な言葉選びが心地良い。
彼女に対する本心を吐露するシーンとか共感で
>>続きを読む

肉体と悪魔(1926年製作の映画)

3.8

友情と悪魔。

悪魔的美女、いや美女の悪魔に翻弄される2人の男。
今回も楽士さんの伴奏付きで。

グレタガルボ演じるフェリシタス。
悪魔に取り憑かれたような演技は恐怖すら感じました。

ドロドロのメロ
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

人喰いUFOをやっつけろ。

んー微妙。
そんなに怖くもなく、そんなに不気味でもなく。笑

主人公側のスタンスがバズってお金稼ごうっていうのが良くない気がする。
なんか全部軽く見えた。

お猿さんのシ
>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.8

食人ロードムービー。

人とは違う個性を持った主人公が苦しみながらも成長する映画はよくありますが、今作の個性は「食人」。

なんかグロいというより、個性故に孤独を感じる者たちが育む愛とか、愛を求める姿
>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

もてなす側ともてなされる側と。

映画全体が高いだけでよく分からんコースのメニューみたいで好き。
ただ、もっと不気味に気持ち悪く出来たんじゃないかって思いました。
笑っちゃうシーンが多くて、もっと怖が
>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.8

赦すこと、闘うこと、去ること。

キリスト教を信仰する村で横行していた性暴力に対して、女性たちが下した決断。

完全に男性優位、家父長制の宗教で女性は読み書きの教育すら受けていない村。
実話なんだよな
>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

世界一の名探偵と列車内での殺人。

原作が有名なのは知っていますが、読んだことないので本気で犯人当てるつもりで観ました。

これは犯人当てるの難しい。
その分ワクワクしながら観れましたが、想像してたよ
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

ポスターからおしゃれで楽しみにしていた今作。

相変わらずふわふわした絵本みたいな映画でした。
正直内容は分かってない。
というかウェスアンダーソンの作品は分かろうとしていない。笑
脳ではなく目で見る
>>続きを読む

シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

3.8

復讐と復讐と復讐。

前作に続き罪の街で3つの復讐物語。
ストーリー自体は単調でした。前作のごちゃごちゃ感が消えてて物足りない感じ。
でも演出と色使い、不意打ちのレディーガガとか目で楽しめるシーンが多
>>続きを読む

シン・シティ(2005年製作の映画)

4.2

罪の街の権力者vs.3人の男。

独特の世界観と色使い。
目で楽しむ映画とはこのことか。
タランティーノが垣間見える演出が出るたびにニヤニヤする。

登場人物みんな狂っててみんな良い。

地獄とは何の
>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.6

神父の闇を暴け。

人々の信仰につけ込み、子どもにトラウマを植え付ける。
吐き気がするくらい胸糞悪い真実を新聞が暴く。

無信仰者である自分には理解し難いが、自らの子どもが酷い目にあってもその事実を無
>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.8

恥ずかしながら今更観ました。

説明不要の有名な1本。
歌が人々の心に変化をもたらす。

気持ち良いくらいにこうなってほしいって方向にストーリーが進むので、お手軽に幸せになれます。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

認知症。

認知症のアンソニー視点で進んでいく物語。
観ているこちら側が感じた、不気味で何が何だか分からない不安そのものが、認知症を患っている人たちが抱いているものなんだろうな。

親が自分のことを忘
>>続きを読む

コーチ・カーター(2005年製作の映画)

3.6

プレイヤーの前に彼らは学生である。

荒れたバスケ部と彼らの将来を見据えた指導を行うコーチ。
スポーツ、学業、私生活までも生徒たちの将来を1番に考えて指導する。どんなに批判されても生徒を守る。

スポ
>>続きを読む

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.8

戦争における「英雄」とは。

硫黄島での戦いで、勝利への希望となる星条旗を掲げた6人の物語。

英雄たちのかっこいい物語と思いきや、戦争資金のために英雄に仕立て上げられた男たちの苦悩を描いた物語でした
>>続きを読む

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.5

壮大でしょうもない物語。

色んなダメなやつが国家機密(笑)を巡ってもみくちゃになる話。

コーエン兄弟らしいシュールさで爆笑は無いけど、映画の至るところにニヤニヤしてしまうシーンが散りばめられていて
>>続きを読む

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6

親と子ども。

ジョージクルーニーとジュリアロバーツのコンビが見たくて。
ストーリー、テンポ、時間全部ちょうど良い。

ベテラン2人の余裕ある感じの演技が観てて楽しい、エンドロール中のアドリブシーン詰
>>続きを読む

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.7

絶対に許さない男。

弁護士に事実を隠蔽され、刑務所に14年も入れられた男が弁護士に復讐する話。

家族も不倫相手も全て許さない。
復讐に燃えながらも、アツくなりすぎるクレバーに相手を憔悴させるキャラ
>>続きを読む

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.8

解雇の、いや新たな未来の運び屋。

国中飛び回り、見知らぬ他人に解雇を伝える仕事。

家族、友人、家、車、仕事、その他諸々。
これらをバックパックに詰め、運んでゆくのが人生。
1人で全てを運ぶには重す
>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

全てを手に入れて、全てを失った男。

危険な仕事をこなして成り上がり、金も仲間も女も全てを手に入れる。そして、自分以外を誰も信頼できなくなり、全てを失う。
そんな男の一生。

アルパチーノやっぱすげぇ
>>続きを読む