大越さんの映画レビュー・感想・評価

大越

大越

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の・ようなもの(1981年製作の映画)

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・よくも恥ずかしげもなくこんな演出で撮れるな、とは思うがこの安直さが斬新だった時代もあるのかな。
軽薄さが軽やかさにつながった時代があったというか。

・作中の女子高生は母親と同い年なはず。
母親は高
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メメント(2000年製作の映画)

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最近のノーランを先に観てると、撮り方が素直すぎることが際立つな。アイデア自体がおもろいことによりなおさら。

結構ハードボイルドね。あと証言の問題にずっと関心があるんだな。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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まずもって、本当に"No Choice"だったのはお前ら科学者ではなくて、8/6の広島と8/9の長崎にいた無数の市民であるってことは叫ばねばならない。

被害者は事実を選択できない。
加害者は事実を選
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

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めちゃくちゃ北野武だし、暗殺の森だし、丹下左膳でもあるけど、やはりホラーに作家性があるね。

深夜に5,6人ぐらいで、ギャグに笑い合いながら、わちゃわちゃ突っ込みながら鑑賞するのは本当に幸せだったな。

蛇の道(1998年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白い。
ギュッとしてるな。

ラストシーンのビデオを見せられる香川照之は『ヒトラー、あるいはドイツ映画』のラストシーンのブラックマリアに通づるか?

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

あー、現在作れる物語の1つの究極形では?

うわー、ノーランってこんな凄い作家だったんだ

好きとか嫌いとかの次元を文字通り超越している

10年前にこれ作ってんのか〜〜〜
人類の進化すげえ〜〜〜
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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個人的に言えばこの物語はあまりに近くかつ遠く、もはや語るべき言葉を持てない。(作中の彼らと同年齢、同じく2年前にパニック障害を発症、パートナーとの別離)

しかしこの映画は映画自体を変えようとしている
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海がきこえる(1993年製作の映画)

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ゴリゴリにホモソかつ地方差別で気持ち悪いが、「漫画映画」として100点

ちょっと独特なリズムのカット割は漫画のコマ割りだと思えば理解しやすいし、最後(最初)のシーンはあまりにも映画すぎる。

バビロン(1980年製作の映画)

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基本的に画面も脚本も南国的な緩さでクソルーズなのに差別と音楽の時だけはパキパキなのマジでリアルだし、その差別描写とタイトなBGMの2つのパキパキだけでクライマックスに持ってくのは強引ながらもシンプルに>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

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破綻した世界を破綻のない画面で描くことの意味。

映画的:調和であるならば、その楽観的な態度は世界の(映画の)希望になり得るのか?
少なくともジジイになってそのような態度でいることができるのは幸せだろ
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新婚道中記(1936年製作の映画)

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おもろ

犬すごい

幼馴染ものと並んで元恋人もの好きだな

スノーデン(2016年製作の映画)

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深夜のテレビで流れてた。
いま観るならこれがトランピズムに回収されないようにどうしたらいいのかが重要ちゃうんか?

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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これがライカートの本懐か。

暴力は常に緩慢にそばにあり続ける。

狩人の夜(1955年製作の映画)

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すっげ変な映画だ〜

寓話だと言ってしまえばそれまでなんだけど、聖書のモチーフがアンバランスに展開されることのみが突き通される。
好きではないな〜

55年制作なのが信じられない。アフター『市民ケーン
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

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普通に年齢が足らないのと英語力が足らないなという気がする。
あと字幕あんま良くないと思う。

以下、今作に限らずカサヴェテス全般において言えることを覚書しておく。

カサヴェテスの演出において、ある登
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夏の娘たち~ひめごと~(2017年製作の映画)

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とことん雑なのに観れるのはなんでだ。
カメラの距離が適切で涼しげだからかな〜

雑なのも抜け感になっている。一種の諦念?

デジャヴ(2006年製作の映画)

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映画に対して全てを諦めた人に対して映画に対する信頼を取り戻させるだけの力がこの映画にはある。超傑作かも。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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5年前に大学図書館で1人で鑑賞して悶絶して以来ずっと楽しみにしていたリマスター鑑賞

大満足

お引越し(1993年製作の映画)

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相米への苦手意識がだいぶ薄れた

8月15日映画っすね

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

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演出ももっと酩酊して良い気がする

とことん乗らせてくれない

トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)

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作中のドライブインはおそらく渋民付近の4号線沿いだと思われるが、その近くのむら重というドライブインがなかなかいい雰囲気だったことを思い出した。

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

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いい噺だな〜

脚本の良さだけで映画史に輝けるとは思うが、終盤にちょこちょこある物悲しいショットが好きだ

青空娘(1957年製作の映画)

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シンデレラだなあ

増村はテンポが抜群だが、それゆえに作為がクサすぎる。

プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン(1986年製作の映画)

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おもれー

やりたいこと全部やってるのでシークエンスごとにリズムが異なり全体としてまとまりはないが、その過剰なパッチワーク性がもたらすメタ笑い

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

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カメラワークとライティングがクラシックなものからモダンになってくる映画って他に記憶にないな。

ベトナムの調度品がほんとうに好みど真ん中でドンピシャであの食器たち全部ほしい。
でも、そもそも上流階級の
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

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そっかタリンがまだソ連だった頃なのか。

冬戦争,継続戦争,ラップランド戦争等を経てソ連とフィンランドの関係性が1986年時点でどのようだったのか気になる。
直近までNATOに加盟していなかったのは緩
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小説家の映画(2022年製作の映画)

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確かに退屈ではありましたが、3回泣きました。
なぜならホン・サンスが見ること(=映画)および人間のことを信じすぎているので。

妻は告白する(1961年製作の映画)

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1ヶ月前ぐらいに見た。増村はスムースで見やすい。
が、あの逃避行シークエンスの歪さというか不自然さが際立つ。
あの気持ち悪い海とか最近夢に出てきてる気がする。

あと、登山初心者を連れて滝谷を登攀する
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