shimpeiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.5

手持ちカメラの様なブレブレなカメラワークが臨場感あって良かった。
実際の殺人事件の内容を本人がナレーションしながら進んでいくストーリーだから生々しかった。

犯罪の手口や描写、ラストに明かされる犯人の
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

実際の歴史の話だし、2時間半と長めだから壮大なストーリーだった。

1800年代のフランスなのでオペラっぽい歌唱によるミュージカルシーンが多い。セリフを削り、ほとんど歌で展開していくのは本物のミュージ
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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

4.0

ブランドの立上げから売却までの2007年くらいまでの話。当時、働いていた社員とコレクションの映像などで構成されている。服作りとビジネスの両立、マスコミとの関係など、会社としての苦悩がメインのテーマかな>>続きを読む

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.5

歌が希望となり、きっかけとなり人生が動いてく様なストーリー展開。これぞミュージカル映画。話の展開のために不自然にミュージカルパートを入れたりといったシーンが無く、強引なストーリー展開になってないのが良>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

A24らしい終始不穏な空気感と落ち着いた色彩がある。大自然の中で隔離された無機質で高級感あるハイテクな研究施設、サイコな空気感の開発者、 会話することのないメイドの様な女性、頻発する謎の停電。さらにメ>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.8

治安の悪い地域でパトロールする警官にカメラが付いて回る感じ。

臨場感あるカメラワークが個人的に好き。そして場所もお洒落な街という印象のパリでは無く、少し離れた治安が悪い地域。白人は少なく、移民や黒人
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.1

キューブリックの一点透視図法を使った綺麗なアングル、人物を正面で後ろに下がりながら撮るアングルがやっぱり好き。

そして全く予測ができないけど、どんどんヤバい方向に進んでくのが分かるストーリー、ピアノ
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.4

前半は海兵の訓練で後半は実際にベトナム戦争へ行く2部構成。前半が特に好きだった。

スタンリーキューブリックといえばの一点透視図法。この綺麗なアングルと海兵の規律正しい訓練の動きだったり、全員全く同じ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.1

とにかく撮影がすごいと思った。

大怪我を負いつつ超過酷な自然でサバイバルしながらの壮絶な復讐劇。絶対アツくなれるやつ。

「バードマン」でもあったように近い視点でのワンカット長回しの演出が多くて良か
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

認知症の父親が主役の話。
家族や介護士という「外側」の視点ではなく父親自身の「内側」からの視点でストーリーが進む。認知症で記憶が飛んでたり、現実と妄想の区別がつかなくなってたりと、認知症を映像で疑似体
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

4.0

アクションシーンがあるどの映画にも欠かせないスタントを仕事とする人達
自身が表に出て賞賛を浴びることは少ないかもしれないけど、主役を目立たせる為、映画を成功させる為に体を張る人達の活躍ぶりを見る事がで
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.8

黒人街に住む白人だからグリルズをはめるなどゲットーの雰囲気を出し黒人らしく生きてるマイルズ、ドレッドで図体がデカいが銃に怯える元犯罪者のコリン、パッと見の容姿では分からないブラインドスポッティング(盲>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

ガイリッチー監督の過去作、「スナッチ」や「ロックストック&スモーキングバレルズ」に似た作風だった。超大金が動くビジネスを3つの勢力が奪い合い、二転三転していくストーリー。イギリスの紳士の上品感と、過去>>続きを読む

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.2

大量の薬物を巡り、3つの勢力が最終的には1つの場所に収束し、ドタバタの銃撃戦になる流れはいかにもタランティーノぽくて良い。またソファーの羽毛が舞う中での銃撃戦がとても綺麗だった。