ksgmさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

RRR(2022年製作の映画)

4.4

クライマックスがずっと続いてたストーリーに驚き。3時間を長く感じさせないのはエンターテイメントだなと感じる。
インド映画初めてだったけど面白いね◎

マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.7

エグくて、グロくて、気持ち悪くて、やけにリアルなストップモーション。それを追求した先には芸術のようなディストピアが広がっていた。
監督の頭の中ぶち撒けたらこんな感じなのか。
自分の脳みそも掻き乱された
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そばかす(2022年製作の映画)

3.8

主演の三浦透子がすごく良い。前田敦子も良い演技で良かった。
何かに分類する事をどうしてもしたがるけど、何にも分類されない生き方も良いと思う。

アザー・ミュージック(2019年製作の映画)

4.4

僕にとってこの映画は音楽ドキュメンタリーではなく学びの映画だ。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

ケイコの瞳の動きに色んな感情が詰まっていた。その動きや映画自体にリズムを感じた。
字幕が現れる場面とそうでない場面があるからこそ、目を澄ませて想像することに集中した。
語ることが少ないことで観るものに
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

原作を描いていた時の井上先生の頭の中はこんな映像で表れていたのだろうかと想像する。

久しぶりにバスケがしたくなった。

あのこと(2021年製作の映画)

3.8

中絶と書くか、流産と書くか、その違いで女性一人の人生が変わってしまう。そんな時代があった事をちゃんと知っておかねばと思う。

音楽(2019年製作の映画)

4.1

手書きから生まれる強さがアニメ全体を通して感じられて素晴らしかった。
音楽だな〜って感じ。音楽ってやっぱり良いよね。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.1

女性ならではの悩みを様々な年齢、立場で皆、持っている。子どもも大人も。
その中でブリジットとフランシスの対等な関係に感動する。
「あたしは最悪」と同じように色々と問題を抱えながらも主人公の前向きな考え
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おもいで写眞(2021年製作の映画)

3.5

年配者の孤独生活や過疎地についてのテーマで、写真を通じてそういった方達との交流を図る内容は良かった。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

学生時代ぶりにこの作品。
タイトルのパルプフィクション(安っぽい小説)を豪華な俳優陣が演じる、今見ると改めて凄いな。
場面ごとに流れる音楽がやっぱりカッコいいし、気持ちも盛り上がる。

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.2

劇場で見逃していたこの作品、数年ぶりに海外に向かう飛行機で観られて良かった。

内容としては辛すぎるけど、日本って現実こうなんだよなと改めて突きつけられる。自分自身ある意味、別に今の日本に魅力とか信頼
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.2

内容は既婚者同士大人のダブル不倫なのだけど、映像が本当に素敵だった。
2人を覗き見るようなカメラワークが印象的だったし、鏡越しに左右にカメラが動きながら2人の表情を撮るシーンは最高だった。
そして登場
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

4.1

25年も前に同性愛を描いた映画、当時リアルタイムで見たらどういう感想を抱いただろうか。
ファイとウィンのくっついたり離れたりといった関係性がそれぞれの心情の変化を表す。
アパート屋上シーンに映るブエノ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

多くがメタ構造となっている映画でとにかく何か隠されてるのではと必死で画面に食らいついた。
全てを理解することは出来ないのかもしれないし、それぞれの解釈があってよいのかと。とにかく面白い映画だった。
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.2

独特のカメラワークが印象的な映画。

金城武演じるモウと父親との関係性が凄く素敵で良いなと思った。ビデオカメラで撮影した映像を見る父親と父親が亡くなった後に映像を見るモウ。それぞれの気持ちが表れていた
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.5

何もないようで何かある、変化が起こらないようで起こっている、常に毎日何かを積み重ねて過ぎていく時間。そんな200分の映画。最後にはそれが爆発する。

映画や日常、人生に何か刺激や変化、オチなどを求め過
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.0

90年代の香港のネオンや質感をすごく感じられた。これがウォン・カーウァイの映画か。

フェイ・ウォンのキュートな感じが最高。

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

4.1

低予算のチープ映画とは思うなかれ、映像からは美しさもあり、すごく素敵だった。
1970年代公開という事で、当時の女性の地位がどういうものなのかを感じ、主人公である空っぽのワンダがそんな中で生きていく様
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

70年代の空気感ってこうだったのかと憧れを持って見ていた。
それでいて、今の時代の視点で色々と考える事もあったりの映画だった。
衣装、音楽、色合い全てが素敵だった。

横長のカメラワークのシーンが多く
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

重いテーマの中に擬似家族やお互いの優しさが溢れていて好きな空気感だった。
街を移動する中で生まれるロードムービーのような何かをそこにも感じた。

ただ、映画が良かっただけでは片付けられない想いを感じた
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湖のランスロ(1974年製作の映画)

3.7

ローアングルの映像、甲冑の動く音、上品な衣装、どれもが格好良く見え気品高き映画であった。

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.8

固定されたカメラワークが非常に素敵だった。
ファッションや色彩もカッコ良いし、鬱屈とした若者のどうしようもない感じが映像から滲み出ていた。

男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

4.0

自分の生まれ年の映画。オープニングから音楽と共に80年代満載のカッコよさ。
全編通して漢の汗と色気を感じられたし、香港ノワールとはこれかと思わされた。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.1

わたしは最悪。その通り、ユリアを観て最悪だなって思ってしまうところもあったけど、自分らしく好きに生きる事に悩みながらも人生の中で揺れ動く心情がリアルだなって思える。

アクセルが病院の庭でユリアに今の
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ZAPPA(2020年製作の映画)

3.9

フランク・ザッパをあまり詳しく知らなかったけど、前のめりで映画を観ていた。

ロック畑の人だと思ってたけど、オーケストラの曲を書いていたり知らない事を知れてよかったな。
生涯発言者であり貫き通すワーカ
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気狂いピエロ 2Kレストア版(1965年製作の映画)

3.8

なんだかよく分からないけど、とにかくお洒落な映画で赤、緑、青、黄の色鮮やかさが素敵だった。
オープニングのアルファベットの羅列から始まるクレジットタイトルはカッコ良すぎる。

また劇伴のぶつ切りや急に
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勝手にしやがれ 4Kレストア版(1960年製作の映画)

4.1

劇伴により、どんどんストーリーを引っ張って行ってくれる印象だった。
ジーン・セバーグは可愛らしく本当に素敵だった。

長尺のベッドジーンがなんとも美しかった。シーツを被っての会話とラジオが交互に映るシ
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.9

アニメーションを用いた実話のドキュメンタリーに実写の映像が入り込む手法が凄く新鮮だった。

難民や今の世界情勢に対して単なる傍観者でしかない自分が何とももどかしく思えた。救いとなる場所や人の重要性を感
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

デヴィッド・バーンなりのミュージカル?いや、マーチングバンド?いやいや、最も新しい形のライブパフォーマンスだ!!
ライブ後の光景はまさにユートピア。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

前作よりもちろんカメラワークやディテールに対する撮影が進化していて感動だし、のっけから爆音のデンジャーゾーンに心躍る。
高評価ほどかなと序盤思いながら観ていたが、チームでの訓練シーンから一気に引き込ま
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トップガン(1986年製作の映画)

3.8

86年当時の撮影としては、戦闘シーンなどカメラワークは凄い事だったんだろうと思う。王道なストーリー、BGMによって盛り上がって行くそれぞれのシーン、まさにアメリカという感じを目の当たりにした。
戦闘に
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

オープニングの映像やタイトルロゴには心躍った。リアルタイムで見ていた世代ではないけどウルトラマンは知っている、そんな世代の自分でも、ものすごく楽しめた。
BGMもそれぞれの場面で高揚するし、カメラワー
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.2

所謂、花の都パリっていうイメージのそれはこの13区にはないのかもしれない。それでもSNSで簡単に会えてしまうような時代だけれど、セックスだけじゃないその先の人と繋がろうとする美しさが画面の中にあった。>>続きを読む

奇跡(1954年製作の映画)

4.1

題名の如く、最後には「奇跡」を目の当たりにする。
キリスト教の宗派間での確執や家族の問題などを捉えながら、信仰とは?を描いていた作品のように思えた。
モノクロ映画であるのだが、イエガーの死を表す場面や
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.1

大人だから子どもだからではなく、ひとりの人間として接することの大事さを映画を通じて感じた。
今の時代カテゴライズをしたがる事が多いけどそうじゃなくて、その人自身を見る。

子どもたちへのインタビューは
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