仕事の研修で2度目を観たので記録。
皆が利己的なところから利他の気持ちに移り変わっていく姿が美しいと感じた。
屋上の客から「Rock’n’roll !!」と言われ「You too!!」と返すジョン、ポリスが来て笑顔で踊り出すポール、ジョージもリンゴも皆最高の表情だった。
映画館で観られて良かった。
伊藤沙莉、池松壮亮の主演二人の声と演技が素晴らしく良かった。脇を固める俳優達も。
レイトショーで観られて良かったし、帰り道は色々とちょっと思い出してしまった。
全編通して「風」を感じられて美しい映像だった。セリフも展開も大きくなく淡々と進んでいくけれどもその中で想像力は掻き立てられ、自分の中での物語が作り出されるような感じに陥った。
喪失感を自分たちの想像で>>続きを読む
言葉少なに進んでいく物語だけど、節々の言葉が大きく刺さる。
「僕の過去が僕さ」にはハッとさせられた。ロードムービーらしく旅が進むにつれ人間の気持ちが変化している様が見れて素敵な映画だった。
色々な感情での涙が溢れた。
戦争だとか言われてしまう今日のこんな日にこの映画の中のような愛がある世界を望みたくなった。
決して素敵な家族関係とは思えないし、ルビーに頼り過ぎる家族に嫌気が刺したりもす>>続きを読む
個人的に冒頭のトラヴィスのスタイリングが最高にかっこいい。くたびれた茶色のセットアップにくたびれた白シャツ、イエローのネクタイにくすんだ赤のキャップ。
汚らしい格好だが色合いが最高。
また映画を通じて>>続きを読む
地元撮影の映画という事で、VHSを借りて観たのを思い出す。
音楽の趣味に目覚め始めた中学生だったのもあり、バンドがテーマの映画は心奪われた。しかも見慣れた景色が映像の中にある。劇中に出てくる高校は結果>>続きを読む
一つの空間の中で繰り広げられる、自分と他者との会話。会話(言葉)による心情の変化が面白い。
そしてその空間は閉ざされたものではなく開いている、もしくは時折開くことで他者との関係性を取り込む。
上映開始すぐのシーンでフレンチ・ディスパッチ社が映ると、これぞウェス・アンダーソンの色彩と建築だよと感じる!気持ちが上がる瞬間。
最後にはこの編集部では何か全てを受け入れてくれるのではと思えた。