ShoNoMercyさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

デッド・ホスピタル ゾンビ製造人体実験/血の実験室(1988年製作の映画)

3.3

精神病院が舞台のB級ホラー作品。中盤までは頭のやられた患者達の謎行動を延々と見せつけられ退屈だが、それも伏線だったりする。

後半以降は一気に加速し、ゴア描写、マッド医者、妙にカクカクした動きのゾンビ
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悪魔のはらわた(1973年製作の映画)

3.3

人造人間の男女を作り上げて、その人造人間同士の子供を作る野望のマッド博士、その家族、巻き込まれる人々を描く。

一番まともなのが人造人間で、博士含め登場人物が皆どこか狂っているという皮肉は大変良かった
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スラッグス(1987年製作の映画)

3.5

田舎町を襲う肉食ナメクジによる恐怖を描いた、B級モンスターパニック。ナメクジに仮に食われたとしてそうなるか?と突っ込みつつも、ゴア描写増しでフラグ通りに退場していく登場人物達。

ブロブやスクワーム、
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パラサイト(1998年製作の映画)

3.8

学校を侵略してきたエイリアンと対峙する、6人のティーン達を描く。

基本的なプロットは、ボディスナッチャー的異星人の侵略ものでオーソドックス。しかしながら学園もの=爽やかさとの塩梅、各のキャラ立ちが非
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ダークシティ(1998年製作の映画)

3.5

記憶をテーマとしたSF作品。ダークな世界観やビジュアルは良いが、全体的にどこかで見た感がハンパない。

雰囲気はあるし素直に楽しめたものの、SFやホラー作品のクラシック数作が常に脳裏をよぎる。ラストバ
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サスペリア・テルザ 最後の魔女(2007年製作の映画)

3.2

ヤバい魔女が復活してヤバいことになるホラー作品。ダリオ・アルジェントの魔女3部作の3作目。

倫理観を無視した唐突なショックシーンの数々が意味不明すぎて最高。アート的な美しさという意味では前魔女2作に
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サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

4.0

ダリオ・アルジェントによるミステリーホラー作品。殺人事件に巻き込まれ、その謎に挑む主人公を描く。

まずは惨殺シーンとゴブリンの音楽がマッチしており、独特のカットも含めて素晴らしい。また随所に散りばめ
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光る眼(1995年製作の映画)

3.0

カーペンターのリメイクSFホラー作品。小さな村で突如村人全員が意識を失い、意識が戻ると女性が全員妊娠→生まれてきた子供達は全員銀髪で…

ギアス能力者のガキ共vs大人達が話の大筋だが、キャストに予算を
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処刑軍団ザップ(1970年製作の映画)

3.2

過疎化した村にやってきたカルトヒッピー集団の男女。彼らにより女は犯され、老人は殴られ…復讐心を燃やした村のクソガキの行動により、ヒッピー集団と村の住人がヤバいことになるカルト作品。

クセになる謎bg
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

4.0

ベルギーの美容整形の病院を舞台にしたゾンビもの。個性的なキャラクターを活かした小気味良く進行する構成は、ゾンビパニックの定石を抑えており素晴らしい。

ゴア描写も申し分なくシュールな笑いもあり、個人的
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テリファー(2016年製作の映画)

3.3

白塗りのスラッシャーがハロウィンの日に一般人を惨殺しまくる作品。

まずは80年代〜90年代ホラーのような設定を、あえて2010年代に持って来る心意気が素晴らしい。トロマ作品ばりのシュールなゴア描写も
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ヘルホール(1985年製作の映画)

2.8

女子精神病棟での闇の人体実験を描く、B級エロレズサスペンスホラー。

パッケージから連想する、死霊のしたたり的なヤバさは無く物足りなさはあるが、女同士の殴り合いやレズプレイ・薬でキマるレズ・発狂する患
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暗闇にベルが鳴る(1974年製作の映画)

3.7

真冬の女子寮で静かに忍び寄る恐怖。引き起こされる惨劇。都市伝説を元にした、スラッシャー作品の元祖。

まずは作品全体の雰囲気が、70年代イタリアンホラー的で良い。犯人のマジモンのサイコパス具合、後を引
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サタンクロース(2005年製作の映画)

2.7

サンタが実はサタンの息子で、1000年ぶりに暴れ出す、という何ともB級なホラー。

基本サンタが惨殺しまくるだけが、圧倒的にスラッシャー具合が不足しており、コスプレしたレスラーが暴れ回るだけにしか見え
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悪魔のサンタクロース2 鮮血のメリークリスマス(1987年製作の映画)

2.5

シリーズ2作目。今度は前作の主人公の弟がスラッシャーと化す。まず前半が前作のダイジェスト振り返りという酷さ。88分のうち40分ほどは見る必要が無い。

その潔い構成にはツッコむ気力すら失いつつも、ダイ
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悪魔のサンタクロース/惨殺の斧(1984年製作の映画)

3.0

子供の夢を壊すという観点から、公開時にかなりは非難を浴びた曰く付きのB級ホラー。

サンタクロースに一家を惨殺された主人公。成長し働き始めた職場で、過去のトラウマがフラッシュバックし悪魔のサンタクロー
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.8

庵野監督作品。原作は村上龍。女子高生、渋谷、援助交際、テレクラ。 90年代後半の日本をそのまま切り取った様な空気感。

フェチ的なカメラアングル、語りやテロップにより、それらを非日常に昇華させているの
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.5

田舎町に引っ越してきたニコラス・ケイジら5人家族。自宅の庭に謎の隕石が落下したことで、家族が徐々に崩壊する。

シュールな要素やニコラス・ケイジの振り切れた演技に笑う反面、不穏な空気からの壊れていく日
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4匹の蝿(1971年製作の映画)

3.5

ダリオ・アルジェントの初期作。ロックバンドドラマーの主人公が受ける陰湿な脅迫の数々。そして最後は…

独特の間、細部へのこだわり、謎なスローモーションシーン…初期の作品ながらも、映像やカメラワークはア
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ダーク・ハーフ(1993年製作の映画)

2.7

ジョージ・A・ロメロ×スティーブン・キングなホラー作品。純文学作家として作品を出す傍ら、別名でバイオレンス小説を執筆する主人公。別名のペンネームを捨てた直後、連続殺人が起こり…

当然期待して視聴した
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ヘルナイト(1981年製作の映画)

3.5

新入生歓迎の恒例行事で、一家心中が起きた古い屋敷にやって来た、男女4人の一晩を描く。

ホラー定石通りに次々と退場していくキャラクター達。内容自体はオーソドックスな80年代ティーンホラーだが、細かな伏
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デビルズ・メタル(2015年製作の映画)

2.7

スクールカースト底辺のメタラーが、ある曲を演奏し悪魔を呼び寄せてしまい…

メタルあるある、ティーンvs悪魔、死霊のはらわた的スプラッター要素のある作品。メタラーとして楽しめた作品ではあるが、各要素が
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.0

ハロウィンパーティーで知り合った大学生たちが、郊外のお化け屋敷に入ってみたら…

そこまでグロもなく、少しハラハラする程度の恐怖感でホラーファンとしては物足りなさはあったが…
謎解き・ダンジョン要素も
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ザ・カー(1977年製作の映画)

2.8

クリスティーンからの流れで鑑賞。無人の黒塗りの車が人を殺戮しまくる話。

個人の主観だが、不気味さやサスペンス的な面白さは、クリスティーンの方があるかなと感じる。本作も丁寧に作られているが、チープな恐
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クリスティーン(1983年製作の映画)

3.3

呪われた車、クリスティーンを手にした主人公とその周囲の人々を描くホラー作品。

正直展開が容易に想像できるし、カーペンターとキングにしては…感はある。
しかしながら、普通の車ならありえない演出の数々が
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地獄のモーテル(1980年製作の映画)

3.5

モーテルを経営する傍ら、地域で評判の自家製加工肉を作る中年兄妹が実は…

のどかな田舎のシーンと、ガチサイコパスシーンのクロスオーバー具合が秀逸なB級ホラー作品。ラストバトルの盛り上がりは笑ってしまう
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

ピュアな80s青春音楽映画。好きな女子を振り向かせるために、バンドを結成する主人公の甘酸っぱい物語。

ティーンたちの行き場のない感情、葛藤、成長。セリフのひとつひとつが沁みる。
音楽が素晴らしいのは
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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

3.5

古代のピラニアが復活して、観光ビーチが大変なことになるB級モンスターパニック。

ジョーズの唯の亜流かと思いきや、パイオツ・おバカ・スプラッター・パニックでパリピ大殺戮な前半。後半は家族愛・ティーン主
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死体と遊ぶな子どもたち(1972年製作の映画)

2.7

黒魔術をしたらゾンビ復活!なB級カルト作品。

謎の電子音とスローモーション、影を使った恐怖演出、低予算ながらもゾンビメイクは良かったんだけど、いかんせんテンポが悪い。
予算の関係か?ゾンビが発生する
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メシア・オブ・ザ・デッド/メサイア・オブ・デッド(1973年製作の映画)

3.8

73年のゾンビ作品。謎の伝説がある小さな街で、死者が動き出す…静かで不気味でじめっとした良作ホラーサスペンス。

スーパーマーケットや映画館でゾンビが出てくるが、DAWN OF THE DEADやデモ
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ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

3.5

大学生の主人公が、ゾンビの発生した世界でカメラを回し続けるPOV形式の作品。

現代の情報化社会への皮肉もありながら、ロメロ作品の共通テーマを描き切っているのが良い。農夫の爺さん、大学教授と脇キャラも
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コリン LOVE OF THE DEAD(2008年製作の映画)

3.5

ゾンビが主人公というPOV形式の作品。低予算のためか、動きのあるシーンの手ぶれが凄くて何をやってるのか分からず、画面酔い必至。

しかなしながら、ロメロゾンビへのリスペクト・ゾンビものとして抑えるべき
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.0

ロンドン要素が多少ある、オーソドックスなコメディ寄りのゾンビ映画。

ちょいちょい笑えるシーンもあったが、ジジババが強い以外は至って普通。ショーンオブザデッドを失速させたようなテイストにしか感じなかっ
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ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド(2011年製作の映画)

3.7

キューバのゾンビ作品。ボンクラ中年主人公らが、ゾンビ発生に乗じてゾンビ退治会社を作ってハチャメチャやる話。

個性豊かなキャラクターたち、アホさとブラックさとユルさの塩梅が良い。ショーンオブザデッド風
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

2.0

Z級ホラー作品。トマトが襲ってくる話。
キャラクターたちの謎のやり取りを延々と見せつけられるが、笑いのツボが合わず。

誰に感情移入すれば良いのか分からないまま、気が付けば意識を失っていた。

モスキート(1994年製作の映画)

3.3

B級モンスターパニック。宇宙人の血を吸って巨大化した蚊が人間を襲う話。

話の筋書き通りのアホさもありながらの、意外としっかりホラー映画好きを意識したようなシーンや演出も多く楽しい。クリーチャーと化し
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