ShoIkomaさんの映画レビュー・感想・評価

ShoIkoma

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サスペリア(1977年製作の映画)

3.1

 とても鮮烈な画作り。建物などの美術、ライティング、特撮が凝っていて、後世に大きな影響を与えたことがすぐわかる。最近僕が観たものだと、『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』が「“っぽい”な」と感じた。>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

3.7

 開始1時間で「このあとどう保たせるんだろう」と思ったが、最後までハラハラしっぱなしだった。目的地がずいぶん遠く感じた。

 冒頭のラジオから流れるニート男の悩み話、何か示唆が含まれているのだろうか?
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.4

「日曜日がまだ終わってほしくない」という気持ちにぴったりな映画だ。

 ご都合主義だし、ステレオタイプだし、登場人物全員気の毒なのだけど、なんだかんだ“映画らしい映画”と言えるかもしれない。僕にとって
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.8

 現代でガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムが組むとこうなるのか。ちなみに前回のタッグは2005年の『リボルバー』で、ステイサムにはまだ髪の毛があった。

 ステイサム映画はステイサムのアクショ
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.6

 これは面白い。自分がいかに“ハリウッド的”な展開や演出に慣れ切ってしまっているか認識させられた。

 観進めていく中で、「このあとこうなるのかな?」と思わされる展開がいくつかある。冒頭では自転車をキ
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

 ノンフィクション作品には予習した方がいいものと予備知識ゼロの方がいいものがあると思うけど、今回は予習した方が良かったかもしれない。

 パトリツィア(レディ・ガガ)とマウリツィオ(アダム・ドライバー
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アンキャニー・不気味の谷(2019年製作の映画)

2.9

 ジャケットの印象よりはまとまったストーリーだった。

 展開自体は予想通り。「こういう方向で騙したいんだろうな」という設定やキャラデザが随所にあった。キャラクター同士の会話に多少無理があるように思え
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.2

 冒頭で「実話に基づく」とのメッセージが表示され素直に信じたのだが、これは演出で実際には完全フィクションなのだとか。まじか。

 観ている最中はノンフィクションだと思っていたので、脈絡のなさやチグハグ
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.6

 今までに観た脱獄もののなかでは、ハラハラ感が一番強かったかもしれない。

 信念はあっても強くはない主人公が、賢さと技巧で脱出を成し遂げる。看守たちの理不尽さに太刀打ちできる“力”がないからこそ、す
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.6

 観ることを長期間あと回しにしてしまっていた。シャマラン作品は好きだからこそガッカリさせられることも多いので、ちょっと腰が重くなってしまう。

 この作品は好意的に受け止めている。シリーズ作『アンブレ
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

3.5

 今年、2022年を舞台にしたSF映画。製作されたのは1970年代の初頭だ。50年前のクリエイターが発したエマージェンシーを、今の自分がどう受け取るのか。自分自身を試すような気持ちで鑑賞した。

 大
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

2.8

 もしかしたら僕はマイケル・ベイが苦手なのかも。『トランスフォーマー』もあまり好きになれないし。

 とにかく映像技術とアクションの凄さで観せるタイプの作品だ。素直に格好良いと思うけど、それで2時間は
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.4

 物語は最低限の説明でサクサク進む。テンポ○だが、説明不足に感じる部分も。が、作品全体としては渋さ、かっこよさ、ファニーさ、心踊るギミックもあって楽しめた。

「自分の身の上話を聞かせた相手が話の途中
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.6

 映画としては良かった。『キングスマン』としては、すこし物足りなさもあったかな。

 ストーリーは史実に絡み、第一次世界大戦に関連する人物や事件が多数登場する。そこにマシュー・ヴォーンらしい脚色が大胆
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.1

 信じられない傑作。観ている最中、背中と脳味噌に汗をかいた。

 序盤から中盤はコテコテのホラー演出を丁寧にやってくれて、少し笑ってしまうほど。あれはワザとだと思う。『ザ・スイッチ』でも感じたが、古臭
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

「どう収集をつけるんだろう?」と思うようなシチュエーションを飽きさせずに観せる。その演出力、構成力、役者に演技力が素晴らしかった。

商業的な話題作であればあるほど、そこに描かれるストーリーの真実味が
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バイバイマン(2016年製作の映画)

2.7

怖さ演出を見せる方に振り切るか、謎解き方面に行くか、敵を倒す(恐怖から解放される)カタルシスを求めるかなどいくつか展開を予想したが、どれでもなかった。なんにも解決しなかったな笑。

主人公たちはとくに
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.3

エミリー・ブラント映画かと思ったらベニチオ・デル・トロ映画だった。イリーガルな役がよく似合う。

大脱走(1963年製作の映画)

-

 何年も前に観たのを、Filmarksに記録し忘れていた。『アルカトラズからの脱出』を観た余韻で脱獄ものを調べていて、マーク漏れに気がついた。

 正直内容はほぼ忘れてしまったけど、引き込まれた感覚と
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.4

『大脱走』や『ショーシャンクの空に』を観たときは映画の魅力を知ったばかりの時期だったから、当時のようなカタルシスを得ることは相当な名作でないと難しいだろう。だが、この映画には満足感を得ることができた。>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.5

発想力って大事。インプットしたものの中でどう創るか。説明しなくていいところは省き、観客に想像させる。「脳死で観られる」ではなく、「勝手に脳を動かしてくれる」作品。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.6

思ったよりミニマルで可愛い作品だった。やっぱりジム・キャリーのチャーミングさは他の追随を許さない。『マスク』も『トゥルーマン・ショー』も大好きだけど、主演が彼じゃなかったら魅力半減だ。それだけジムは見>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

壮大な世界のごく一部を覗き見た感覚。後世まで続く大シリーズの1作目をリアルタイムで観てしまったのかも。とにかく続編を待つ。

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.4

終末に想いを馳せずにはいられなくなる映画だった。

もし僕が年老いて、果てない旅に出かけたとしたら、道中で素直に話せるだろうか?後悔と羞恥にまみれて、旅にすら出られない人生になってしまわないだろうか。
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.6

「は?」と思わされながらも引き込まれる。力技でやりたいことをやっているから清々しいし、実は観客を意識した技巧的演出も多いからちょっと悔しくなる。変な映画(褒め言葉)として成立するまさにタランティーノ映>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.4

軽快なゾンビ映画だった。薄味で表層的であることは否めないが、随所に楽しさは感じられた。

同じクリストファー・ランドン監督の『ハッピー・デス・デイ』や『ザ・スイッチ』の方が何倍も好きだけど、どことなく
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.1

何も考えなくていい娯楽作。犯罪の片棒を担がされた捜査官とその家族が気の毒です。

裏窓(1954年製作の映画)

3.4

現代人、いや僕個人が他人に無関心すぎるのだろうか。仮に同じ環境にいたとしても、僕なら自分の部屋のカーテンを閉めてしまうだろう。

その他にも、現代の感覚とは違いすぎる点が多過ぎて入り込めなかった。目の
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.2

淡々と苦悩が綴られていて観るのが辛かった。地味でどっちつかずな出来事の連続が現実らしく迫ってくる。ラストもカタルシスとはいかず、僕には不安が大きくなるように思えるものだった。

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

2.8

個人的にあまりハマらなかった。潜入した高校への馴染み方が不自然な気がしたし、笑えるとされる小ネタは勢い任せなものが多かった印象。好みの笑いではなかった。

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.4

テンポが良い。だから楽しめる部分と、ツッコミどころになってしまう部分が混在していた。クライマックス的な盛り上がりどころがもうひとつ欲しい。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.7

ちゃんと怖かった。他人のレビューを事前に聞き過ぎてしまったのが悔やまれる。おじいさんが地下でしていたことを知らずに驚きたかった。

にしても、おじいさんがタフ過ぎる。ホラーゲームなら絶対に何かに取り憑
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.2

観終わったあとにアカデミー賞作品賞受賞作だと知ったが、正直そこまで心を揺さぶられることはなかった。僕の不勉強のせいではあると思うが。

3部構成にし、主人公の成長を時系列順で観せたのは良かった。LGB
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.7

敢えて時系列や作中作との境界を曖昧にした作品構造が、切なさを想起させる。少女時代とその後。故郷と都会。愛と野望。得たと思ったら逃げていき、捨てたと思ったら立ち現れてくるそれらに立ち向かう姿に心が揺れる>>続きを読む

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