しゅりさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

5.0

えっ なに なんなの?(わからんでもないが) って思う瞬間が生きてて1番安心するし、今日見た夢の話を聞くのもするのも好きだからすごく好みの映画だった 中盤ダレたけど、最後までギリギリおかしい世界観を保>>続きを読む

対峙するふたり(2015年製作の映画)

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お互いこのような立場で仲介無しで自己開示し合えてその上でちゃんと相手の話を聞いて答えられるってのはかなり難しいと思うから現実問題こうはならんやろ...ってなったけど、法で裁いて刑確定して執行ってだけじ>>続きを読む

Ricky リッキー(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

リッキーが天使だったという視点はリザのもの(もしくは天使のような新生児という言葉を揶揄した表現)で、実際は天に召された?(というか生まれてない?)それによる喪失感をみんなで乗り越えて、家族が再建されて>>続きを読む

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

子供たちのロードムービーはしんみりと終わらす法則みたいなのがあるんですかね.......
ダニエルめちゃくちゃ顔も挙動も可愛くてずっと幸せだったし2人の関係性も見ていて心地よい、ストーリーも面白かった
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パターソン(2016年製作の映画)

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お母さんと観たら「どういうこと?テーマは何?これ一体なんの映画だったの?」と言われてジム・ジャームッシュの映画だったとしか答えられなかった
双子 カラーバス効果だっけ?
気持ちよさそうに寝てるシーン多
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あの日、欲望の大地で(2008年製作の映画)

3.8

それぞれの気持ちがわかるしそれぞれの行動が、いやもう、そうなるよね みんな誰かを傷つけたいわけじゃないのにそれぞれが選んだ行動によって傷つく人がいるよね でもその前から、みんな傷ついてるからどうしよう>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.5

単なるSNS怖いねって話ではなかった
このまま科学が発展していったら全て国に管理されるようになりそうで怖いねみたいなよく出てくる話の、最悪の展開バージョン
序盤の胡散臭いネットワークビジネス団体のノリ
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

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原題"Truman"絶対そのままのが良かっただろ 観終わって、原題トルーマンなんだ...いやまあそうだよね...トルーマンと主人公の話だった、確かに...トルーマン....トルーマン本当にかわいかった>>続きを読む

暗い日曜日(1999年製作の映画)

4.8

自殺を誘発する曲 "暗い日曜日" 都市伝説的な感じで有名だし存在は知ってた、聴いたこともあったけど、どういうロジックで死にたくなるのかわからなかった
この作品を観てこの曲がつくられたときの時代背景的な
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

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たまたまテレビで流れてたから流しっぱなしにしてた 前作の内容すっかり忘れてたけど見てたらなんとなく思い出してきた それぞれのキャラは立ってるので面白い でも話は別に面白くない あらゆるシーンが何かの二>>続きを読む

エデン(2012年製作の映画)

3.8

サクサク進んでってくれたし激重実話社会派で精神抉られるシーン多数だけどエデンが勇敢に行動してくれるので見ていて胸糞ではなかった ひええ〜〜がんばれええ...ってなる
この映画のレビュー見てたら「ついて
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JOY(2015年製作の映画)

3.6

ジェニファーローレンスかっこよすぎんか?
ハンガーゲームの時もそうだったけど、押し付けがましくない強くてひたむきでかっこよくて知性と愛がある女性像
他のあらゆる登場人物たちがいちいち無責任すぎて腹が立
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ケイト・レディが完璧な理由(2011年製作の映画)

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まあなんていうか、働くママが仕事か家庭かで天秤かけながら選択迫られるドタバタ系の物語はもうやめにしません?って思ったけど2012年の映画だもんね そう思うと展開早いしケイトのキャラがかなり好感触な一生>>続きを読む

ルイーサ(2008年製作の映画)

4.0

アルゼンチン映画 初めてかも
どんな映画か一言で言えないなんとも不思議な作品 ただ私はこのなんともいえない寂寞間の中から這い出るでもなくひたすら渋い顔して進んでいくルイーサが愛しくて元気になれた ちょ
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メイキング・オブ・ドッグヴィル 〜告白〜/ドッグヴィルの告白(2003年製作の映画)

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まあそりゃ役者もしんどいだろうなって感じの作品だったし、現にしんどそうだったし、ラースは気がおかしいやべえ監督だって(本気なのか冗談なのかはわからんけど)出演者たちも言ってて、まあそうでしょうねって感>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

他人の心は見えない、どんなに近くても全貌は知れない、でも自分が知っている見えているその人はそれ自体がそのまま本人で、真実も嘘もない それをとてもゆっくりと、時間をかけて描かれていて、落としどころが「他>>続きを読む

ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー(2011年製作の映画)

5.0

物語が、というより映像がめちゃくちゃ好みでどうしようかと思っちゃった
特に付箋が飛び交う中で叫ぶシーン、ヘンリーとオードリーが向かい合って話すシーンが好みすぎてゾクゾクした
画の美しさというより心情を
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オールド(2021年製作の映画)

3.4

Twitterで中バズりした新感覚SF漫画って感じの設定だと思った
なかなか面白い職業・性質の人たちの組み合わせで進んでく物語だったから飽きなかった(それもまた漫画っぽい)けど、お馴染みの展開が多いと
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あなたの腕で抱きしめて(2015年製作の映画)

3.5

「世界一キライなあなたに」と同じで安楽死が題材だけど、この映画の方が重苦しくてシンシンと染み渡って積もっていく 静かに降り積もる雪の描写がとても作品の音と合っていた
でもまあ想像通りの展開ではある 最
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DEAR WENDY ディア・ウェンディ(2005年製作の映画)

3.4

トリアー×ヴィンターベアが大真面目に「若者たちと銃と青春のコメディ映画」を撮ってみた!みたいな感じに思えた
期待しすぎてたからかシンプルに話があんま面白くないな〜と思いながら見てたけど、ラストで爆笑し
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ラーメンガール(2008年製作の映画)

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「昭和の頑固ラーメンおやじに弟子入りするイケイケ外国人」という図が面白いみたいな、今でいう「Twitterでこういうネタの漫画載せたらバズりそう」って発想のやつ
日本の昭和のノリってやっぱ無理だわ 日
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.2

よっぱらマッツのダンスが国宝級すぎて最高でした スタイリッシュすぎじゃない???美しすぎるしワイルドだし色気溢れまくりだし笑顔可愛すぎだしなんなの好きにならざるを得ないじゃん
酒の力を借りることでどう
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光のほうへ(2010年製作の映画)

4.5

「粉雪が舞う切ない再会のシーン」でこれ以上のものは見たことがない めちゃくちゃ良かった
静かに重苦しく進んでいく暗くて悲しい物語だけど映像がずっと白基調で明るくて、ほんのり軽快な音楽で、意外と笑顔のシ
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奇跡の海(1996年製作の映画)

4.3

なんて綺麗で素敵な奇跡の物語なんだ!ベスのひたむきな愛に感動しちゃったな!ラースフォントリアーなのに!と思ったのはラースフォントリアーに感覚を狂わされたなと思いました
「個人の信念が体裁を負かす」って
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ベイビー・メイク 私たちのしあわせ計画(2012年製作の映画)

3.6

ドタバタコメディあんま好きじゃないんだけどこれはド下品&ド鉄板な下ネタ満載でクソ面白かった ストレートにゲスいのはどうしても面白いわ
超低評価なのはやっぱ下品だから?
地味に細かい小ネタまで伏線回収し
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

原題の方がより良いけど、邦題もなかなか悪くない気がした 映し出されていたのは10代の頃に見えていた世界そのまんま
「どの国にも通じる思春期の感情」とU-NEXTの作品紹介のとこに書いてあったけどまじで
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オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

3.9

この手の映画でこんな最後にしっかりと説明してくれるの超親切だ
明確に順序を追って謎が紐解かれてく感じが気持ちいいし、視えてる世界の不明瞭さで狂っていく感じがとても楽しい
てか序盤から主人公の性格が無理
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.6

映像が素晴らしいのはそりゃウェスアンダーソンですからって感じだけど曲がはちゃめちゃに良かった 躍動感がある音楽に引っ張られてキツネたちの世界に自分も引きずり込まれていく感覚
とてもテンポ良く進むから見
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あなたに降る夢(1994年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

お金分け合った時点で終わればまじで美談だけど、この二人が最終的にくっついたらなんかもうそれはさあ...単純にはじめから好みだったからお金分けたんじゃないの?とか、そもそも映画ではこうなってるけど実際は>>続きを読む

マンダレイ(2005年製作の映画)

4.2

黒人差別・奴隷制度をテーマにしてる映画は溢れるほどあるけどこんな描き方ができるのはラースフォントリアーだけだな フォーカスを当てる部分次第で可能性って無限大だなあと思った

あらゆるマイノリティが生き
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イディオッツ(1998年製作の映画)

3.5

「誰かが傷つくことのないように」というルールがこの世界にはあって、それは善いことだと思うし異論はないけど、目を伏せたくなる現実に切り込んだ作品には常に美しい意義がなければならなくてそれが伝わらないのな>>続きを読む

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

3.3

はいはいドタバタ喜劇のめちゃくちゃなコメディ映画でしょって思いながら流れてるからなんとなく見始めたけどしっかり面白かったしご都合主義的な展開なのに全然モヤッとしなかった 見終わってコーエン兄弟の作品と>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ラスト10分、北野武(本物)がフランス座内を懐かしみながら闊歩する演出がめちゃくちゃ心に響くようにするためにあったその前の112分がだったんだな というほど御本人が背中で語っていたし、あのラストのため>>続きを読む

マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

3.5

とても綺麗にまとまった良質のホームドラマな映画
こういう映画見るたびに思うんだけどもともと人生は可能性の連続の中にあって、子供を産むということはそこに更に新規の可能性を生成するってことだよなあと感じる
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.8

序盤の展開も歌とダンスパートもかなりトンでてめっちゃ笑ったけど美しい物哀しさこそシルヴァン・ショメの真骨頂だ
故障中の看板にフフッてなって、雨水でポロンポロンって音が鳴るウクレレは美しすぎる

他の人
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ハリエット(2019年製作の映画)

3.4

エンドロールがかっこよすぎて震えた
映画作品として良かったかと言われると序盤1時間がダレるというか少し前によくサスペンス系の日本ドラマ・邦画で多かった「緊迫シーンでハラハラ見せるためにたっぷり撮ったこ
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