イコライザー観て思い出したんで観てみたんだった。やっぱりちがうな〜イーストウッドは。なんなんだろうな、この映画にある陰湿さ。そこはかとなくイヤ〜な感じ。
あんまりフォーカスしたことのない部分だったけ>>続きを読む
この映画でのスローモーションの使い方は、なんだか時空の歪め方がいつも以上に激しい気がして何回見てもドキドキする。
そのほかのパートについてはほぼジョン・ハートのことしか記憶に残ってない。
ジョン・>>続きを読む
宇宙人のフォルム自体はいわゆるグレイであり、真新しいものではないんだけどその質感?肉感?触感?においていままでにない生々しさが表現されていて、それこそこの映画のひとつの大きな手ごたえだろう。
セリフ>>続きを読む
ある種の「お仕事映画」であり、脳内のぞき見系映画でもある。しかしクオリティがすごい。
冒頭のダラダラ語りに困惑するのも束の間、主人公の脳内にシンクロしてしまった私たちは、そこからジェットコースター、>>続きを読む
全体の戦争ドラマに関しては凡庸で半ば退屈していたけれど、音楽については既成、オリジナルのバランスよく、気持ちよく高揚して観ることができた。
特に例のメインテーマに関しては、これまでのゴジラ映画史上で>>続きを読む
生来の体質でアクションが眠くて眠くてどうしようもなかった。真っ暗闇の砂漠でのアクションとかめちゃくちゃエキサイティングなんだけど、暗いのも相まってめちゃくちゃ眠い!
でも冒頭の展開はほんとうにエキサ>>続きを読む
なんとなくウェス・アンダーソンのことを考えていて、思いつきでジャック・タチを見なおしている。
セットを含む美術に圧倒される。小道具やファッション、舞台装置に至るまで白々しいほど映画的であり、喜劇的で>>続きを読む
西部劇だなあと思って見てた。強いて具体名を挙げればイーストウッドの「荒野のストレンジャー」とか「ペイルライダー」とか?かな。マッコールにエマが「ゴーストね」みたいに言うところあったし、その2作との共通>>続きを読む
創作についての映画は好き。そこには創作の神秘に対しての純粋な興味と信頼があって、映画作りと映画そのものに対する自己言及があるから。
今回はアフターコロナということも踏まえて、フローラのお相手はリモー>>続きを読む
Netflix製にしてはなかなか良い出来。ひねりはなんもないけどこれで良い。確率の話が出てくるたびに何の話だっけ?ってなるくらい必然性がないけど、まあこの映画の個性づけとして重要なのだろうと思って流し>>続きを読む
戦前生まれのおじいちゃんが一晩考えてつけたみたいな邦題は何とかしてほしいけど、中身は80年代的クリーチャーが跋扈する良作。
80年代なら配給会社があの「付属物」に勝手に変な名前つけて邦題にしただろう>>続きを読む
いわゆる「探す映画」なんだが、なぜか少しだけヒッチコック風味が降りかかっている。オープニングタイトルと劇伴が特に。
その点も含め、印象はすべてにおいて凡庸。何かこちらの目をひらかせるようなところはほ>>続きを読む
「アトランタ」で一目見た時からめちゃくちゃカッコいいと思ってたラキース・スタンフィールドと大好きなオーウェン・ウィルソンが出てたので見に来た。けど寝ちゃった。
ニューオリンズ風味も脚本も良いと思うし>>続きを読む
午後のロードショーでやってたら当たりだなーっていう、90年代っぽいサイコサスペンス。というかモロ「セブン」の影響が漂っている。でも「セブン」よりむしろリアリティはあるかもしれない。
出てくる人みんな>>続きを読む
原作読んじゃってるからこまごまとしたところが気になっちゃうのはもう仕方ない。でも雪さんのキャラクター的には、原作より宮本信子版の方が良いかも。
原作の雪さんはちょっとおばあさんっぽすぎるというか、若>>続きを読む
ミシェル・ウィリアムズにポール・ダノ、それにセス・ローゲンだと?なんだか自分的にはとても親近感のある名前が並ぶ、でもスピルバーグ作品。ああ、デビッドリンチもいるんだっけ。
サムが映画をコントロールし>>続きを読む
素晴らしいテーマを思わぬかたちで表象していて、興味深く考えさせられもするし、ナラティブとして非常に優れていると感じる。
そのシンプルさゆえ、問題が提起されている概念により深くまで解釈を許す語り口はと>>続きを読む
これはとても良い。傑作。久々にスカッとするホラーを観た。
序盤から中盤にかけてちょいちょいだるい説明パートも入ってくるんだけど、後半の恐怖描写がキレキレなのですっかり忘れてしまった。
半ばヤケクソ>>続きを読む
各所であまりに低評価なので観ないでいたけど、ぜんぜん悪くない。撮影はむしろ良い。ビックリ顔で画面がもつkokiはなかなかホラー向き。エレベーターは日常的に恐怖を感じている装置なのでホラーのモチーフとし>>続きを読む
久しぶりに観直したけど、前観た時の印象よりもだいぶ面白かった。こんなだったっけ?でも中盤以降、やっぱりなんか失速してしまう。これは千と千尋以降の宮崎駿の特徴なのかな。最新作もそんな感じだったし。
ロンハワードの監督初期作。ものすごく色濃い80年代前半の空気が漂っていてむせ返ってしまいそうなほど。時代の空気を色濃く反映している作品てのは、逆説的に時間が経っての鑑賞にも耐えうるっていうことをあらた>>続きを読む
Netflixのキッズを眺めていたら見つけた。観たい観たいと思いながら幾年月。ここで会ったが100年目。配信されていたとはつゆ知らず。
劇中と同じように、さくらももこが学校の先生に、「わたしの好きな>>続きを読む
音楽がジョン・ウィリアムスっぽいし、お話の骨子や、細かい効果とかも「スターウォーズ」っぽい。だれも闇堕ちしてない「スターウォーズ」って感じ。
気候変動やLGBTQ、トクシックマスキュラリティなんかの>>続きを読む
昔の映画を観ているなあという感慨。キアロスタミやマフマルバフを観る感覚で見始めたら、だいぶ面食らった。ああいう革新性はない。70年代のフィリピン映画とかそういう手触り。
そして主人公の性格が嫌すぎて>>続きを読む
日本語吹替で観たので歌の魅力は半減だったけど普通におもしろい。
ピクサーに出てくるファンタジー世界って実はあんまり説得力がないことが多いんだけど、この死後の世界も壮大で煌びやかで興味深いんだけど、変>>続きを読む
良くも悪くも教科書通りの脚本、設定は多少の無理はあるけれど上手い、思いついた人えらい。あとは主演2人の圧倒的な魅力で見せ切るような映画。
ローレンス・フィッシュバーンがただクルーのIDをくれる人にな>>続きを読む
なんというか、すごく硬派。ケレン味がない。撮影は、美術を含めとても良かった。宇宙でのうんざりするような日常が漂っていて、なかなかザワザワさせてくれる。ブレードランナーの世界観にもちょっと感触が似ている>>続きを読む
なぜか観る機会を失い続けていたんだけど、なぜかこのタイミングでみた。
めちゃくちゃ好きなタイプのストーリー。全てのカットに漲る緊張感と、マシュー・マコノヒー演じるクーパーの情緒のゆらぎ。スクリーンか>>続きを読む
すべてにおいて含みが足りないというか浅いというか、とにかく「それっぽい」キャラクター作りと「それっぽい」演出が続く。「それっぽい」というのはつまり「それ」ではないということ。そこらへんも含めて、圧倒的>>続きを読む
いきなり「ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ」オマージュ?と驚いたのもつかの間、ローマの休日、オリエンタル急行、大脱走、バック・トゥ・ザ・フューチャー ?等々、大小なかなかざっくりとした大胆なオマージュが>>続きを読む
これまでの「活劇」の圧倒的な面白さが少々後退して、なにやら叙情的なカットが目についた本作。アクションよりもロケーションに目が奪われるという事態に、感情がよくわからない境地へ連れていかれる。良くも悪くも>>続きを読む
もうほんとにイーサン・ハントの身体性というか、リアルにそこにあるトム・クルーズの身体性というのを考えざるを得ない。
この映画ではすべてがイーサン・ハント(=トム・クルーズ)の身体を通して表象されると>>続きを読む
なんでかこの10年観る気のしなかったこのシリーズを、新作公開のタイミングで観直す。
ここで何度も書いてるように、自分はあまりアクションが得意ではないんだけれど、これはなんだか楽しく見れた。
この映>>続きを読む
ここからサーガが始まるんじゃないと説明がつかないような序盤から展開部への風呂敷の広げ方で、少なからず昂揚する。
それも含め、とてもバランスが良いとは言えないけれど、「宮崎駿の完全なる新作」でしかない>>続きを読む
ジュニの動きにいちいちワクワクする。主体性の塊みたいなのになんかフラフラと人についていって、実業家のようでいて芸術家でもある。
小説家という主にひとりで作業する芸術家が、人と関わらざるを得ないアート>>続きを読む