色彩と音楽が最高。キャラクターの個性がカラフルに表現され、ポップなのにシニカルで楽しい。挿入歌はどれも語りかけるようで、グッと惹き込まれる。あまりのドタバタに、正直「ママンええかげんにせえよ」と思うシ>>続きを読む
猿の過剰摂取でしばらく家族の顔が猿に見えたぜ。メイよりもノアよりもラカの家系ですので、要はチンパンジーです。
スピード、色彩、映像のインパクトは絶大。それだけでエンタメとして十分成立。圧倒されました。>>続きを読む
俳優陣が本当にいい味を出している。江口のりこがバチッとはまってるのは期待通り、中条あやみの人間臭いキャラクターもとてもよかったです。シリアスな場面も関西弁でテンポよくすすみ、とても気分が良いです。
人>>続きを読む
あぁ、いい映画だった。暖かく開けっぴろげな台南、厳しく雪に閉ざされた只見、場所のパワーが映画に力を与えてくれています。
旅に目的も終わりもない。アミの思いも受け継いで、ジミーの旅も続く。わたしは今のジ>>続きを読む
遅ればせながら初見。ナタリー・ポートマンの才能爆発である。整いすぎなほど綺麗な顔面に蠱惑的な表情、なのに子供らしく直情径行な振る舞い、顔を歪めて口汚く罵ることも。少女に振り回されて距離感に葛藤するレオ>>続きを読む
アンソニー・ホプキンス演じるレクター教授の凄みたるや。レクターの凍るような冷徹な目がスクリーンに大きく映し出されると、蛇に睨まれた蛙、クラリスの気持ちを追体験することになります。不穏な空気が払拭されな>>続きを読む
超王道ラブロマンス、劇場の大画面で見るのは最高です。ロンドンはノッティングヒルの景色も雑踏も美しく賑やかで、行ってみたくなります。ジュリア・ロバーツの儚げな美しさもさることながら、ヒュー・グラントの優>>続きを読む
バジュランギ登場シーンの音楽とダンス、ピカイチ楽しい!彼の愚直なまでの信心深さには目を逸らしたくなるが、ここまでぶれないと馬鹿にしたものではない。映画の中では印パ対立・宗教対立・公権力との対立はとても>>続きを読む
ストーリーが進んでは戻り、進んでは戻り。見ている我々は、時系列がぶっとんで戸惑いながら、メモの断片をひとつひとつ繋ぎ合わせていく。10分前の記憶を無くしてしまうレナードと同じ状況を追体験するように、一>>続きを読む
地上と地下を股にかけたコングとゴジラの異種格闘技団体戦!物理的にもストーリー的にもコングの存在がでかすぎて、人間は添え物。振る舞いが妙に人間っぽい怪獣たちに、心がくすぐられます。
とりあえず、冒頭の「>>続きを読む
ロンドンの夜景が遠目に見えるマンションの一室で進むストーリー。朝か夕か曖昧な時間、都会の一角、静かさのあまり哀しさが際立つ。アダムが生家を訪れる意味を理解したところから、やりきれない思いが募ってくる。>>続きを読む
淵は流れが淀んでいて、深くて、魚が出たり入ったりするところ。重兄はヤマメを釣りながらそんなことを言っていたが、朝日館はまさに「淵」だったのかな。重兄は釣られてしまったのか、イヒカもいずれ泳ぎ出してしま>>続きを読む
シスターフッドものの作品は個人的に好きで刺さりやすいのだが、ぐいぐい引き込まれて気がついたらドリンク片手に握りしめてるのに涙で脱水寸前でした。冒頭に描かれるミソの現在から、だんだん答え合わせをして、点>>続きを読む
後味良すぎです。登場人物はみんなぶっ飛んでて欠点だらけだけれども、ユーモラスな人柄の人物ばかり。皆憎めなくて、いつの間にかそれぞれの人生を応援している自分がいました。
アン・ハサウェイのコメディエンヌ>>続きを読む
ストーリーは置いておいて笑、ケイリースピーニーが愛らしすぎる。無垢な少女にも、大人の女性にも見える。取っ替え引っ替えドレスを着させられるシーン、すごく好き。衣装が本当に素敵でした…60年代ファッション>>続きを読む
あいあいは境界線を食べ続けると死んでしまう。ヒー兄も片端から境界線をぶっ壊していなくなってしまった。寂しいなぁ。ヒー兄に会いたいなぁ。画面の赤や青がとてもビビッドで、映像のパワー!心の奥に深めに突き刺>>続きを読む
これは秀逸。行ったり来たりで時系列に振り回されているうちに全体像が見えてくる。
世界観を作ってるのは劇伴。悪事を働いている時の心臓の音が伝わるような音楽。観客を巻き込んでどんどん話を展開するノーランの>>続きを読む
NYの街をバックに、"イニョン"に囚われた二人が気持ちの整理をつけていく。36歳の二人が、12歳の時も、24歳の時も子供だったと回想するシーンがあったが、その実、今でもあの頃を引きずった子供。アーサー>>続きを読む
世に言うアクティビストたちが何を考え行動しているのか皆目わからず、勉強のつもりで見てみた。レジスタンスはアートの力でレバレッジが効く。あまりの画力に気持ちがやられ、いまだにダメージを引きずっている。>>続きを読む
あまりにもあっという間、息つく間もなく食い入るように画面に見入った3時間。色々な感情があるが、一番は「本当に面白かった!」もっと早くみたかった。
アメリカの目線で描かれる第二次世界大戦は日本人として受>>続きを読む
この季節になるとみたくなる名作。やったねリバイバル。
恋愛に限らず、過去の積み重ねの上に人生は成り立つ。引きずろうが忘れようが、日々は進むわけで、生きていかなくてはいけないわけで。
山崎まさよしの歌声>>続きを読む
音楽を中心にどんどんストーリーが進む。カターのライムとともにあっという間にエンディングに滑り込む。
我々の価値観で、行いの良し悪しを判断するのは簡単だが、人権もへったくれも持ち合わせていない状況からジ>>続きを読む
やっぱり「ゴースト!バスターズ!」の曲が流れるとテンション上がるよね!マシュマロマン単体だと可愛いのに、わさわさあつまるとちょっとなんだかグロテスク。ポンコツファイヤーマスターはなんだか憎めなくてツボ>>続きを読む
命狙われどこまでもタリバンに追いかけられる二人の姿に、息を呑み手に汗を握りしめて完走。ジョンとアーメッドは言わずもがなだが、再度戦地へ赴く夫の背中を押すキャロライン、胆が座っている。
米軍が撤退したあ>>続きを読む
子供の頃に読んだ原作の世界がビビッドに描かれ、それだけでノスタルジックな気分になりました。トットちゃんがのびのびと少女時代を過ごすことができたのは小林先生との出会いがあってこそ。常に優しく、時に厳しさ>>続きを読む
モノクロ×サイケ×90年代EDMは最高の取り合わせですね。耳を劈く電子音に、見てるこちらまで狂気と頭痛が襲ってきて没入感がビンビン。フィボナッチ数列・黄金比とわかりやすいテーマで演出してくれたおかげで>>続きを読む
全編通して鬱々としたシーンが続き冷静に観るのが難しかった作品。ピアノとエイダが一体不可分であるならば、エイダが鍵盤を一つ一つ取り返すのと引き換えに自身の身体を切り売りしていくのは果たして自分を取り戻し>>続きを読む
原作未修でしたが、めちゃくちゃ楽しんでしまいました。不条理にどんどん変わっていく世界と隣り合わせなのに、仲間同士でいるときの持て余し感と変な無敵感。あの日の自分、とても身に覚えがありドキドキ。
そして>>続きを読む
杉咲花さん、素晴らしいです。市子の人生を背負った覚悟が伝わって涙。凄惨な環境の中にあって、市子なりに幸せを感じたり、将来に希望を持っていた時間もあったのだと感じられたことは救いでした。その幸せがどんな>>続きを読む
不器用な大人のロマンスに皮肉の応酬がスパイス。お互いの名前も知らぬまま、関係が深まりそうですれ違う。大人だから冷静を装うけれど、やっぱり浮き足立ってしまう二人が愛らしい。こういう時に限って失くし物する>>続きを読む
仕事明けで見るのにこんなにぴったりな映画はありません。何も考えず、ただただカモの家族と一緒に空を飛んで冒険。幸せな現実逃避でした。楽しかった…!
ヒコロヒーさんハマり役でしたね…とっても自然でした。>>続きを読む
身につまされすぎて心が痛い。
見たくないものは見ないし見えない兼三郎。自分の世界を持っていると言えば聞こえはいいが、畢竟自分の心に鎧を着せた引きこもりである。妻や息子、鉄道の時刻や雨風でさえ、自分の世>>続きを読む
インド映画をシアターで見たのは初めてだが、これは映画館で見るべき!これでもかというほどのダンスシーン、CGエフェクトもギンギンに効かせて臨場感に圧倒されました。所狭しと跳ね回るダンサーたちの肉体美には>>続きを読む
助ける人も、助けられる人も、みんな孤独なクジラたち。哀しく重たいストーリーだが、どうあれ届かぬ思いはきっとない、という確信めいた気持ちが救いになる。
杉咲花はハマり役。西野七瀬はキマり役。余貴美子と倍>>続きを読む
ストーリーは至ってシンプルだが、しっかり振り切ってエンタメとして完成している。アクションシーンのこれでもかというほどの煙幕とスローモーションは声出して笑ってしまった。無茶苦茶やってんな!そういうの好き>>続きを読む
好きな類の映画だろうと思ったら、予想を超えて大好きな映画でした。涙ぼろぼろ。
終始、役所広司の顔面大写しで進むストーリー。彼が扮する無口な清掃員平山のセリフは最小限。ルーティンのように淡々と毎日が過>>続きを読む